父と僕とスカイライン①

父と僕とスカイライン①

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僕が車を好きになった原点は、父でした。

父は昔、マツダのコスモやルーチェに乗り、その後、日産のR30スカイラインRSを購入しました。

シルバーと黒のツートンカラー。
サイドには「4VALVE DOHC RS」の文字。

子どもの頃の僕にとって、そのスカイラインはただの車ではなく、とにかく格好よくて、憧れの存在でした。

小さいころの写真を見ると、R30のボンネットに座って一緒に撮っていたり、小学校へ入学した頃の写真にも、父のR30が一緒に写っています。
それほど長い間、我が家の思い出のそばには、いつもこの車がありました。

父はR30をとても大切にしていて、10年以上乗り続けていました。

そんな時、ふと父が「車を替えようと思う。R32スカイラインオーテックバージョンでNAだけどGT-Rのエンジンを積んでいる限定車だよ」
と言ってきたのです。

当時の僕は、GT-Rのエンジンだとか、限定車だとか、そんなことは関係ありませんでした。

「R30以外は絶対に嫌だ!」どうしてもR30を手放してほしくなくて、買い替えに猛反対しました。

それほど僕も、この車が大好きだったのです。

やがて僕は運転免許を取り、父のR30を運転するようになります。

当時からずっと履き続けていた15インチのホシノインパルディッシュホイールをある時父が17インチのホイールへ交換してしまいました。

僕の中では旧車に17インチは似合わないという考えがあり、車を借りた時に外してあった15インチのホシノインパルに戻してしまったのです。

タイヤがかなりすり減っていた事はわかっていましたが、格好が全てでしたのであまり気にしていませんでした。

そんな状態のまま大雨の日に運転し、カーブで車が滑ってコントロールを失いました。

壁に激突し、車は横転。

父が10年以上も大切にしてきたR30は、廃車になってしまいました。

大好きだった父のスカイラインを壊したのは、ほかでもない僕でした。

今でも、あの時のことを思い出すと、父への申し訳なさと後悔が込み上げてきます。

でも、僕とR30の物語は、そこで終わりではありませんでした。

それから年月が流れ、僕はもう一度、別の同じR30スカイラインを手に入れることになります。

そして再び、父と一緒にドライブをしたり、カスタマイズを楽しんだりしながら、新しい思い出を作っていくのです。

その続きは、次回のブログでお話ししたいと思います。

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