悪魔の恋愛テクニック:ミラーリングはさりげなく
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最近はミラーリングも知られるようになってきましたが、詳しくは知らないという方が結構いるようです。
本当にきちんとやればもの凄い効果がありますので、今日は少し詳しくご紹介しましょう。
また、決して恋愛にだけに使えるわけではなく、対人関係全体を改善できるようになります。
興味のある方は実践してみてください。
ミラーリングとは、一言でいえば、人は自分と似た人を好きになるという心理傾向を利用した恋愛テクニックです。
これは潜在的な部分に働きますから、深いレベルでの繋がりを作り上げるために役立つと言われています。
具体的には、動作や言葉使い、イントネーションなどを真似ます。
たとえば、座り方、足の組み方、手の位置、姿勢、うなずき、お茶を飲むタイミング、髪をかき上げるしぐさ等を真似るわけです。
ただ、あまりあからさまだと逆効果になることもあるので注意が必要です。
ですから、ミラーリングをする時も、相手のしぐさをそっくりそのままではなく、少し控えめに真似るようにしましょう。
たとえば、相手が足を深く組んだら、こちらは足を浅く組む。
足首をクロスする感じで。
また、相手がコップを口元に持っていったら、こちらは手を耳元に持っていってみる。
相手が指先でリズムを刻んでいたら、あなたは足の先で同じようにリズムを刻む。
実は、ミラーリングでは、動作が必ずしも相手の目に入る必要性はありません。
目には見えていなくても、相手の潜在意識はしっかりと認識しているからです。
親近感を深めるための、もう一つのテクニックとして、バックトラッキングというものがあります。
簡単にいうと、相手の言ったことを返す、つまり、「オウム返し」ですね。
注意すべきは、相手の使った言葉や表現をできるだけ使うのであって、相手の話した言葉をすべて同じように返すのではないことです。
具体的には、3つの方法があります。
まず、相手の話した事実を返す。
相手の話した感情を返す。
相手の話を要約して返す、ですね。
基本的には、相手の話している事実を反復するわけですが、話の中で相手が自分の感情を表す言葉を発した際、例えば「なるほど、悔しかったんですね」といった感じで感情表現を返すと、この人はわかってくれていると思って貰えます。
また、話しが長くなった場合は、話がひと段落ついた時に、その内容を要約して返してもいいでしょう。
さらに、話す内容、しゃべり方、LINEやメールなどに「頻繁に出てくる単語」を真似て使うようにします。
単語以外にも、方言によるイントネーションや、独特の言い回しなども、それとなく真似してみてもいいですね。
ただし、揶揄していると思われる可能性がありますから、注意が必要ですが。
相手への合わせ方について、もう少し詳しく説明します。
話し方を合わせる時は、声の調子やスピード、大小、音程の高低、リズムなどに注目し合わせていきます。
状態を合わせる時は、明るさや静けさ、感情や興奮状態などに合わせていきます。
呼吸を合わせるときは、相手の肩や腹部の動きを観察し、同じ呼吸のリズムを取るように合わせていきます。
当然、このためには細かく観察するテクニックが必要になります。
このテクニックをキャリブレーションといいます。
要するに、相手の心理状態を、相手の顔の状態、呼吸の深さ・浅さ・スピード、皮膚の色、目の動き、まばたき、声のトーン・スピードといった言語以外のサインで認識することですね。
例えば、何か心配ごとがある時には、口では「大丈夫」と言っていても、声のトーンや顔色や表情からは沈んだ様子が見て取れるでしょう。
それに対して、楽しい体験を思い出している時には、声がはずみ、血色が良くなり、口元を緩ませてその体験を語っているはずです。
このキャリブレーションは、意識し、訓練することで上達します。
人と話をする時にはやってみてください。
ただし、何度も言いますが、あからさまにはならないように注意してくださいね。
これにより、ほんの些細な変化も察知できるようになります。
結果として、部下や同僚の信頼を得、全体的に云えば、対人関係を改善できるようになるわけです。
同じ意味のことを表現を変えて言うようにしてください。
そして、ミラーリングの進化形がクロスミラーリングです。
例えば、相手が早口だった場合、相手が一呼吸置くたびにゆっくりと相槌を打ちます。
要するに、相手の行動に合わせて、自分の行動を変えるわけです。
すると相手は次の動作に出る前にこちら側の行動を確認してから動き出すようになります。
これで心に繋がりができるわけですね。
最後に付け加えると、ミラーリングは電話でもできます。
相手が息を吸い、吐くタイミングに注意し、合わせるんですね。
これで親近感が一気に上がります。
では