キャリア相談の仕事をしている理由は、自分が迷子になった経験にあります

キャリア相談の仕事をしている理由は、自分が迷子になった経験にあります

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コラム
前回に引き続き、自己紹介の延長的に自分の考えをまとめます。

ワタシは35歳の時に仕事を辞めて家族でカナダに行きました。
理由は妻の夢であったカナダの大学院合格と家族留学を実現するためです。
その時に感じたことは下記の記事でまとめました。


今回は、それを踏まえてなぜ今、キャリアコンサルタントとしてキャリアの相談を受けるようになったかについてまとめてみます。

以前、会社を辞めてカナダに渡った時期に、自分が何者かわからなくなる経験をしました。あのとき本当に欲しかったのは、慰めの言葉などではなく

「自分は何を大事にしているのか」
「今後、自分は何をすると良いのか」

を一緒に整理してくれる誰かと、その具体的なやり方についてでした。高熱で倒れてから、私は

「このまま悩んでいても仕方ない」

と、手当たり次第に色々なことを試しました。英会話、英語でのアルバイト、ブログ、ライター、YouTuber、スポットコンサル、プロフェッショナルヒアリング、コンテンツ販売、業務委託、キャリアコーチング。

正直、何が向いているのかも、どれが将来につながるのかも分かりませんでした。

ただ、その中で一つだけ他と明らかに違うものがありました。人の話を聞き、一緒に悩み、客観的に整理し、気づきをつくる——このプロセスだけは、時間を忘れて没頭できたんです。肉体的には疲れているのに、爽快感のある疲れ方をする。

収入面だけを見れば、もっと効率の良い選択肢もあったと思います。それでも
「やりたい、面白い、学びたい」
と思えたのは、これだけでした。

これは机上で選んだ仕事ではありません。無職になって、名刺も肩書きもなくなって、自分が何者かわからなくなった状態から、実際に何十通りも試した上で残った答えです。

今、私はまた会社員に戻り、キャリアコンサルタントの国家資格を持ち、副業コンサルタントとして30〜40代の方を中心にキャリアの相談を受けています。相談者の方の話を実際に聞いていると

「育休で休んでいるけど急に不安になってきた」
「仕事に不満はないけど将来への不安が消えない」
「そもそも自分が何をしたいか分からない」

という声を本当によく聞きます。これは特殊な悩みではなく、多くの人が同じ場所で立ち止まっているんだと、相談を重ねるたびに実感します。

こうなっている人はどういう人でもいいので、キャリア相談のプロと対話をして、対話を通じてて自分と徹底的に向き合い、次やるべきことを自分の中から見つけ出す必要があります。

誰に相談するかは正直、人によると思いますが、少なくとも自身の悩み・課題が理解できて、似たような経験をしている人が良いと思います。ちなみに私のキャリアの特徴としては、次の3つだと思っています。

■ワタシのキャリアの特徴

①会社員として11年、法人営業とマネジメントの両方を経験していること。 現場の実感と、組織を動かす側の実感、両方の視点から話ができます。

②自分自身が実際にキャリアを断ち切り、アイデンティティが崩れる経験をしたこと。 「大丈夫、いずれ見えてきますよ」という言葉を、理論としてではなく、実体験として言えます。

③日本とカナダ、両方のキャリア観を内側から見ていること。 会社という所属を失うことへの不安は、実は文化的な思い込みの部分も大きい、ということを、比較の視点からお伝えできます。

もしも、上記の中でどれかにビビッとくるものがある人がいればご相談に乗らせていただきます。

相談は堅苦しいものではありません。転職の是非を決めつける場でも、正解を教える場でもなく、あなたの中にすでにある材料を一緒に並べ直す時間です。

もし今、モヤモヤを一人で抱え込んでいるなら、その悩みを共有して、まずは自分の中にある重石を下ろして少し楽になるところから始めましょう。


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