最近、「ブログ楽しみにしてます」というお声をいただくので、調子に乗ってまた書いてみましたよ。w
楽しんでいただけると幸いです。
↓前回は、邦銀時代の話を少ししました。
今日も邦銀時代のお話をしたいと思います。
最初に入ったのは、海外投資関連の部署でした。
英語を使って事務をする仕事で、言ってしまえば「誰にでもできる」ような仕事だったと思います。
当時、いわゆる「英語を使った金融事務」みたいな求人がたくさんあって、その中のひとつがこの部署でした。
そして、リーマンショックの後、その部署が解体されることになり、残務整理のような仕事をしていたある日、
たまたま社内の掲示板で、「社内公募」という文字を見つけました。
開いてみると、いくつか募集している中に、私にピッタリと思えるような英語を使う海外関連業務がありました。
当時の部署は、あまり人間関係が好きではなく、やっていた仕事も、「これ以上ここにいても、キャリアアップは難しいだろう」と感じていたので、転職するか、それとも元の業界で働くか。
そんなことを考えていた時期だったのです。
だからその公募を見たときに、
「とりあえず応募してみよう」
と思いました。
ところが、人事部から返事が来るより先に、突然、直属の上司に呼び出されました。
「話があるから来い」
そう言われて、一人個室に呼び出されました。
そして開口一番、
「お前、社内公募に応募したのか?」
と、大きな声で怒鳴られました。
「はい、しました」
そう答えると、
「馬鹿野郎!それ、部長にちゃんと相談したのか?」
と、ものすごい剣幕で詰め寄られました。
そこで私は、
「部長に相談しないといけなかったんですか?(驚)」
というと、
「お前、当たり前だろう!」
と、こっぴどく叱られました。ww
私は、とにかく驚きで。
人事部が出してた社内公募に応募しただけなのに、こんなにこっぴどく叱れることになるとは。
全くの予想外でした。www
私はもともと別の業界から転職してきた人間だったので、その会社の中にあるしがらみや人間関係とは、あまり関係なく仕事してました。
しかも、私は下っ端の下っ端。
けれども、どうやら邦銀には「下っ端なりの流儀」があるらしい。
そして、今になって考えてみると、課長が本当に言いたかったのは、「事前に相談しろ!」ということでなく、
「そんな公募なんかに応募するな!」
ということだったのでしょう。
なら、応募要項に書いとけよっ!!!www
日本語ってのは、「行間を読む言語」と言われてるけど、書かれてないことはわからない。
っつーか、分からなすぎだろ。
これも、社内ルールってやつなのかなーーー。w
そして、いろいろ嫌味は言われたけれど、簡単な面接のあと、最終的には新しい部署へ異動することになりました。
たぶん、そういう異動の仕方をしたのは私が最初で最後だったと思うし、それ以降、社内公募制度はなくなってしまったので、続く人はおりませんでした。
(私のせい?)
のちのうわさで、「社内公募制度は各部署間でいろいろあった」とだけ聞いたけど。
しらんがな。www
そして、異動を許可してくださった部長には、今でも感謝しています。
私を採用してくださったのもこの部長で、意地悪な行員が多い中w(中途採用組、みんな言ってたw)、とてもよくしてくださりました。
異動先の部長と話をして、
「よろしく頼むな」
と言ってくださったことも、新しい部に行ってから聞かされました。
けれども、もしあのとき私が周囲の人間関係に忖度して、
「今の部署の人たちに悪いから」
「部長に申し訳ないから」
「課長に言われたから」
と、応募を取り下げていたら。
その後の人生は、かなり違ったものになっていたと思います。
なぜなら、その後、私が外資系の銀行へ転職できたのは、社内公募で異動した部署での職務経験が大きかったからです。
あのときは、まさかその経験が次の転職につながるとは思っていなかった
その部署で経験した仕事は、他の銀行でもやっている仕事でした。
同じ業務を行っている会社がたくさんある。
それは、部署を異動してから知ったことです。
そして、もう一つ大きかったのが、Excel VBAのスキルでした。
↓その話はこちら
銀行というのは、意外とアナログな世界です。
円に関する業務であれば、ある程度の情報はシステムから取得できます。
けれども、外貨になると、どこの会社もだいたいExcelで手入力の世界です。
月末のレートをそれぞれの通貨に掛けたり、さまざまなデータを加工したりするため、Excelのスキルが非常に重要でした。
その中で、VBAのスキルがあることは、転職するときに大きなアドバンテージになりました。
でも、これもその当時は、
「将来の転職に役立つから、VBAを勉強しておこう」
などと考えていたわけではありません。
仕事を任されて必要だったから身につけたスキルです。
人生って、そういうものなのかもしれません。
その瞬間には、
「これが何の役に立つんだろう?」
と思っていることが、何年か後になって、
「ああ、あれがここにつながっていたんだ」
とわかる。
当時は何の意味があるのかわからなかった経験が、後になって自分を助けてくれる。
だから、
「これをやったら、5年後どうなるんだろう?」
「この経験は将来役に立つのかな?」
と、先のことを考えすぎなくてもいいのではないかと思います。
そんなことはあとになってみないと分からない。
大切なことは、その時その時を一生懸命頑張ること。
そして、「やってみたい!」は、案外大切なサインかもしれません。
あのとき思った「この仕事をやってみたい!」気持ちがすべての原動力でした。
それ以上でも、それ以下でもありません。
「やってみたい」と思うこと。
「ちょっと気になる」と思うこと。
「こっちに行ってみたい」と思うこと。
もしそこに心が動いているのなら、まずは一歩踏み出してみてもいいのではないでしょうか。
そのときは気づかなかった一つの選択が、振り返ってみれば人生の大きな転機になっていることもありますよ。