こんにちは!
動物のお医者さんとして働きながら相談サービスの出品をしている獣医師ゆうです。
〜3分で解決!おうちトラブルQ&A〜
ここでは、ココナラや、現場で働いているときによくいただくご質問に対して、Q&A方式で端的に回答していくことをコンセプトに、ブログの連載をしています。
今回はご質問は
Q『メガバクテリア…って何?』
です!
A『インコの感染症の一種です』
メガバクテリアとは、基本的に「メガバクテリア症」のことを指します。
正確には「マクロラブダス」と呼ばれる、真菌(カビ)の仲間を病原体とした感染症のことを指します。
メガバクテリア=Mega+Bacteriaであり、巨大細菌という意味です。
実はマクロラブダスは、前述した通り真菌の仲間であり、細菌の仲間ではありません。
しかし、少し前までは巨大細菌の一種と考えられていたため、以前の名残からマクロラブダス感染症は「メガバクテリア症」「メガバク」と呼ばれることがあります。
このマクロラブダスは顕微鏡でないと見ることはできません。
直線的で、幅の均一な、棍棒のような見た目をしています。
(赤い丸で囲んだものがマクロラブダスです)
致死率の高い感染症です
このメガバクテリア症(マクロラブダス感染症)はセキセイインコで特に多い感染症です。
マクロラブダスは飼い鳥や野生の鳥に広く感染する病原体と言われていますが、セキセイインコにおいて高い保有率を有しています。
また、恐ろしいことに致死率が非常に高いのにも関わらず、保有していても症状を示さないことがあります。
そのため、セキセイインコをはじめ、鳥さんをお迎えしたらまず最初に病院で糞便検査をする必要があります。
繰り返しの糞便検査を
このマクロラブダスは、残念ながら一回の糞便検査では検出されないことも多いです。
そのため、繰り返しの糞便検査を行うことで、検査結果の信頼性を高めることをお勧めします。
最近では、遺伝子検査を実施することも可能となってきており、より信頼性の高い結果を得ることができます。
また、食欲がない、痩せてきている、吐いている、粒状の未消化便を出すなどの消化器に関連する症状がある場合、メガバクテリア症(マクロラブダス感染症)である可能性があります。
糞便検査でマクロラブダスが検出されなかったとしても、治療を行うことを視野に入れて獣医師と相談した方が良いでしょう。
おわりに
メガバクテリア症(マクロラブダス感染症)は、致死率も高く、見つけることも簡単ではない感染症です。
繰り返しの糞便検査をすることで、鳥さんの健康を守ってあげましょう。
今回のように、鳥さんの感染症について、疑問があれば
相談サービスで質問していただいても構いません。
もしよければご利用ください。
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