「誰かに助けて貰いたい」
新しいことを始めようとすると、そんな気持ちになることは
ありませんか?
本当は挑戦したい。
でも、難しいと感じた瞬間に、
「私には無理」
「できる人にお願いしたい」
「もう逃げたい」
そんな思いが湧いてきてしまう。
もし思い当たるなら、その反応はあなたの性格ではなく、
過去の体験が作った"心のクセ"かもしれません。
Hさんも、まさにそうでした。
講座で今まで見たことも聞いたこともないスキルを学び始めた途端、
「何これ、全然わからない。」
「私にはできない。」
「スタッフの人に助けてもらいたい。」
「誰でもできるって言ったのに」
そんな感情が次々と押し寄せ、学びを進められなくなってしまいました。
苦しい。
逃げたい。
誰かに頼りたい。
そう言って吐き出してくれたHさんの感情を深く紐解いていくと、彼女の
心の中に眠る、18歳の頃の痛烈な記憶へと繋がっていました。
母親のいない環境で育っていたHさん。ある日、妹さんが家出をします。
Hさんは必死に妹を探し出し、母親と暮らせるように手配しました。
本当は、自分だって母親と暮らしたかった。けれど、自分の気持ちは心の
奥に諦めて閉じ込めたのです。
それは、幼い頃に母親と3人で家出をしたものの、父親に連れ戻された時の「悲しさ」「諦め」「無力感」が、18歳の彼女の足を止めさせていたから
でした。
「何をしても無駄。何もせず、成り行きに任せるのが一番楽。もう二度と
苦しみたくない」
この時の心の防衛本能が、大人の女性になった今でも、新しい挑戦の前に
ガチッとブレーキをかけていたのです。
「変わりたいのに動けない」時、私たちの心の中でも、これと同じことが起きているのかもしれません。
さらにHさんの場合、この感情の根っこは今世だけではなく、「前世」からも持ち越しているものでした。
今から200年ほど前、彼女は密使としてあちこちを飛び回る20代の男性でした。
常に誰かに命を狙われる恐怖と隣り合わせ。
「できることならやりたくない、逃げたい、苦しい……」と、毎日極限のプレッシャーの中にいたのです。
しかし、彼は逃げませんでした。
強い責任感を持ち、藩のため、殿様のため、仲間のため、そして愛する家族のために、命がけでその仕事をやり遂げたのです。
前世の彼が命がけで残した「自分だけではなく、誰かの役に立つなら、私はやれる」という強い意志。
Hさんがその魂の記憶(ギフト)を思い出した瞬間、「逃げたい」というブレーキは外れ、「このスキルを身につけて、誰かのために役立てたい!」という強い意欲へと変わっていきました。
「私なんてこんなもの」
「誰かに頼った方が楽」
あなたが今、そう思って動けずにいるのだとしたら、それはあなたが弱いからではありません。
過去の傷があなたを守ろうとしているか、あるいは前世のあなたが、何か
大きな責任を背負って戦っていた名残なのかもしれません。
あなたの中に眠る「動けない理由」を味方に変えたとき、本当のあなたの強さが目覚めます。
Hさんのように、あなたも魂の約束を思い出してみませんか?