「いつものお皿じゃないと絶対に食べない!」
「この服、チクチクするから着たくない!」
毎日の食事や朝のお着替えのたびに、激しいこだわりを見せて大泣きする我が子。
出かける直前に着替えを全力拒否されたり、一生懸命作ったご飯を一口も食べてもらえないと、親のメンタルも限界を迎えてしまいますよね🥺
周りからは、
「甘やかしすぎなんじゃない?」
「もっと厳しく言い聞かせなきゃ、ワガママになるよ」
なんて心ない言葉を投げかけられ、ひとりで傷ついているママも本当に多いはずです。
「わたしの育て方のせいで、ワガママにしてしまったのかな……」
そうやって、自分を責めていませんか?
でも、どうか安心してください。
そのこだわりは、親を困らせる「ワガママ」ではありません🫵🥺
実は、HSC(ひといちばい敏感な子ども)特有の、「本人にとっても耐えがたい感覚の違和感」から身を守るための防衛反応なんです。
今回は、多くのママが悩む「ワガママ」と「繊細さ」の見分け方と、心がグッと軽くなる関わり方のヒントをお伝えしますね☺️
我が家を襲った「ウインナー斜め切り事件」
娘ちゃんがHSCだと知るまでは、わたしも「どうしてこんな些細なことで怒るの!?」と毎日頭を抱えていました。
特に強烈だったのが、お弁当のウインナー事件ですw
いつもと同じメーカーのウインナー。ただ食べやすいようにと、いつもの「輪切り」ではなく「斜め切り」にして入れました。
すると娘ちゃんは一口かじった瞬間、顔を歪めてこう言ったんです。
「これ、いつもと違う……。柔らかくて気持ち悪い……」
それ以上、一口も食べてくれませんでした🫨
大人は「切り方を変えただけで味は同じでしょ!?」と思いますよね。
でも、五感が研ぎ澄まされているHSCっ子にとっては、切り口が変わったことによる歯ざわりや舌触りの違いが、耐えがたいほどの異変に感じられていたのです。
服のタグや縫い目、夏のアスファルトの照り返し、ハンドドライヤーの爆音……。
大人には些細な刺激が、まるで肌にヤスリをかけられているような激痛や恐怖として襲いかかっている。
これが、HSCっ子が見ている世界のリアルなんです🥺
「ワガママ」と「繊細さ」を見分ける、たった1つの判断基準
では、子どもの要求が「ワガママ」なのか、それとも「繊細さによる防衛反応」なのか。
親はどこで見分ければいいのでしょうか?
見分け方の基準は、とてもシンプルです。
「その行動によって、子ども自身が得をしているかどうか?」
ここを観察してみてください。
① ワガママの場合(戦略的な要求)
・「お菓子を買ってくれないと動かない!」
・「もっとYouTubeを見たいから泣く」
ワガママは自分の思い通りの要求を通すために意図して起こす行動です。
要求が通ればケロッと泣き止んで笑顔になりますし、子ども自身に明確な「得(メリット)」があります。
② 繊細さの場合(本人も苦しい防衛反応)
・服のタグがチクチクして泣き叫ぶ
・いつもと違うにおいや食感で吐き気を催す
・大きな音に耳を塞いでパニックになる
繊細さからくるこだわりは、子ども自身も不快感でパニックになっており、決して得をしているわけではありません。本人にとっても辛くて苦しい「SOS」なんです。
この違いが分かると、「なんでこんなワガママ言うの!」という怒りが、「そっか、この子にとっては耐えられないほど痛いんだな」という共感に変わっていきますよ✨
こだわりが爆発したときに親ができる「3つの寄り添い方」
子どもの感覚過敏に向き合うとき、親が無理に「慣れさせよう」とする必要はありません。
次の3つのルールを意識してみてください。
1. 「気のせい」と否定せず受け止める
子どもの訴えに「気にしすぎ!」「大したことない」と言うと、子どもは「自分の感覚はおかしいんだ」と深く傷ついてしまいます。
まずは「チクチクして嫌だったね」「音が大きくて怖かったね」と、その感覚を丸ごと肯定してあげましょう。
2. 物理的な工夫で刺激をシャットアウトする
肌着のタグは根元からハサミで切り落とす。縫い目が表側にある服を選ぶ。
我が家では、夏場のアスファルトの反射がつらい娘ちゃんのために子ども用サングラスを常備し、外出先ではハンドドライヤーの爆音を避けてハンカチで手を拭く工夫をしています。刺激そのものを減らしてあげるだけで、驚くほど落ち着きますよ☺️
3. ママ自身のイライラメーターを先にケアする
毎日こだわりにとことん付き合っていたら、お母さんの体力も気力も持ちませんよね。
以前、「また怒鳴っちゃった…」と寝顔に謝る夜を卒業する。子どもの癇癪にイライラしないための3つの処方箋でもお話ししましたが、お母さんが限界を迎える前に「ちょっと離れてクールダウンする」という自分自身のケアも絶対に忘れないでくださいね。
繊細さは、素晴らしい「才能」へと花開く
こだわりが強くて手がかかる我が子を見ていると、「将来大丈夫かな」と不安になることもあるかもしれません。
でも、人一倍小さな違いに気づける感性や豊かな感受性は、大人になったとき誰にも真似できない大きな強み(芸術的なセンス、優しさ、深い思考力)になります。
いま目の前にあるこだわりは、欠点ではなく「才能のタネ」なんです🌱
「みんなと同じ」を目指して無理に直そうとするのではなく、「この子の敏感なアンテナをどう守ってあげられるか」を一緒に考えていきましょうね。
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