一次救命講習は、心肺停止などの緊急事態に備えて、一般市民が命を救うための知識と技術を身につける講習です。
消防署や日本赤十字社などが講習会などを実施しています。
また、公共交通機関で駅員・運転手と乗客が協力して心肺蘇生を実施し、一命を取りとめる事例も聞きます。
一次救命処置の主な内容
1. 迅速な通報
119番通報とAED(自動体外式除細動器)の要請
2. 迅速な救命処置
安全確認 → 反応確認 → 呼吸確認 → 胸骨圧迫(心臓マッサージ)
胸骨圧迫は毎分100~120回、深さ5~6cm(単三電池1本の長さが目安)で行う
3. 迅速なAEDの使用
AEDを使用し、必要に応じて電気ショックを実施
音声ガイダンスに従って操作する
4. 迅速な二次救命処置につなげる
医療機関で医師や救急救命士が行う高度な処置
講習の種類と所要時間、内容(例:東京消防庁)
救命入門コース:45分: 胸骨圧迫とAEDの使い方(小学生高学年~)
普通救命講習Ⅰ:約3時間:成人への心肺蘇生、AED、異物除去、止血法など
上級救命講習: 約8時間:成人の他、小児・乳児対応、応急手当、搬送法など
一次救命講習を社内で行う場合(対象者:成人)
普通救命講習、上級救命講習を受講した方が講師となって社内で講習を行う場合は、以下、備品を整備して実施すると良いでしょう。
心肺蘇生練習用人形(成人)・・・ 胸骨圧迫や人工呼吸の練習に使用。できれば2~3台購入。
トレーニング用AED・・・音声ガイド付きで、実際の操作手順を模擬できる練習機。これもできれば2~3台購入。
ストップウォッチ・・・スマホアプリも活用できます
教材・・・救命講習時のテキスト、消防庁作成のYouTube動画
人形消毒用ウエットテッシュ、マット(毛布でも可)
具体的な社内講習方法
・実施体制
講習実施者は説明係と補佐で2~3名で実施
受講者は練習用人形とトレーニン用AEDが2台の場合は、1回あたり18名~24名にて
・実施手順
1.動画や教材で座学を30分~1時間、心肺蘇生とAED使用方法などを学ぶ
2・実技
3人1チームを作る。心肺蘇生係、AED係、通報係の分担で。
この分担を相互に入れ替えて体験してもらう。 18名(2チーム)の場合、所要時間は約1.5時間
いつだれがそのよう事態になるかわかりません。心肺蘇生やAEDは従業員全員が学ぶことが重要だと思います。
どうぞご安全に!