テレビや映画のワンシーンで流れる暴力的な描写。
他の人は「フィクションだし、そんなに気にならないよ」と言っていたとしても、あなたの心には重くのしかかって、何日も何週間も、忘れられない…そんなこと、ありませんか?
こんにちは。
私も繊細さを持って生まれたひとりとして、この「観たくなかったけど目に入ってしまった」感覚のしんどさ、よくわかります。
たとえばテレビをつけたら偶然流れたニュースやドラマの衝撃的な場面。
登場人物が怒鳴りあったり、殴り合ったりするシーン、事件現場の映像や悲しい報道…。
心の奥がぎゅっと締めつけられるような苦しさを感じて、そのあともずっと頭の片隅から離れない。
まるで自分のことのように苦しくなって、うまく眠れなかったり、ごはんの味もわからなくなったり。
それは決して「気にしすぎ」なんかじゃありません。
繊細さん(HSPさん)の心は、他人の痛みにもとても敏感に共鳴するようにできています。
それは「弱さ」ではなく、むしろ「深い優しさ」や「思いやりの力」がある証です。
でも、だからといっていつも心が傷ついたままでは、生きづらさを感じてしまいますよね。
そこで、今回はそんな時に少しでも心がふっと楽になるような、やさしい対処法をいくつかご紹介させてください。
① 「これは現実ではない」と心に語りかける
暴力シーンを観てしまったとき、脳が「これは危険な現実だ」と受け取ってしまうことがあります。
そんなときは、心の中で「これはフィクション(作り話)なんだよ」「これはもう終わった映像なんだよ」とやさしく自分に言い聞かせてあげてください。
繊細な心は、ちょっとした言葉にも安心を感じてくれます。
自分自身が、自分のいちばんの味方でいてあげてくださいね。
② 温かいもので心を包みなおす
心がざわついたときは、体をあたためることがとても大切。
お気に入りのハーブティーや、あたたかい毛布、お風呂などで、じんわりと身体を温めてみましょう。
体がほぐれると、心も少しずつ安心していきます。
私はよく、やさしい音楽を流したり、やさしい絵本を読み返したりもします。
暴力的なシーンとは真逆の“やさしさ”を、意識的に自分に与えてあげるんです。
③ やさしさで上書きする
もし心に残ってしまった映像があるなら、それをやさしさで「上書き」してあげる方法もあります。
たとえば、動物の癒し動画を観たり、やさしい物語を読んだり、お花を見にいったり。
自分の心に「こっちが現実だよ。やさしい世界もちゃんとあるよ」と教えてあげることで、少しずつ傷が癒えていきます。
④ 自分の反応を責めない
「たかがテレビなのに、なんで私はこんなに引きずるんだろう」と思ってしまうこともあるかもしれません。
でも、あなたのその反応は「人の痛みをちゃんと感じ取れる力」なんです。
「しんどい」と感じた自分に、「それだけ優しい心を持っているんだね」と、ぜひ声をかけてあげてください。
繊細さん(HSPさん)の感受性は、ときにしんどさも連れてきますが、その分、誰よりもやさしく、深く、世界を感じ取ることができます。
暴力シーンに心が苦しくなってしまうのは、あなたが「心を閉ざしていない証拠」なんです。
どうかその優しさを否定せず、大切に育ててあげてくださいね。
そして、必要のない刺激からは、自分をそっと守ってあげてください。
今日も、あなたの心が少しでも穏やかでありますように。