優しいお母さんほど、突如何もしたくなくなる理由。

優しいお母さんほど、突如何もしたくなくなる理由。

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コラム


いつも子どものことを考えている。
家族の予定を把握して、家事をこなし、子どもの話を聞いて、周りのことにも気を配る。

誰かが困っていたら放っておけない。
子どもが寂しそうにしていたら、すぐに気づいてあげたい。

そんなふうに、いつも周りを優先しているお母さんはいませんか?

でも、ある日突然、何もしたくなくなる。

ご飯を作るのも面倒。
誰とも話したくない。
子どもに呼ばれることさえ、少ししんどい。

そして、そんな自分に罪悪感を抱いてしまう。

「私、母親なのにどうして?」
「もっと頑張らなきゃいけないのに」

もし、こんな気持ちになったことがあるなら、知ってほしいことがあります。

それは、あなたの優しさが足りなくなったわけでも、母親としての愛情がなくなったわけでもないということです。

もしかすると、ずっと自分の気持ちを後回しにしてきたのかもしれません。

1. 優しい人ほど、自分の感情を後回しにしてしまう

心理学では、自分の欲求や感情を抑えて、周囲の期待や要求に応えようとする行動が見られることがあります。

例えば、

・本当は疲れているのに「大丈夫」と言ってしまう。
・自分の時間が欲しいのに、子どもの要求を優先する。
・嫌だと思っても、相手を傷つけたくなくて断れない。
・自分が我慢すれば丸く収まると思ってしまう。

こうした行動が積み重なると、自分が本当は何を感じているのか、何を望んでいるのかさえ分からなくなることがあります。

周りの気持ちには敏感なのに、自分の気持ちには鈍感になってしまう。

それは、とても苦しいことです。

2. 心にもエネルギーの限界がある

私たちは日々、さまざまなことに心のエネルギーを使っています。

心理学では、ストレスが長期間続くことで、心身の疲労が蓄積し、意欲や感情の調整が難しくなることが知られています。

特に子育て中のお母さんは、自分のペースだけで生活することが難しいものです。

食事、洗濯、送迎、仕事、子どもの話し相手。

自分のことを考える前に、誰かのために動かなければならない場面がたくさんあります。

一つひとつは小さなことでも、それが毎日続けば負担になります。

そして、ある日突然、何もしたくなくなる。

実は突然ではなく、少しずつ疲れが積み重なっていたのかもしれません。

3. 「頑張れる人」ほど、自分の限界に気づきにくい

ここで少し考えてみてください。

あなたは、自分が疲れているときに、きちんと休めていますか?

それとも、

「これくらい普通」
「みんなやっていることだから」
「母親なんだから頑張らないと」

そんな言葉で、自分の気持ちを納得させていませんか?

頑張ることが当たり前になっている人ほど、休むことに罪悪感を抱きやすくなります。

本当は休みたいのに、休む理由を探してしまう。

でも、休息は何かを達成した人だけに与えられるものではありません。

疲れたら休んでいい。

何もできない日があってもいい。

それは甘えではなく、自分を守るために必要なことです。

4. 子どものためにも、お母さん自身の心を大切にしてほしい

子どもにとって、親は大切な存在です。

だからこそ、いつも笑顔でいなければならないと思ってしまうお母さんもいるでしょう。

でも、親だって一人の人間です。

悲しい日もある。
余裕がない日もある。
誰にも話しかけられたくない日だってある。

大切なのは、いつも完璧なお母さんでいることではありません。

自分の感情に気づき、必要なときには休み、子どもとの関係を少しずつ修復していくことです。

子どもに優しくするように、自分自身にも優しくしてあげてください。

5. 今日から、自分のためにしてほしい3つのこと

もし今、何もしたくないと感じているなら、まずは小さなことから始めてみませんか?

① 自分の気持ちを否定しない

「疲れた」
「一人になりたい」
「今日は何もしたくない」

そんな感情が出てきても、自分を責めないでください。

まずは、自分の本音を認めてあげましょう。

② 誰かに頼ることを覚える

全部を自分で抱え込む必要はありません。

家族に家事をお願いする。
子どもの相手を代わってもらう。
誰かに話を聞いてもらう。

頼ることは、弱さではありません。

③ 自分だけの時間をつくる

ほんの15分でも構いません。

好きな飲み物を飲む。
ゆっくりお風呂に入る。
外の景色を眺める。

誰かのためではなく、自分のために過ごす時間をつくってみてください。

最後に。

優しいお母さんほど、自分が我慢すればいいと思ってしまうことがあります。

でも、あなたの人生は、母親という役割だけでできているわけではありません。

母親である前に、一人の人間です。

誰かを大切にすることと、自分を大切にすること。

この2つは、決して反対のものではありません。

子どもを大切にするように、自分の心も大切にしてほしい。

何もしたくない日は、何もしなくてもいい。

頑張れない自分を責めるのではなく、今まで頑張ってきた自分に気づいてあげてください。

あなたは、誰かのために頑張るだけの存在ではありません。

あなた自身も、大切にされていい存在なのです。

ママの心の休憩室

子育ての悩みや、母親自身の心の仕組みを心理学の視点から発信しています。

頑張るお母さんが、自分の心と向き合い、少しでも自分らしく過ごせますように。

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