【セーブポイント通信#8】上映中、一番怖い音。
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こんにちは。
この夏の時期。
私を含め、映画館スタッフが、いつもより身構えるものがあります。
クレーム?
それも確かに(笑)。
ちゃんとお話は聞かせていただきます。
スクリーンに張り付いた虫?
たまーにあるんすよねー光に誘われてね。
ちゃんと逃がしてあげます。
上司の機嫌?
……うっ、胃が。
自分の機嫌くらい、自分で取ってほしいものですね!(笑)
でも。
一番身構えるのは、雷です。
夏になると、ゲリラ豪雨も増えますよね。
上映中。
事務所の照明が一瞬だけ
「チカッ。」
と暗くなります。
その瞬間。
スタッフ全員が心の中で思います。
「頼む……。」
そして数秒後。無線が鳴ります。
「すみません。館内、真っ暗です。」
……
っっっっっっっっっすよねーーーーーー!!!!
雷の影響で、映写機が止まってしまうことがあるんです。
そこからは大忙し。
映写機を立ち上げ直して。
お客様へご説明して。
上映スケジュールを組み直して。
気づけば汗だくです。
でも、私が一番気になっていたのは、機械じゃありません。
夏休みって、お子さん向けの映画が多いんですよね。
暗い館内で怖くなかったかな。
一番盛り上がるシーンだったんじゃないかな。
映画館が嫌いにならないといいな。
そんなことばかり考えていました。
もちろん、
お叱りの言葉をいただくこともあります
でも、
「大変やったね。」「ありがとう。」
そう声をかけていただけると、
自然現象とはいえ申し訳ない気持ちでいっぱいだった心が、
少しだけ軽くなるんです。
実は私も一度、別の映画館で4DXを観ていた時に、
座席の右側だけが30度くらい上がったまま上映が始まったことがあります(笑)
スタッフさんが何度も謝ってくださって、
後日、ご招待券をいただきました。
その時に観た作品が、
『I LOVE スヌーピー』
普段なら、自分では選ばなかった作品でした。
でも。
めちゃくちゃ泣きました(笑)。
思いがけないトラブルが、
思いがけない作品との出会いをくれることもあるんですね。
だから、
もし自然災害で映画が止まることがあったら。
「大変やなぁ。」
「頑張って。」
そう思っていただけると、スタッフは心の中で泣いて喜びます(笑)。
今回はここまで。
疲れたら、また戻ってきてな。
ここは、人生のセーブポイントやからね。
追伸。
最後にこれだけ言わせてください。
あんな。俺らも、わざとやないねん!!(笑)