障害福祉サービスの開業を考えていて、事業計画書の作成依頼を検討する段階になると、こんな迷いが出ることがあります。
「まだ利用者数や人員を決め切れていない」
「物件や資金条件も途中なのに、相談してよいのか」
「完成した事業構想がないと、見積り相談できないのではないか」
結論から言うと、最初からすべてを完成させておく必要はありません。現在提供している事業計画書・収支計画の個別作成サービスでは、文章原稿がない段階でも相談できることを商品ページで案内しています。
ただし、「何も決めなくてよい」という意味ではありません。
相談前に、決まっていること・まだ決まっていないこと・相談したいことを分けておくと、自分の現在地を伝えやすくなります。
この記事では、作成依頼を検討するときに整理しておきたい3つのことをまとめます。
1.結論|すべて決まってから相談する必要はない
現在の個別作成サービスでは、次の流れを案内しています。
・購入前に、事業種別・開業予定・使用目的を確認する
・その後、ヒアリングシートや既存資料をもとに、人員・収支・資金条件をすり合わせる
・すり合わせた内容をもとに、事業計画書を作成する
つまり、相談前に事業計画書そのものを完成させておく必要はありません。
ただし、個別の事業計画を実際に作るには、開業条件・人員・収支・資金などについて、ヒアリングとすり合わせを進める必要があります。
そのため相談前は、「全部決める」ことよりも、自分の現在地を3つに分けることを意識すると整理しやすくなります。
2.まず整理|「決まっていること」と「決まっていないこと」を分ける
事業計画を考えていると、未決定のことが一つあるだけで「まだ相談するには早い」と感じることがあります。
しかし実際の開業準備では、すべての条件が同時に決まるとは限りません。
たとえば、
・開業したいサービスは決まっている
・開業時期はおおよそ決まっている
・物件はまだ候補段階
・利用者数は複数ケースで考えている
・人員配置はこれから確認する
・自己資金は分かるが、借入額は未定
という状態もあります。
このような場合は、「未完成だから相談できない」とひとまとめにせず、決まっていることとまだ決まっていないことを分けておくと、相談時に状況を伝えやすくなります。
3.相談前に整理したい① 開業予定のサービス・時期・使用目的
最初に整理したいのは、開業予定の基本情報です。
現在の商品ページでは、購入前に「事業種別」「開業予定」「使用目的」を確認する流れになっています。
たとえば、
「就労継続支援B型を開業予定」
「来年春ごろの開業を考えている」
「金融機関への説明用に、事業計画書と収支計画を準備したい」
というように、現時点で分かっている範囲を整理します。
ここで細かな数字まで完成させる必要はありません。
何の事業を、いつごろ始めたいのか。その資料を何のために使いたいのか。
まずはこの3点を伝えられる状態にしておくことが中心です。
4.相談前に整理したい② 現時点で決まっている事業条件
次に、すでに決まっている事業条件を整理します。
個別作成サービスの商品ページでは、計画作成時の設定項目例として、定員、人員配置、開所日数、利用者数、職員数・給与、初期費用、月次経費、自己資金、借入条件等が案内されています。
ただし、相談前にこれらをすべて確定しておく必要があるわけではありません。
この段階では、
「自己資金は決まっている」
「物件候補はある」
「利用者数はまだ複数ケース」
「職員の採用条件は検討中」
というように、今どこまで決まっているのかを分けておけば十分です。
すでに作ったメモ、収支表、物件資料などがあれば、後のヒアリングで共有する材料にもなります。
5.相談前に整理したい③ まだ決まっていないこと・相談したいこと
3つ目は、まだ決まっていないことを隠さずに整理することです。
たとえば、
・利用者計画をどの水準で置くか迷っている
・人員と収支をどうつなげるか分からない
・物件費を入れた場合の収支を比較したい
・自己資金と借入条件をどう組み合わせるか整理したい
・文章や図表へどうまとめればよいか分からない
といった内容です。
大切なのは、これらを「相談前に自分で全部解決しなければならない課題」と考えないことです。
見積り相談では、何が決まっていないのか、どこで困っているのかを伝える材料として整理しておきます。
公開レビューでも、当初は事業計画書の依頼を考えていたものの、まだ事業構想がまとまっていないことを相談した事例が確認できます。
ただし、これは一つの利用事例です。すべてのケースで同じ進め方になるという意味ではありません。
6.作成代行でも「何も決めなくてよい」わけではない
「計画が固まっていなくても相談できる」ことと、「何も決めずに丸ごと任せられる」ことは同じではありません。
個別の事業計画書・収支計画を作るには、ヒアリングを通じて、
・どのサービスを行うのか
・いつ開業するのか
・どのような利用計画を考えるのか
・どの人員体制を想定するのか
・どのような費用・資金条件があるのか
といった点を具体化していく必要があります。
作成代行の役割は、事業者に代わって事業そのものを決めることではありません。
共有された構想や条件を整理し、文章・数値・表・グラフへ落とし込んで、事業計画として形にすることです。
7.見積り相談・見本で確認しておきたいこと
個別作成を検討している場合は、いきなり購入するのではなく、まず見積り相談で現在の状況を伝えることができます。
相談時には、
・開業予定のサービス
・開業時期
・資料の使用目的
・今決まっている条件
・まだ決まっていないこと
・特に困っていること
を伝えると、現在地を共有しやすくなります。
納品イメージを先に確認したい場合は、事業計画書と収支・資金計画の見本を確認できます。
「どの程度の資料ができるのか」
「納品後に自分で変更できるのか」
といった点も、相談や見本確認の段階で確かめておくと判断しやすくなります。
8.まとめ|完成した計画ではなく「現在地」を整理して相談する
事業計画書の作成を依頼する前に、すべての条件を完成させておく必要はありません。
まず整理したいのは、次の3つです。
1.開業予定のサービス・時期・使用目的
2.現時点で決まっている事業条件
3.まだ決まっていないこと・相談したいこと
この3つを分けておけば、事業計画が途中の段階でも、自分の現在地を伝えやすくなります。
ただし、作成代行だから何も決めなくてよいわけではありません。最終的な計画作成には、ヒアリングや条件のすり合わせが必要です。
まだ購入するか決めていない場合は、まず無料の見積り相談で現状を伝え、必要に応じて見本を確認してから判断してください。