新しい人生の終焉…3

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それから半年の時間が過ぎた…。

私もなるべく「自然」に振る舞うようにした…。

夜の性生活は、その中でも「地獄」だった…

純真と、そんな綺麗なことを言う気はないが…

結婚する前の女性のことをどうの言うつもりは到底ないが、夫婦でいて…その間も私との行為もありながら、影でも誰かと行為をしている…。

どうしてもそういう想像が私を苦しめた。

もう別れたとはいいつつも…
不信感しかない…。

かといって、性生活を断って、それを理由にまた浮気されるのか、という恐怖が私を襲った。

旦那はそんなことは「なかった」かのようにしてくる…。

私は、あのおぞましい過去を思い出した…
そう、母親に「売られた時」のこと…。

感情を殺した、あの時のこと…。

同じ感じがした。

それからというもの、私は「性生活」を拒むようになってしまった…。

私の中では、もう「離婚」という文字が頭にあったのかもしれない。

別れたとて、給料が戻ったわけではなかった…
それも「不信」の原因だった。

本当に「別れたのか…」

もう何もかも信じれなくなった…。

けれど、その反面、私の仕事は順調だった。
成績も伸びて、グングン昇格もしていった…。

私を認めてくれる場所は「会社」になっていた。

息子の診断はまだ、明らかにはならなかったが、自分には「やるべき事」がたくさんあった。

その中で、たくさんたくさん考えた。

自分の気持ちと向き合った。

何度も書いているけど、子供たちを引き取れたのは今の旦那のおかげで、その感謝ももちろん忘れてはいない。
それは到底、私一人のチカラでは成しえなかったこと…
だけど、それとこれとは「別問題」であって、だからといって「やっていいことと悪いこと」の区別くらいしてほしかった。
私にとっても子供たちにとっても「裏切り」でしかない。
私もこの仕事で生きていくと決めていたし、この先なにがあっても「子供たちは旦那に渡すことはしたくない」し、かといって、自分に非がなかったかと言われると、そうでもないと自覚していた。

私は一切旦那に「弱み」を見せたことがない。

「辛い・苦しい・寂しい・大変…」
助けて…

その一言すら言ったことはない…。

それは旦那に「安心して仕事をしてほしいから」
の私なりの気遣いだったのだが、旦那からは
「お前は一人でも生きていける」
と言われた。

私だって好きでそうなったわけではない…。

旦那は私の「過去」をあまり聞いてくれなかった。

私がどれだけ「歯を食いしばって生きてきたか」
そして、甘えるということが苦手なのかも旦那は気づいてすらくれなかった。

私は旦那が仕事に行っている間、すごく悩んだし考えた。

このまま自分の気持ちを殺して子供のために生きていくか
それとも…
また…決断をしなければいけないのか…。

子供たちのためにどうするべきか…

私は決めた…。
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