「入社が倒産後」
記事小説
【退職】
24歳のとき当時のデニーズが
あまりにもブラックだった為
もう働く事に限界を感じ
退職する決意をした。
この時飯田橋店で働いてたが
もう入社時の同期なんて
みんな出世か移動か辞めてしまい
特に誰にも気を遣わず退職できた。
退職した訳は
1日15時間労働が続き
休みが2週間に1回位しかなく
全然疲れが取れなかったから。
ﾋｨｰ(ﾟﾛﾟﾉ)ﾉ
この状態になると
もう1日中頭がボ～としてて
だせいで仕事をしてる状態で
家に帰ったらただ寝るだけの生活。
しかもありの疲れで
体が常にふわふわ浮いてるようで
ずっと眠い状態になり
全然集中力が沸かなかった。
なので俺は
新しい社員が入ってくると言うので
そのタイミングでデニーズをやめて
しばらく休む事にした。
その後半ば強引に退社し
完全に疲れを取ってやろうと思い
何日も何もせずにダラダラ過ごして
とにかく休みまくる。
ﾌｩε-＿●／|＿
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【倒産】
そして退職した初日
夜0時に寝て翌朝起きた時間が
昼の2時過ぎまで寝てしまい
母親に死だと思われ心配された。
その後俺は
1月間くらい食べて寝るだけの
ダラダラした時間を過ごし
ようやくだいぶ疲れが抜けてくる。
( ´ー｀)ﾌｩｰ．．．
ゆっくり休めた俺は
そろそろ働こうと感じ始め
近くの職業安定所に行って
再就職先を探す事にした。
すると募集してる会社に
「赤井電機」と言う会社が目につき
「確かここ倒産した会社じゃ？」と
不思議に感じてしまった。
そこで職安の人に
「倒産した赤井電機が
従業員募集してるんだけどなんで？」
と聞いて確かめてもらう事にする。
倒産した会社と聞いた職員の人も
不思議に感じたようで
すぐに電話して今どんな状況なのか
詳しく聞いてくれた。
倒産した赤井電機がまだある訳は
関東圏内の学校に設置してある
独自開発した英語教材システムの
保証期間が残ってるからだと言う。
( *ﾟДﾟ))ﾌﾑﾌﾑ
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【再就職】
この赤井電機と言う会社は
世界で初めてカセットテープを開発し
テープレコーダーを販売して
大儲けした大会社だった。
しかしその後カセットテープが衰退し
どんどん赤字経営になってしまい
2000年に民事再生法を適用して
香港の「グランデ社」に買収された。
でもこのとき赤井電機は
黒字だった聖水機部門と
保証期間がある英語教材システムの
メンテナンス部門だけ日本に残す。
そして今回募集したて内容は
英語教材システムのメンテナンスで
必要スキルが自動車免許と
半田小手の使用経験だけだった。
仕事内容は
関東圏内にに設置された
英語教材システムのメンテナンスで
1人で各学校に回って行うらしい。
必要スキルを満たしてる俺は
1人で仕事出来る事に魅力を感じ
スグに面接に行く事にして
職安の人に予約を取ってもらった。
°˖☆◝(⁰▿⁰)◜☆˖°
その後面接に行くと
もうその場で就職が決定し
翌日から出社する事になって
簡単に再就職できる。
(´∀`*)ｳﾌﾌ
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【メンテナンス】
そして初出社し最初に行った仕事は
聖水機の製造とメンテナンスで
言われた内容と全然違ってたが
とりあえずやる事にした。
でもここの仕事環境がとてもよく
聖水機の製造も修理も簡単で
朝10時から夕方5時で終わり
とても楽な仕事内容だった。
なので俺は
自分の時間が作れるようになり
最近全くやってなかった
ゲームにはまってしまう。
しかもオンラインゲームで
みんなとチャットしながらでき
それが面白くて仕方なく
遅刻しそうな時もあった。
ｱﾜﾜﾜﾜ(((ﾟдﾟ; )))ﾜﾜﾜﾜｯ
こんな楽な仕事を2か月くらい続け
ようやくメンテナンスの仕事に
行く事になったと話が来て
色々作業内容を聞いた。
その作業内容は
英語教材システムの点検修理で
なんとそのシステムが
カセットテープだと言う！
もうこの時代は
CDが主流の時代でカセットなんて
完全に時代遅れの物になり
新規部品も製造してないらしい。
ｱﾜﾜヽ(´Д`;≡;´Д`)ノｱﾜﾜ
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【終わりの仕事】
なのでシステムの修理は
今ある残りの部品で
何とかしないとならず
無ければ作るか買うしかない。
ﾋｨｨｯ!!∑(；Д；ﾉ)ﾉ
確かに倒産後の会社なんて
こんな厳しい状態になる事も
全然不思議じゃなく
地獄に突っ込まれた気がした。
しかも学校を回るスケジュールは
自分で学校に連絡して作り
出社時間も終業時間も
完全ランダムだと言ってきた。
更にこのメンテナンス作業は
あと4年間で終了するから
その後どうなるかの予定が
全く未定だともいう。
それを聞いた俺は
「保証が終了したら聖水機部門に
配属されるんじゃなのですか？」
そう聞いてみた。
その返答は
「倒産した会社の聖水機部門なんて
4年後到底あると思えん」と言われ
退職日が4年後と決まった感じだ。
でも逆に俺は
しんどい仕事が永遠に続くより
終わりがある方が気が楽で
むしろこの方がとても嬉しい。
(*´-∀-)ﾌﾌﾌｯ
