パートナーと暮らしていたり、一緒に過ごす時間が増えたりすると、ふとした瞬間に寂しさが押し寄せてくることがありますよね。
一緒に同じ部屋にいるはずなのに、目の前にいる相手はスマホに夢中でYouTubeを見ていたり、夢中でゲームのコントローラーを握っていたり。
向き合って会話をする時間よりも、相手のまあるい背中をじっと見つめている時間のほうが圧倒的に長い気がする……。
そんな毎日が続くと、「私ってこの人にとって何なんだろう」「一緒にいる意味、あるのかな」なんて、胸の奥がキュッと締めつけられるような気持ちになってしまいますよね。
僕もこれまでに、恋愛や夫婦関係、人間関係のさまざまな悩みに寄り添ってきましたが、こうした「同じ空間にいるのに感じる孤独」についてのご相談は本当にたくさんいただきます。
相手に対して怒りたいわけじゃないけれど、ただただ寂しくて、自分だけが置いてけぼりにされたような気持ちになってしまうんですよね。
でもね、まず最初にお伝えしたいのは、あなたがそう感じてしまうのは決してわがままなんかではないということなんです。
大好きな人だからこそ、ちゃんと目を見て話したいし、笑顔を共有したいと思うのは、とっても自然で愛おしい感情ですよ。
じゃあ、なんで彼は(あるいは彼女は)、あなたを目の前にしてゲームやYouTubeに没頭してしまうのでしょうか。
男性に多い傾向でもあるのですが、仕事や外での人間関係でエネルギーを使い果たして帰ってきたとき、自分の部屋やパートナーのいる空間を「心の安全基地」と感じていることがあります。
何も考えずにボーッとゲームをしたり動画を見たりする時間は、彼らにとって脳を休ませるための大切な「クールダウンの lacked(オフ)の時間」だったりするんです。
つまり、あなたに対して興味がなくなったから無視しているのではなく、「あなたの前だからこそ、無防備で素の自分(オフの状態)でいられる」という安心感のあらわれでもあるんですね。
とはいえ、理由が分かったからといって、こちらの寂しさがすぐに消えてくれるわけではありませんよね。
寂しさを我慢してずっと相手の背中を見続けていると、その寂しさはいつしか小さなお部屋の中で「不満」や「諦め」に変わっていってしまいます。
だからこそ、少しだけ視点を変えて、あなた自身の心を守る優しいアプローチを試してみてほしいんです。
例えば、相手の背中に向かって一人でモヤモヤしてしまうときは、あなた自身も「自分のための自由時間」としてその時間を使ってみるのはいかがでしょうか。
相手が画面の世界に入り込んでいるなら、あなたも大好きな温かい紅茶を淹れて読書をしたり、好きな音楽を聴いたり、パックをして自分を労わってあげたり。
「相手の時間」に自分の心を合わせるのではなく、「自分の時間」を楽しんでみるんです。
そして、もし「やっぱり少しはおしゃべりしたいな」と思ったときは、責めるのではなく、柔らかく気持ちを伝えてみてくださいね。
「なんでゲームばかりしてるの?」と言うと相手も身構えてしまいますが、「ゲームが終わったら、5分だけ今日あった楽しかったこと聞いてほしいな」なんて声をかけてみるのも素敵です。
完璧なコミュニケーションを目指さなくても大丈夫。
お互いに無理のないペースで、心地よい距離感を見つけていければいいんですからね。
あなたが今日も一日、誰かを優しく想いながら頑張ったことを、僕は知っていますよ。
今夜はどうぞ、自分自身の心を優しく包み込んであげてくださいね。