障害福祉の事業計画書テンプレは融資用にそのまま使える?Excel・PowerPointの修正と提出前チェック

障害福祉の事業計画書テンプレは融資用にそのまま使える?Excel・PowerPointの修正と提出前チェック

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ビジネス・マーケティング
障害福祉サービスの開業に向けて、金融機関から事業計画の準備を求められたとき、事業計画書テンプレートの利用を考える方もいるでしょう。

「PowerPointとExcelを買えば、そのまま融資の申込書類になる?」
「数字を入力した後、どこを修正すればよい?」
「金融機関に見せる前に、何を確認する?」

結論から言うと、テンプレートを購入しただけでは、自社の提出資料は完成しません。

現在提供しているGH・B型・放デイの専用テンプレートには、編集可能な事業計画PowerPointと、3年間の収支・資金計画Excelが含まれます。ただし、利用計画・人員・費用・資金調達などの前提を決め、数字と説明をそろえるのは購入者自身の作業です。

この記事では、一般的な事業計画の作り方ではなく、【太字】購入後にテンプレートを融資の説明資料として仕上げる順序【太字ここまで】を整理します。

1.結論|テンプレを購入しても提出用の資料が完成するわけではない


テンプレートは、報酬や費用を計算するExcelと、事業計画の構成を用意したPowerPointを、自社向けに編集して使うための道具です。

購入後は、次の順番で進めます。

1.金融機関が指定する申込書類・書式を確認する
2.Excelに自社の利用者・人員・費用などの条件を設定する
3.収支計画と資金計画を照合する
4.PowerPointの文章・表・グラフを自社の数字に合わせる
5.提出前に指定書式と補足資料の記載を確認する

テンプレのファイルがあることと、金融機関に説明できる事業計画が完成していることは別です。

図表1.png


2.最初に確認|金融機関の指定書式と補足資料は分けて考える


たとえば日本政策金融公庫には公式の「創業計画書」があり、記入用の書式やセルフチェックリストが公開されています。

一方、現在提供しているテンプレートのPowerPoint・Excelは、事業概要や収益構造、収支・資金計画を整理するための書式です。

販売しているPowerPointを、公庫が指定する創業計画書と同じ書類だとは考えないでください。

提出時には、指定の創業計画書が必要なのか、収支計画や詳しい事業説明を補足資料として求められるのかを申込先に確認します。

必要書類や提出方法は、申込制度・金融機関・事業者の状況によって異なります。テンプレートを購入する前に、使用目的と提出先の書式を確認しておくと判断しやすくなります。

3.STEP1|Excelの利用者・報酬・人員・費用を自社条件に合わせる


数字づくりは、いきなり利益を入力するところから始めるのではありません。まず、計画の前提を自社に合わせます。

GH・B型・放デイ等の専用Excelで設定できる項目は商品ごとに異なりますが、商品ページでは、利用者数、報酬条件、職員の職種・労働時間・給与、初期費用、月次経費、資金条件などが案内されています。

購入後に整理する内容は、たとえば次のとおりです。

・利用開始時から何人程度の利用を見込むか
・どの報酬条件・加算を計画に採用するか
・人員体制と給与・勤務時間をどう置くか
・家賃や設備、その他の経費をいくらで見込むか

入力できる項目があることと、その条件が正しく決まっていることは別です。報酬や加算の適用条件は別途確認し、自社の実際の計画に沿った前提を置きます。

必要な入力欄や計算の範囲は、購入前に見本で確認できます。

4.STEP2|開業資金・自己資金・借入条件の整合を確認する


収支計画ができても、それで資金計画まで完成したことにはなりません。

まず、開業までに必要な費用と、開業後に収入が安定するまでに必要な資金を整理します。そのうえで、自己資金・借入などの調達方法と、借入予定額・返済条件を検討します。

確認したいのは、必要な資金の説明と、調達する金額の説明がつながっているかです。

Excelに初期費用や借入条件を入力できても、見積書の金額や実際の資金使途まで自動で確定するわけではありません。

また、会計上の損益と実際の現金の出入りは同じではありません。入金のタイミングや借入返済を考える際は、収支計画と資金繰りを分けて確認します。必要な計算・表示の範囲は、見本で確認してください。

5.STEP3|PowerPointの文章・図表をExcelの数字と合わせる


Excelの前提条件が整ったら、PowerPointの事業説明も自社の内容に合わせます。

対象商品のPowerPointには、法人・事業の概要、市場環境、事業構造、収益構造、資金計画などの構成が用意されています。

ただし、構成が用意されていることと、自社の説明文まで完成していることは別です。

たとえば「利用者が何人になる予定か」「職員はどのような体制か」「必要な資金を何に使うのか」をPowerPointに書くときは、その数字や説明がExcelと一致しているかを確認します。

前提を変更した場合は、PowerPointに貼り付けた表やグラフも見直してください。Excelを変更すればPowerPointのすべての数値が自動で更新される、と決めつけないようにしましょう。

6.提出前チェック|説明が食い違いやすい5つのポイント


提出前に次の5点を照らし合わせると、数字と文章の矛盾を見つけやすくなります。

1.利用者計画と売上計画

PowerPointに記載した利用者数・利用開始時期が、Excelの売上の前提と合っているか。

2.人員計画と人件費

職員数や勤務条件の説明が、給与・社会保険料などの費用に反映されているか。

3.初期費用と資金の使い道

物件・設備・開業準備にかかる費用が、資金計画と説明資料で一致しているか。

4.資金の調達方法と資金繰り

自己資金・借入希望額などの説明が一致し、開業後の資金繰りも無理のない前提で確認されているか。

5.Excel・PowerPoint・指定書式の数値

数字を修正した後、説明用スライドや金融機関の指定書類に古い数値が残っていないか。

これらは筆者による実務上の確認ポイントであり、金融機関の公式な審査項目や、融資が通るための条件ではありません。

7.購入前に見本で確認|自分で仕上げるか個別作成を相談するか


専用テンプレートを検討している場合は、まず該当商品の見本で、Excelの入力欄、3年間の収支・資金計画の出力内容、PowerPointの編集可能な部分を確認してください。

その際は、「自社の利用者数や職員条件を入力できそうか」「必要な表やグラフを自分で仕上げられるか」を具体的に考えます。

事業条件を自分で設定でき、文章や図表も調整できるなら、テンプレートを使う方法が候補になります。

一方、構想や条件の整理から文章・数値・資料作成まで依頼したい場合は、現在提供している個別作成サービスの無料見積り相談が選択肢になります。

なお、個別作成サービスでも、金融機関が指定する「創業計画書」の作成が標準内容に含まれるとは限りません。日本政策金融公庫の創業計画書作成は、現在の商品ページでは別の有料オプションとして案内されています。必要な場合は、見積り時にご確認ください。

8.まとめ|指定書式を確認し、数字と文章を整えて使う


事業計画書テンプレートは、融資の説明資料を準備する作業を助けるものです。ただし、購入しただけで提出先の指定書類まで完成するわけではありません。

まず金融機関に必要書類を確認し、Excelで自社の利用者・人員・費用・資金条件を整理します。次に、その数字に合わせてPowerPointの文章・図表を更新し、提出前に資料間の矛盾がないかを確認してください。

完成させるべきなのは、見た目の整ったスライドだけでなく、自社の前提と数字を説明できる計画です。

購入を検討している方は、予定しているサービスに合うテンプレートの見本を確認し、自分で仕上げられるかを判断してください。





※これらのテンプレート・作成サービスを利用しても、融資の承認、指定の取得、事業収益は保証されません。

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