愚かな行為で人生が詰んだ高校生-スシローでの迷惑行為(続き)

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昨日の記事の補足にも書きましたが、スシローは、迷惑行為を行った当事者・保護者から謝罪を受けたと発表しました。

ただし「引き続き刑事・民事の両面から厳正に対処する」とのことです。

それで、この賠償額について、ネットではさまざまの予想がされています。

私は数千万円、ひょっとしたら億の単位になると書きましたが、ある食品業界に詳しい専門家は、以下のように述べています。

「スシローにとってばく大な機会損失になる。
動画の内容があまりにひどく、回転ずしにはもう行きたくない人が続出するのは確実です。スシロー規模になると、客が1%減るだけで約10億の機会損失となるが、今回の影響は1%減どころで済まない。客が数%減ったら単純計算で数十億円、10%減少したら100億円規模の損害になる。
スシローにとって、ただの迷惑行為で終わらせることができない事件になった。業績回復を目指す途上を妨害されたことに加え、類似の迷惑行為を抑止するためにも民事上の損害賠償を請求せざるを得ない」

しかし、注意すべきは仮に100億円の損害を被ったとしてもそれをそのまま賠償請求できるわけではないことです。

普通の人間がそんな大金を払えるわけがないことはいうまでもありません。

そして、実は裁判を起こすためには手数料がいるんですね。

これは賠償金額に応じて増加しますからむやみに高額を請求して、回収できないと持ち出しになります。

ですから相手の支払い能力を見きわめて請求しなければいけないのです。

今回のケースでいうと、賠償額は高くて1億円くらいでしょう。

これなら親が自分で、または借金をして払えない額ではありませんし、親が無理でも、舐めローくんが成人してからでもコツコツと払えますからね。

自己破産でなんとかなるとの意見もあるようです。

しかし、残念ながら「悪意を持って加えた不法行為に対する損害賠償請求は自己破産では免除されない」ことになっていますから、舐めローくんは逃げられないでしょう。

ところで、今回の迷惑行為のために、スシローの時価総額が一時、約170億円下落したとされています。

これも賠償請求できると考える人もいるようですが、恐らく無理ですね。

時価総額とは、現株価に発行済株式数をかけたもので、会社の価値を示す重要な指標ですが、噂等で簡単に上下しますから、実際の損失の査定はかなり難しい。

ですから、請求できるのは因果関係が証明された売上減少分(これも評価は難しいですが)、そして、全国のチェーン店で行われた対応策に要した費用といったところだと思います。

そして、すでに書いた通り、これが仮に数十億に上るとしてもそのまま請求はできないということです。

ところで、舐めローくんの迷惑行為が全国に拡散されたというのに、中学生2人が馬鹿をやりました。

スシローの客席にわざと醤油をぶちまけたんですね。

彼らはインスタグラムに画像を上げており、ご丁寧にアカウントまで丸出しにしています。

当然、名前も学校名もあっというまに晒されました。

舐めローくんの行為に比べればマシといえるでしょうが、スシローとしては不問に付すことはできないでしょう。

彼らの親が大変な苦労をすることは間違いありません。

と思ったら、今度はある有名YouTuberグループ(登録者数60万人超)がスシローの店内で生着替えをする様子を公開しました。

彼らは炎上した動画を揶揄し、醤油のボトルを舐め回すふりをしたり、回転レーンに指をかざすふりをしたりする様子もあったとのことです。

そして、食事後、「MSBコラボしたんで、みんな買ってください」とトレーナーを取り出し、メンバーの一人が上半身裸になって着替えをしたわけです。

マナー違反であることはいうまでもないでしょう。

さらに風評被害にも加担したことになります。

本人たちはどう考えているか知りませんが、というか、舐めローくんのように「この程度のこと」と考えているのでしょうが、スシローは敏感になっていますから、見逃してくれるかどうかは微妙ですね。

とにかく、上記の中学生やこういうお調子者のしり馬乗りたちにも厳正な措置を取って、誰も二度と迷惑行為などする気が起きないようにすべきだと思います。

さもないと本当に回転寿司というビジネスモデルが消滅してしまうかも知れません。

では

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