気づけば、私たちはいつも誰かと比べています。
「あの人は自分より優秀だな」
「友だちはもう結婚しているのに、私はまだ…」
「隣の家は収入も生活も安定していて羨ましい」
そんなふうに心の中でつぶやいたこと、きっと誰にでもあると思います。
でもね、比べているうちにだんだんと自分の気持ちがわからなくなってしまうんです。
本当は何をしたいのか、何が好きなのか、どんな人生を歩みたいのか。
他人の芝を見てばかりいると、足元の自分の芝をお世話する時間がなくなってしまうんですね。
隣の芝は永遠に青い
人間は本能的に、他人と自分を比べてしまう生き物なんです。
だから「比べてしまう自分」を責める必要はありません。
ただし大事なのは、比べても決して満足が得られないということ。
隣の芝がどれだけ青く見えても、それが自分の庭に移ってくるわけではないんです。
人は人、自分は自分。
どれだけ羨ましく思っても、それは「その人にとっての幸せ」であって、あなたの幸せとは限りません。
比べることで失ってしまうもの
私たちは、比べているうちに「自分の人生の地図」を見失ってしまいます。
たとえば、周りが資格勉強をしているから自分もやらなきゃ、と無理に始めてみる。
でも心の底からやりたいことじゃないから、結局続かなくて自己嫌悪…。
または、友だちがマイホームを買ったから焦って住宅ローンを組む。
けれど本当は、もっと自由に暮らしたいと望んでいたことに後から気づく。
こんなふうに、他人基準で選んだ道は、後で「なんか違う」と感じることが多いんです。
気づけば時間だけが過ぎて、「あれ、これって本当に私の人生?」なんて違和感を抱いてしまうこともあります。
自分の芝を育てる
じゃあどうしたらいいのか。
それは、比べることに気づいたら「自分の芝」に意識を戻すことです。
・今日はどんなことで小さな幸せを感じられた?
・どんなときに心がワクワクする?
・本当はやってみたいけど、怖くて避けていることは?
そんなふうに、自分の足元を見つめてみるんです。
他人と比べるための人生じゃなく、自分が喜ぶための人生。
芝生に花を咲かせるためには、自分で水をあげたり、太陽の下に出したり、手をかけてあげることが必要なんです。
あなたにしか咲かない花
誰かと同じ道を歩かなくても大丈夫。
むしろ、人と違う道にこそ、あなたらしい花が咲きます。
「隣の芝は青い」と言いますが、実はあなたの芝には、あなたにしか咲かない特別な花があるんです。
それは歌かもしれないし、文章かもしれない。
誰かを癒す言葉かもしれないし、家族を笑顔にする優しさかもしれない。
比べることをやめて、自分の芝に目を向けたとき、その花は少しずつ芽を出してきます。
人生はマラソンのようなもの。
横を見ながら走っていると疲れてしまうけれど、前を見て自分のペースで走れば、思った以上に遠くまで行けるんです。
だから今日から少しだけ、隣の芝じゃなくて自分の芝を見てみませんか?
あなたの芝は、あなたの手でしか輝かせることができないのですから。