【父と僕とスカイライン②】 あの日、助手席から友達が消えた

【父と僕とスカイライン②】 あの日、助手席から友達が消えた

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前回のブログでは、

父が10年以上大切にしてきたR30スカイラインを、僕が事故で廃車にしてしまったこと。

そしてその後、もう一度同じR30を手に入れ、父と新しい思い出を作っていくことを書きました。

「その続きは次回に」と書いたのですが……

その前に、どうしても書いておかなければならないことがあります。

前回は事故について簡単に書きました。

でも実は、あの事故には僕以外に3人の友達が乗っていました。

そして、あの日の出来事は僕にとって、ただ大好きだったR30を失ったというだけの話ではありません。

18歳だった僕の人生を、大きく変えた出来事でもありました。

正直、このことをどこまで書くべきか迷いました。

何十年も前の出来事なのに、今でも覚えている光景があります。

でも、半年後に僕がもう一度R30を買うまでの話をするなら、この出来事を飛ばして先へ進むことはできないと思いました。

今回は、あの日のことを少し詳しく書いてみようと思います。

あの事故の日、僕は一人ではありませんでした。

車には、友達が3人乗っていました。

今振り返れば、本当に調子に乗っていたんだと思います。

免許を取って、まだ1か月。

大好きだったR30を自分で運転できることが嬉しくて、運転することが楽しくて、自分の運転をどこか過信していました。

その夜、友達と家のすぐ近くのコンビニに立ち寄りました。

買い物を済ませ、みんなで車に戻ります。

そしてコンビニを出るとき、大雨の降る中、僕は勢いよくアクセルを踏みました。

1速で引っ張り、2速へ。

田舎の夜道です。

周りに車もほとんどなく、かなりスピードが出ていました。

そして、ハンドルを左に切った瞬間でした。

僕の目の前の景色が、一瞬で変わりました。

車は滑り出し、そのまま対向車線を越えました。

横を向いた状態で歩道の縁石に乗り上げた、その瞬間。

大きな衝撃とともに、目の前のフロントガラスが粉々に割れました。

車はコンクリートの法面にぶつかり、そのまま横倒しになって止まりました。

何が起きたのか、すぐには分かりませんでした。

免許を取って、わずか1か月。

滑り始めた車をどうすることもできず、僕はただハンドルを強く握っていることしかできませんでした。

車が止まり、ふと助手席を見ました。

友達がいません。

「えっ……いない!」

割れたフロントガラスの向こうを見ると、友達が倒れていました。

顔は血だらけでした。

助手席の友達はシートベルトをしておらず、縁石に激突した際の衝撃で車外へ放り出されていたのです。

そこから先のことは、今でもあまり覚えていません。

警察が来て、救急車が来て、僕たちは病院へ搬送されました。

助手席に乗っていた友達は入院。

後部座席の2人は軽いむち打ちになりました。

それなのに、運転していた僕は手に少し切り傷を負った程度でした。

病院を出たあと、親の車に乗せてもらい自宅へ帰りました。

その途中、事故現場には横倒しになったR30がありました。

でも僕は、その姿を見ることができませんでした。

あれほど大好きだった車なのに。

いや、大好きだったからこそ、見ることができなかったのかもしれません。

友達を傷つけてしまったこと。

友達の家族への申し訳なさ。

親への申し訳なさ。

そして、父が10年以上大切にしてきたR30を、自分の手で壊してしまったこと。

ほんの少し前まで、友達と笑いながらコンビニで買い物をしていたのに。

たった数秒で、すべてが変わってしまいました。

その後、未成年だった僕は裁判を受け、保護観察処分となりました。

免許を取って、大好きだったR30に乗って、楽しくて仕方がなかった毎日。

そのすべてが、一瞬で終わりました。

「なんで、あんな運転をしてしまったんだろう」

何度考えても、時間を戻すことはできません。

今だから言えることですが、当時の僕は完全に自分の運転を過信していました。

「自分だけは大丈夫」

どこかで、そう思っていたのだと思います。

でも、そんな根拠のない自信も、あの夜、R30と一緒に壊れました。

事故のあと、僕はショックと怖さから、約1か月間車を運転することができなくなりました。

そして仕事が終わると、入院している友達のところへ毎日のようにお見舞いに行きました。

何を話していたのか、今ではほとんど覚えていません。

ただ、

「申し訳ない」

そんな気持ちだけは、ずっと心の中にありました。

それでも時間は少しずつ流れていきます。

そして事故から約半年後。

もう車なんて好きになれないんじゃないかと思っていた僕が――

再び「R30スカイライン」を手に入れることになります。

なぜ、もう一度R30だったのか。

そして、そのR30が再び父と僕をつないでくれることになります。

その話は、次回書きたいと思います。

何十年も生きていると、

「あの時は本当に辛かった」

「誰にも言えなかった」

「今だから話せる」

そんな出来事が、誰にでも一つや二つあるのではないでしょうか。

僕にもあります。

今回の話も、その一つです。

だから僕は、人の話を聞くときに、すぐに答えを出したり、正論を言ったりするより、

「そうだったんだ」

と、まず話を聞ける人でありたいと思っています。

ココナラでは、電話でお話を聞くサービスをしています。

深刻な悩みじゃなくても大丈夫です。

昔の思い出、仕事の話、趣味の話、家族のこと、ちょっとした愚痴。

もちろん、

「昔こんな車に乗ってたんだよ!」

なんて自慢話も大歓迎です(笑)

僕からもいろいろ質問しながら、楽しくお話を広げていきます。

「ちょっと誰かと話したいな」

そんな時に、僕のことを思い出してもらえたら嬉しいです。

次回、

【父と僕とスカイライン③】

半年後、僕はもう一度R30を買います。

そして、父と僕のR30の物語が再び動き始めます。
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