占い師の私が、キャリアコンサルティング技能士2級に合格するまで

占い師の私が、キャリアコンサルティング技能士2級に合格するまで

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コラム
先日、キャリアコンサルティング技能検定2級の実技試験に、ようやく合格することができました!実は密かにとても喜んでいます笑。

ただ、「ようやく」と書いたのには、理由があります。
サクッと一発で受かったわけではなく、むしろ回り道の連続でした。今日はその紆余曲折を、これから受ける方の少しでも参考になればという思いで、正直に書いてみようと思います。2級にチャレンジする方はもちろん、国家資格キャリアコンサルタントを受ける方にも参考にしていただきたいという思いで書きました。

なぜ、占い師のわたしが受けたのか

私は元々、人材関連の仕事をしていて、人事・採用支援のリクルーティングアドバイザーや、キャリアアドバイザーを取りまとめる管理職だったこともあり、国家資格キャリアコンサルタントを既に持っていました。今回挑戦したのは、その上位にあたる資格です。
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占い師がどうしてキャリアの資格を、と思われる方も多いかと思いますが、この二つは驚くほど地続きなんです。

占いの席についてくださる方の多くは、鑑定結果だけではなく、
本当は「誰にも言えない話を、誰かに聞いてほしかった」という思いを抱えていらっしゃいます。
目の前のこの人は、いま何に悩んでいて、どうなりたいのか。
それを丁寧に受け取る力を、もっと磨きたい。
キャリアコンサルタント(国家資格)は「一般的な相談者に対して安定した対応ができるレベル」、
そして2級技能士は「高い専門性と熟練した相談スキルが求められるレベル」。
相談をお寄せいただく方に対して、より高いレベルで価値を提供できる存在でありたい。そう思ったのが、受験のきっかけでした。

実技14.48%という合格率

今回、2026年度前期(第36回)の合格率は、学科が58.84%、実技が14.48%でした。
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実技はここ数年、おおよそ15から20%のあいだで合格率が推移してきた試験です。前回は20.45%でした。それが今回(第36回)は14.48%まで下がり、近年ではかなり低い方だったようです。おおよそ7人受けて、受かるのは1人ほど。決してやさしい試験ではありません。だからこそ、もし落ちてしまっても、どうか落ち込みすぎないでほしい。そんな気持ちも込めて、これから私の失敗談と、ありのままの点数を並べていきます。

回り道のチャレンジ

回り道その1、練習のつもりが合格点!→油断へ

一回目の受験のとき、申し込んだものの、事情があって、学科試験を受けられませんでした。実技だけなら受けられる。それなら次のための練習として受けておこうか。そのくらいの、ずいぶん軽い気持ちで臨みました。

ところが、フタを開けてみたら、まさかの合格点。

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※キャリアコンサルティング技能検定2級・第33回の通知書
(面接と論述は全て60点以上で合格、一つでも60点を下回ったら不合格)

あれ、私、いけるかもしれない?!

このときの私は、完全に浮かれていました。そして今思えば、この浮かれこそが、次の落とし穴の入り口でした。

回り道その2、油断が招いた不合格

二回目。学科の準備も整い、今度こそ総合合格だと意気込んでいました。実技も一度受かっているんだから大丈夫。そんな油断が、どこかにあったのだと思います。

結果は、実技不合格。
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キャリアコンサルティング技能検定2級・第34回の通知書
(学科は70点以上、論述と面接は全て60点以上で合格、
一つでも60点を下回ったら不合格)

正直、けっこう落ち込みました。一度できたことが、できなくなる。
しかも練習のつもりで受かったものが、本気で臨んだら落ちる。
成長どころか後退している・・・。
この事実は、私のプライドを、あっさり打ち砕いてくれました。

でも、今なら分かります。一回目に受かったのは、変に力が入っていなかったから。相談者の方の気持ちや思いに集中し、ただ自然に向き合えていたからなんです。二回目は、うまくやろう、この流れに持っていこう、こんな内容が来たらこう返そう・・・などという自分の都合が、前に出すぎていました。振り返ると、ベクトルは相談者ではなく、自分に思いっきり向いていました。

回り道その3、手放して、ようやくの合格

三回目。私はやり方を、根っこから見直しました。

テクニックを増やすのではなく、むしろ手放すこと。用意してきた型で相談者を動かそうとするのを、やめること。

このとき、支えになってくれたのが、これまでの鑑定でお客様からいただいた感想のお声や、そしてカール・ロジャースの考え方でした。
人は、評価も誘導もされず、ありのままを受け止めてもらえたときに、自分のなかから答えを見つけて動きだしていく。だから、こちらが特別なことをする必要はない。相手のその人の世界を、その人の側に立って感じようとすること。自分を取り繕わず、自然体でそこにいること。私がしたのは本当にそれだけでした。

そしてそのスタンスを決めたあとは、ひたすら練習です。実際の占いの場や、お客様とのキャリアコンサルティングの場面、友人から受ける悩み相談でも意識したり、さらにはアプリまで自作して練習したりしました笑(この話はまた今度じっくり!)
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カールロジャースの来談者中心療法:大切にしています。

そしていよいよ本番!
実技の間、心の中で言い聞かせていたのも、たったひとつです。

目の前のこの人は、何に悩んでいて、どうなりたいのか。

それだけを、まっすぐに感じ取ろうとする。答えを用意して待ち構えるのではなく、その人の中から、気持ちや心の声、そして「答えの足掛かり」が生まれてくるのを、隣で一緒に待つ。

そうして臨んだ三回目、ようやく合格の二文字を受け取ることができました!
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キャリアコンサルティング技能検定2級・第36回の通知書

ここへたどり着くまでに、これだけの回り道がありました。それでも、あきらめずに座りつづけてよかったと、今は思っています。

実技の傾向から見えた、大切なこと

これから受ける方へ、今回の「実技の傾向」の総評(キャリアコンサルティング協議会HP・「実技の傾向」より参照)から感じたことも、少しだけ共有させてください。

採点をされた試験官の方々の講評を読むと、多くの受検者に共通する課題として、表面的な関わりから抜け出せていない点が挙げられていました。面談の型を守ることに意識が向きすぎて、相談者の感情の機微を見逃してしまう。相談者の準備が整っていないのに、こちらが先回りしてアドバイスを押しつけてしまう。ジョブカードのようなツールや、通り一遍の型を勧めても、それを使って何をするのかまで踏み込めていない。

読みながら、二回目に落ちたときの自分を、そのままグサグサ言い当てられているようでした。

求められているのは、相談者を導くことではなくて、相談者自身が気づき、自分の足で歩き出せるように、隣で一緒に歩く支援なのだと思います。
・段取りを優先して進めることを、手放す。
・相談者の気持ちにしっかりとどまる。
・人は、本来自己実現に向かう力を持っていることを信じる。
それが、一番難しくて、一番大切なことでした。

学科・論述対策も触れておきます

学科は見事なギリギリ合格(72/70)です笑。ポジティブに捉えると、相対評価ではないので、満点を目指さなくてよい、合格点を取ればよい、ということになります。そのため、次のことを意識しました。

・基礎をしっかり固めるために、2級だけではなく、国家資格キャリアコンサルタントの過去問も何度か解く(3年分を2周)
・最近の時事問題をおさえる。特に知らない用語は、自分が理解できるレベルまでおさえておく

LINE等でオプションで一問一答の問題集などを提供している参考書も活用し、隙間時間で対策。なかなか頭に入らないものは、空き時間の反復練習あるのみでした。

これから挑戦される方へ

もし一度や二度うまくいかなくても、それはキャリアコンサルタントの資質がない、ということでは決してないと思います。私のように、受かったり落ちたりを繰り返しながら、少しずつ自分の都合を手放していく。答えを相談者の中に見つける。その過程そのものが、きっと相談者の方と向き合う力になっていきます。
それに今となっては、あのとき一度落ちてよかったとさえ思っています。自分でも気づかないうちに顔を出していた驕りを、そこで見直すことができたからです。

占いも、キャリアの相談も、根っこは同じだと、今は思っています。目の前の人の声に、静かに、まっすぐ耳を傾けること。その一点さえ大切にしていれば、道はちゃんと続いていきます。

これから受験される方の歩みに、この記事が少しでもお役に立てれば嬉しいです。

※最後に※
次回(第37回)の受検申請の受付は、2026年9月16日から30日までです!実は、前回(第35回)を受けていないのですが、申し込みタイミングを逃すという失敗もしています汗。皆様もお気をつけて!



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