すれ違う夫婦の心…子どもの不登校や発達の悩みに二人の足並みが揃わないと感じたあなたへ

すれ違う夫婦の心…子どもの不登校や発達の悩みに二人の足並みが揃わないと感じたあなたへ

記事
コラム
子どもの不登校や発達の特性について悩んでいるとき、いちばん近くにいるはずのパートナーと気持ちがすれ違ってしまうのは、本当に切なくて心が折れそうになりますよね。

「どうして分かってくれないんだろう」「私ばかりが苦しんでいる気がする」「子どもを守るための話し合いなのに、どうして喧嘩になっちゃうんだろう」……そんなふうに自分を責めたり、深い孤立感の中で一人で涙を流したりしていませんか。

これまで多くのご相談をお聞きするなかで、同じようにパートナーとの温度差に悩み、途方に暮れている親御さんの声を本当にたくさん受け止めてきました。

子どものために良かれと思って言った言葉がきっかけで、お互いに感情的になってしまったり、逆に冷めた会話しかできなくなってしまったり……。

でもね、まず最初にお伝えしたいのは、あなたが今まで一人で抱えてきたその苦しさは、決して間違っていないし、あなたが悪いわけでもないということです。

子どもを大切に想うからこそ、真剣に悩んでいる証拠なんですよ。

夫や妻と意見が噛み合わないとき、僕たちは「相手は子どもや自分のことを真剣に考えてくれていないんじゃないか」と感じてしまいがちです。

でも、少しだけ視点を変えてみると、そこには「お互いの見えている景色や、不安の形の違い」が存在していることが多いんです。

例えば、毎日の生活で子どもと接する時間が長い側は、子どもの小さな変化や苦しんでいる姿を目の当たりにしているからこそ、「今すぐどうにかしてあげなきゃ」と危機感を抱きます。

一方で、接する時間が限られている側は、状況を冷静に受け止めようとするあまり、どこか他人事のような言い方になってしまったり、「甘えているだけだ」「時間が解決する」といった楽観的な言葉で済ませようとしてしまうことがあります。

受け止め方や対応策がズレてしまうのは、お互いに持っている情熱の量ではなく、不安に対する防衛反応の出方が違うからなんですよね。

片方は「具体的に動くこと」で不安を解消しようとし、もう片方は「一旦静観すること」で自分の心を保とうとしているのかもしれません。

そう考えると、噛み合わない言葉の裏側にも、実は相手なりの「どうしていいか分からない戸惑い」が隠れていることが見えてきます。

とはいえ、家の中で毎日のようにすれ違いが続くと、部屋の空気まで重くなって、安らげる場所がなくなってしまいますよね。

そんなときは、いきなり「子どもへの対応策を一つに揃えよう」とするのを少しお休みしてみてください。

足並みを揃えようと焦れば焦るほど、お互いに「自分の正しさ」を証明する戦いになってしまいやすいからです。

まずは、「夫婦で同じ答えを出すこと」を目指すのではなく、「お互いの不安の理由を知ること」から始めてみませんか。

「あなたがそう考える背景には、どんな心配があるの?」「私は子どものこういう姿を見て、すごく不安になっているんだよ」と、解決策の議論ではなく、素直な感情を分かち合う時間を作ってみるんです。

そして何より大切なのは、あなた自身が「理解してもらえない寂しさ」を無理に一人で耐え続けないことです。

パートナーと意見が合わないときは、家庭の外にある温かい手やサポート、専門家の意見を頼っていいんですよ。

夫婦だけで全てを抱え込もうとすると、どうしても煮詰まってしまいますからね。

あなたが子どもを想って注いできた愛情も、パートナーが陰で見守ろうとしている想いも、表現の仕方が違っているだけで、どちらも尊いものです。

焦らなくて大丈夫ですよ。ゆっくりと、一つずつ、お互いの歩幅を確かめながら進んでいきましょうね。

僕は、あなたがこれ以上ひとりで抱え込まず、少しでも心が軽くなることを願っています。

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