就労継続支援B型の収支計画テンプレでは「利用者・報酬・人員・工賃」をどうつなぐ?

就労継続支援B型の収支計画テンプレでは「利用者・報酬・人員・工賃」をどうつなぐ?

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ビジネス・マーケティング
就労継続支援B型の事業計画や収支計画を作ろうとすると、扱う数字が多く、どこから手を付ければよいか迷いがちです。

「利用者数を変えたら、売上はどう変わるのか」
「人員を変えたら、人件費のどこに反映されるのか」
「工賃まで入力できるなら、どこまで自動で計算されるのか」

B型専用テンプレートを検討する際も、機能一覧だけでは実際の使い方をイメージしにくいかもしれません。

結論から言うと、B型の収支計画は、利用者・報酬・人員・工賃を一つの数字として自動的につなぐものではありません。

それぞれの数字が「どの収入・費用の前提になるか」を分けて入力し、その結果として月次~3年間の収支・資金計画を確認すると考えると整理しやすくなります。

この記事では、現在提供しているB型専用テンプレートについて、「どの数字を入れると、何を確認できるのか」という購入後の利用イメージに絞って説明します。

1.結論|4つの数字は「役割を分けて」収支につなぐ


B型の収支計画では、利用者・報酬・人員・工賃を同じ種類の数字としては扱いません。

大きく分けると、次のとおりです。

・利用者数・開所日数・報酬条件 → 福祉サービス収入の前提
・人員・勤務時間・給与 → 人件費の前提
・工賃 → B型固有の入力前提
・初期費用・自己資金・借入条件 → 資金計画の前提

これらの条件を入力して報酬や費用を計算し、月次から3年間の収支・資金計画を確認します。

ここで注意したいのは、「利用者を増やせば、必要職員数まで自動で決まる」と考えないことです。

利用者数を変えたら売上側を確認し、人員体制を変える必要があれば人員・給与の前提も見直す。このように、自社の事業条件を調整しながら使います。

図表1.png


2.まず確認|B型テンプレで設定できる主な項目


現在のB型テンプレの商品ページでは、次の項目を設定できると案内されています。

・定員
・地域単価
・人員配置区分
・基本報酬
・各種加算
・開所日数
・利用者数
・工賃
・職員の職種・労働時間・給与
・社会保険料
・初期費用
・月次経費
・自己資金
・借入額・返済年数・利率

条件を入力すると報酬と費用が計算され、月次から3年間の収支・資金計画を確認できます。

つまり、単に「売上」と「経費」を直接入力するのではなく、売上や費用のもとになる前提条件を設定して計画を作ることが中心になります。

3.利用者数・開所日数は福祉サービス収入の前提になる


まずは利用者側の条件です。利用者数や開所日数は、福祉サービス収入を考える前提になります。

ただし、「利用者1人あたり毎月一定額」と置くのではなく、自社で設定する報酬条件等とあわせて収入を確認します。

テンプレートでは利用者数に加えて、基本報酬、各種加算、地域単価等も設定できるため、

利用者の前提
↓
報酬の前提
↓
福祉サービス収入

という流れで確認するイメージです。

利用者数を変更したときは、「売上がいくら変わるか」だけでなく、設定している報酬条件との整合もあわせて確認します。

4.人員・勤務条件・給与は人件費の前提になる


次に人員側です。商品ページでは、職員の職種、労働時間、給与、社会保険料等を設定できると案内されています。

人員計画を変えれば、人件費の前提も変わります。

たとえば、

・職員を追加する
・給与条件を変更する
・勤務時間を変更する

といった設定を行った場合は、その条件に応じて費用側を確認します。

ただし、利用者数を入力すれば必要な職員数まで自動的に決まる、という意味ではありません。

利用者の増加に合わせて人員体制を変える必要があるかは、自社の条件として確認し、必要に応じて人員の前提を変更します。

5.工賃は設定できる。ただし「何でも自動連動」とは考えない


B型では工賃も重要な数字です。現在の商品ページでも、工賃は設定可能な項目として明記しています。

ただし、工賃を入力しただけでB型に関係するすべての数字が自動的に決まる、とは考えない方がよいでしょう。

公開商品ページから確認できるのは、次の2点までです。

・工賃を設定できること
・条件を入力すると報酬と費用を計算し、収支・資金計画を確認できること

一方、次のような詳細な自動化範囲は、公開ページだけでは確認できません。

・工賃を入力すると生産活動収入まで自動算出されるのか
・生産活動に必要な経費をどこまで自動連動できるのか
・生産活動会計をどこまで自動処理するのか

これらが自社のB型事業にとって重要な場合は、購入前に見本で確認しておくと判断しやすくなります。

6.テンプレで用意される部分と、自分で決める部分


テンプレートには、計算式や事業計画の構成があらかじめ用意されています。

一方で、自社の事業条件そのものをテンプレートが決めるわけではありません。

購入者側で決める必要があるのは、たとえば次のような部分です。

・何人の利用を想定するか
・どの報酬条件を設定するか
・どの人員体制で運営するか
・給与条件をどう置くか
・工賃をどう設定するか
・初期費用・月次経費をいくらで置くか
・自己資金・借入条件をどうするか

テンプレートは、こうした前提を代わりに決めるものではなく、決めた前提を収支・資金計画へ落とし込む作業を効率化するための道具と考えると分かりやすいでしょう。

7.購入前に見本で確認したい3つのポイント


B型テンプレートが自社に合うか迷う場合は、見本を見る際に次の3点を確認してみてください。

1.自分が変更したい項目があるか

利用者、人員、給与、工賃、初期費用、借入条件など、自社で変更したい前提が入力項目にあるかを確認します。

2.変更した数字がどこへ反映されるか分かるか

入力欄だけでなく、その条件が収入・費用・資金計画のどこに反映されるのかを見ます。

3.自分が必要とする自動化範囲を満たしているか

「利用者数だけ入れれば全部決まる」
「工賃を入れれば生産活動側も全部計算される」

といった思い込みをせず、必要な計算範囲を見本で確認します。

ここまで確認しておけば、購入後に何を入力すればよいかもイメージしやすくなります。

8.まとめ|入力項目ではなく「数字のつながり」を確認する


B型の収支計画テンプレートは、入力できる項目の数だけで判断する必要はありません。

見るべきなのは、それぞれの数字が収支のどこに効くのかです。

利用者・報酬条件
↓
福祉サービス収入

人員・給与条件
↓
人件費

工賃
↓
B型固有の前提

初期費用・自己資金・借入条件
↓
資金計画

現在提供しているB型専用テンプレートでは、こうした事業条件を設定しながら、月次から3年間の収支・資金計画を確認できます。

ただし、事業条件そのものは購入者自身が決める必要があります。

公開ページだけでは分からない自動連動範囲は、購入前に見本で確認できます。入力したい条件と確認したい計算範囲が合っているかを見たうえで、判断してください。





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