「断ったら嫌われちゃうかも……」
「みんなが笑顔なら、自分が少し我慢すればいいよね」
そんなふうに、いつも周りの空気を読んで、自分の気持ちを後回しにしていませんか?
これまで一生懸命、誰かのために「いい人」でいようと頑張ってきたあなたは、本当に優しくて、温かい心の持ち主です。
でも、もしその優しさのせいで、あなたの心がヘトヘトに疲れてしまっているのなら。
僕は、もうそろそろ「いい人」をお休みしてもいい時期なのかな、と感じています。
心理カウンセラーとして、多くの悩みをお聞きしてきましたが、「いい人」でいようとするあまり、いつの間にか「都合のいい人」になってしまい、自分を見失ってしまう方は少なくありません。
「都合のいい人」というのは、相手の顔色をうかがって、自分の本音に蓋をしてしまう状態のことだと僕は考えています。
もちろん、誰かに優しくすることは素晴らしいことです。
けれど、自分の心をすり減らしてまでする優しさは、いつか限界がきてしまいますよね。
僕は、本当の優しさというのは、まず「自分を大切にすること」から始まると思っています。
あなたがあなた自身を大切に扱えるようになったとき、周りとの関係も、驚くほど自然で心地よいものに変わっていくのです。
「いい人」をやめるというのは、冷たい人間になることではありません。
それは、「自分の気持ちを一番に大切にする」という決意をすることです。
例えば、気が進まない誘いを受けたとき。
「ごめんね、今日はゆっくりしたい気分なんだ」と伝えてみる。
ほんの少し勇気がいることかもしれませんが、そうやって自分の「本当の気持ち」を言葉にすることは、自分を守るための大切な一歩です。
僕は、あなたが「嫌われる勇気」を持つ必要はないと思っています。
ただ、「自分と仲直りする勇気」を持ってほしいのです。
今までずっと、外側にばかり向けていた意識を、そっと自分の内側に戻してあげてください。
「私は今、どうしたい?」「何を感じている?」
そう問いかけて、出てきた答えがどんなものであっても、優しく受け止めてあげてくださいね。
あなたが自分の味方になれば、世界の見え方は少しずつ、でも確実に変わっていきます。
誰かの期待に応える人生ではなく、あなたの心が喜ぶ人生を歩き始めていいんです。
もう、一人で抱え込まなくて大丈夫ですよ。
あなたは、そのままで十分に価値があって、愛されるべき存在なのですから。
今日からは、世界でたった一人の大切な自分を、一番のお姫様や王子様のように扱ってあげましょう。
あなたが心から笑える日が、一日でも多く増えることを、僕は心から願っています。
ゆっくり、一歩ずつで大丈夫。
あなたのペースで、「都合のいい人」から卒業して、自分らしい自由な毎日を取り戻していきましょうね。