中条きよし議員の年金保険料未納-客寄せパンダ議員問題
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日本維新の会所属の中条きよし参院議員に年金保険料を納めていない時期があったことが明らかになりちょっとした騒ぎになっています。
中条議員といえば、先日、国会での質問の最後に、「私の新曲が9月7日に出ております。ぜひお聴きになりたい方はお買い上げください。12月28日に中条きよしラストディナーショーというのをやります。芸能界最後のラストディナーショーです」と自分の新曲PRとディナーショーの宣伝をぶち、国民を呆れさせましたが、話題のつきない方ですね。
中条議員は「年金未納は本当でしょうか、嘘でしょうか?」との問いに、「嘘はつきませんから。事実関係を確認して幹事長に報告するようになっていますから。それからの話ということにさせて頂いて、ちょっとお騒がせしますけど。ぼくは『うそ』(中条議員のデビュー曲のタイトル)はつきませんから大丈夫です。歌だけですから」と答えています。
ここでも自分の歌の宣伝をしていますが、それはいいとして、中条氏は数十年間の未納期間があるのに(未納額は約750万円)、日本年金機構の職員の督促に対して「年金なんていらない。払わない」と断ったとのことです。
しかし、中条議員は、維新の公認候補に決まった際に「高齢者や国のために命を懸けたい」と訴えていたはずです。
なのに年金保険料を払っていなかったというのはどういうことでしょう。
「年金を当てにして暮らしている高齢者は全体の8割いる。よほど金持ちでないと『年金なんていらない』とは言えない」との指摘の通り、彼は一般の高齢者のことなんかまったくわかっていないのでしょう。
また、専門家は「年金は、年金保険料を自分で払って自分でもらうものではなく、世代間扶養を原則としています。つまり、中条議員は親世代の分を払っていなかったことになります。国会議員として、その認識はどうか」と批判しています。
知らなかったとかうっかりだったら、勿論、それでも十分に責められるべきことではありますが、まだわからなくはない。
しかし、「年金なんていらない。払わない」とはっきりと発言しています。
つまり、年金制度そのものを否定しているわけですが、そんな人がなぜ「高齢者や国のために命を懸けたい」なんてスローガンを掲げて立候補したのでしょう。
というか、年金制度撤廃を訴えたいのならそれはそれで信条ですから、いいと思いますが、それなら立候補のときにそう明言しないと。
まあ、要するに年金のことなんて完全に忘れていたんでしょうね。
それを突然突っ込まれて慌てている。
大体、昔から年金は、一部の議員には地雷でした。
民主党の菅直人代表(当時)が小泉内閣で年金未納や未加入だった3閣僚を念頭に「未納3兄弟」と攻撃しましたが、その直後、官房長官だった福田康夫氏ら7閣僚だけでなく、菅氏自身も未納が発覚。
福田氏と相打ちの形で辞任に追い込まれています。
要するに大抵の議員の意識なんてこの程度で、みんな自分たちには関係がないと思っているということです。
中条議員の話に戻ると、当然ながら、彼に公認を与えた維新の会の責任も問われます。
いわゆる「身体検査」をしなかったのでしょうか。
わかりきったことですが、知名度だけ欲しかったのでしょうね。
といっても、ご存じの通り、これは維新の会に限ったことではありません。
自民党も立憲民主党もみんな同じ。
そういえば、最近、前回の衆院選で立憲民主党から出馬した今井瑠々氏が、今春の岐阜県議選では自民党推薦で立候補する旨、表明しました。
これに対して、蓮舫氏は「数のためなら誰でも受け入れる政党では政治は変わらないと、私は再認識している」と党の猛省を促しています。
言っていることは正論ですが、蓮舫氏が最初に立候補したときのことを忘れたのでしょうか。
民主党から誘われたのは知名度があったからでしょう。
お定まりのブーメラン。
今後、中条議員のように知名度で選ばれた議員から同様の問題、スキャンダルが次々と掘り出されるような気がします。
ただ、いつもいうことですが、これが現代の民主主義の限界なのでしょう。
では