土壌と作物の相性

土壌と作物の相性

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コラム

ここ数日冷涼な日々が続いており、明らかに秋である事がフツーに成っている。
我が家の畑で露地栽培しているカボチャなどもすっかり秋モードで、収穫期の近い事を自ら発して私達に知らせている。
カボチャは発芽期を経て成長期には、大きな葉っぱを勢い良く茂らせ、同時に飽くなき成長志向の故か蔓をドンドン拡張させる植物である。
カボチャは大きな葉っぱを茂らせ、同時に四方八方に蔓を延ばすことから、雑草の駆除には大いに貢献する。
カボチャの進出先では周囲は大きな葉っぱに覆われて、雑草は光合成が出来ないから、成長できないのだ。
という事で雑草駆除に追われる我が家では、カボチャはwelcomeな存在なのである。
そのカボチャの大きな葉っぱは、夏の終わりごろから始まって秋が本格化すると枯れ始め、緑色から茶色にと変色するのである。
それは遠目に観ても判るから、ボチボチと葉っぱが変色した辺りを覗き始め、果実の存在を確認してから収穫の時期を予測しだすのである。
カボチャ収獲.jpeg
ではあるが、カボチャの収獲の目安と成るものは葉っぱそのものにあるのではなく、茎と果実をつなぐ”へその緒 ”にあるのだ。
”へその緒 ”が茶色く変身し、枯れたようになって初めて収獲をするのである。これは家人が近所の農家の人に教えてもらった収穫時期の見分け方である。
その家人が秋のold-friendsとの、修学旅行に行ってることもあって、その判断は私がしなくてはならない。
この間、ビニールハウスの水遣りと野菜の収獲とが残された私の仕事に成っている。
秋の気配.jpeg
            夏の盛りのカボチャの葉
今年も我が家のカボチャの生育は好く、多くの実を付けるようになった。4~50個は確認出来た。
これだけあれば親戚縁者に配った後でも、この冬中は店買いしなくても済むのではないか、と安心しているところである。
北海道の厳しい冬を乗り切るのに、美味しくてホクホクしたカボチャは、焼いたり煮たりそして麺類と一緒に鍋物にしたりと、実に大いに役に立つのである。
緑黄野菜の代表であるカボチャは、冬季に不足しがちなビタミン補給にも大いに貢献するのだ。
そしてつくずく感じるのであるが、我が家の畑とカボチャの相性の良さをである。
我が家でカボチャを栽培する様に成って十数年経つのであるが、これまで外れは殆ど無い。とても相性が良いのである。
と同時に私は、我が家の畑や敷地内の土と相性の良い野菜や果実がある事を、想うのである。
具体的にはカボチャの他には、行者ニンニク・韮・ラズベリー・ミント等がそうである。
逆に相性が悪いのは、ジャガイモ・ブルーベリー・大根・サツマイモなどがあげられる。
その原因は気候の問題以上に土の問題だと私は思っている。
実際のところそれらの相性の悪い野菜たちも、近所の農家ではちゃんと育ち収獲できているのだから、気候の問題以上に土壌の問題に違いないと私はそう想っているのだ。
何しろご近所とは、ほんの数百mしか離れてないのだから・・。
カボチャ.jpg

私は土壌と作物の相性の事を考える時、若い頃働いていた会社の事を思い出す。
学校を卒業して就職したその会社はbusiness「コンサルタント」業界の会社であったが、そこの経営陣が良く言っていた言葉をである。
伸び悩んだり、成長が期待できない社員に対して”すぐクビにするのではなく、畑を替えてみろ!”というのであった。
すなわちすぐに馘首するのではなく、人事異動させ職場=畑を替えてみろ、と言うのであった。
当該作物の育ちが悪いのは、作物=そのものの問題もあるかもしれないが、同時に土壌に問題があるのかもしれない、というのであった。
この言葉は当時の私にとって、含蓄のある言葉として心に染み入ったのかもしれない。今から50年近く前の言葉を、こうやって覚えているのだからである。

野菜の素焼き.jpg

因みに私は入社した当時、大阪支社に配属されたのであるが、1年後の翌4月には大阪支社傘下の神戸支店に異動命令を受けた。
その原因が新入社員なのに、幾度となく支社長の業務外意向に同意しなかったことが原因だったのだろう、と私は想っていたが、案外「畑と作物の関係」だったのかもしれない、などとこの50年の間に想う様に成った次第である。
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