老人ホームの身体拘束って…

老人ホームの身体拘束って…

記事
コラム
✥✥✥老人ホームでの身体拘束に関するニュースを見かけて
             親の施設入居を躊躇しています…✥✥✥

最近、介護職員による身体拘束に関するニュースをよく目にしていて

正直、親の老人ホーム入居が怖いです

私の母は初期の認知症なので、そんな母でも安心して生活できる

老人ホーム探しをしたいのですが、どのように探せばいいのでしょうか


✥✥✥なんの前触れもなしに拘束されるということはありません✥✥✥

身体拘束は原則禁止

介護施設や病院などでは、「身体拘束ゼロ作戦」が進められいます

その背景には、身体拘束における3つの弊害が挙げられます

1,弊害内容身体的弊害長時間無理な体勢で拘束されると

関節の拘縮や筋力の低下を招き、要介護度を高める可能性があります


2.食欲減退や心肺機能の低下によって感染症などにかかる

リスクも高まります


3.精神的弊害人間としての尊厳が侵さ

怒りや不安、屈辱、あきらめといった大きな精神的苦痛を味わいます

その結果、認知症が進み、せん妄を発症させる恐れがあります


身体拘束が認められる3つの要件

身体拘束は原則として禁止されていますが

次の3つの要件をすべて満たしている場合に限り例外的に認められています

ただし、3つの要件が満たされ、複数の介護スタッフによる

ミーティングなどによって必要性がしっかりと議論されており

なおかつ本人や家族の同意に加えて、ミーティングの内容や

身体拘束実施の状況を記録しなければなりません

1.切迫性利用者本人、または他の利用者などの生命や身体が

危険にさらされる可能性が高いこと。身体拘束によって本人の

日常生活に何らかの悪影響を及ぼす可能性が考えられます

それらの悪影響も考慮したうえ、それでもなお身体拘束をしないと

生命や身体に危険が及ぶと判断される必要があります


2.非代替性身体拘束に代わる介護方法がないと判断されること

非代替性を考えるときは、まず身体拘束のほかに手段がないか

あらゆる介護方法を検討します。複数のスタッフで議論を重ね

それでも利用者本人、または他の利用者などの生命や身体を守るには

身体拘束しかないと判断された場合のみ要件を満たしていると考えられます

また、拘束方法は本人の負担が軽く、最も制限の少ない方法が選択されます


3.一時性身体拘束は一時的なものであること

長期間にならず、必要であると考えられる最も短い時間を

想定しなければなりません


老人ホームで身体拘束が行われる場合

老人ホームで身体拘束が行われるのは

主に事故防止のためと言われることが多いです

例えば、認知症による徘徊の症状があり、夜中に自宅へ帰ろうとして

ベッドから転落することが複数回あった場合、ベッドの柵を高くする

などの対策と同時に、身体拘束も検討されます

ただし、先ほどの身体拘束が認められる要件でもお伝えしましたが

複数の介護スタッフによるミーティングなどで十分に必要性が検討され

なおかつ本人や家族の同意が得られた場合のみ

最小限の時間と程度、方法によって行われます


NPO法人全国抑制廃止研究会によって身体拘束の

現状が調査・報告されました

特別養護老人ホームや介護療養型医療施設

老人保健施設、グループホームのうち、約24%の施設から回答があり

その結果、3.1%の利用者は身体拘束を受けた経験があることがわかりました

しかも、そのうちの19%が、国が規定する3つの例外要件

(切迫性、非代替性、一時性)を満たしていませんでした。

出典:NPO法人全国抑制廃止研究会 2010年更新

違法な身体拘束が行われる背景には、介護施設の人手不足が考えられます

また、一般の医療機関に身体拘束を禁止する規定がないことで

不要な身体拘束が行われているという指摘もあり

早急な対策が求められています

原因の多くは慢性的な人手不足

介護施設は慢性的な人手不足に陥っており

人手がないため適切な介護が行われず

身体拘束が増えていることが考えらるのだと思います


また認知症の方が身体拘束を受けてしまうのはなぜか

2025年には全国の65歳以上の高齢者のうち、認知症発症者数は

約700万人にまで膨れ上がると予想されています

つまり、数年後には高齢者の5人に1人が認知症を発症しているのです

認知症の症状のなかには記憶力や判断力の低下を招き

健常ならば判断できる危険な行為でも、認知症であるために

危険な行為だと判断できないことがあります

本人の安全が守れないと考えられる場合は

必要最小限の身体拘束も選択肢のひとつです

※切迫性、非代替性、一次性の3要件を満たすことは必須

もちろん、認知症だからといって必ずしも身体拘束が

必要なわけではありません

あくまでも生命や身体に危険がおよぶ可能性がある場合に限られます

身体拘束をしない施設を見極める


それでは、不当に身体拘束をしない施設を見極めるための

見学時や面談時に必ずチェックしておくべきポイントをご紹介します!

過去に拘束事例があるか、適切な介護を提供できるだけの

職員数を確保できているか

まず確認したいのが、これまでに身体拘束をしたことがあるかどうかです

また、介護職員の数が足りているかも確認しましょう

例えば、利用者数に対して、日中と夜間は何人で介護しているのか

などを確認してください!

介護職員不足が原因で身体拘束に至るケースは少なくありません

現状をありのままに話してくれる施設ほど

信頼に足る施設だと言えるでしょう♪

身体拘束に代わるケアの工夫がされている

介護施設で身体拘束が行われる際の理由として

多くの場合「事故を防ぐこと」が挙げられます

しかし、施設スタッフが利用者を観察して危険性を把握することで

事故を防ぐための工夫をすることができます(^ω^)

例えば、認知症の方は腕に刺された点滴の針を途中で

引き抜いてしまう可能性がありますが、点滴の針やチューブが

本人の目に触れないような工夫が可能です!

もし、就寝時にベッドから転落する不安があれば

身体を縛ったり、高い柵で取り囲むのではなく

ベッドの高さをできるだけ低くするのもひとつの方法!

身体拘束なしに事故の確率やダメージを減らす工夫は

いろいろとできるものです

もし自分の親が身体拘束されていることがわかったら…(´゚д゚`)

もし、入所している施設で自分の親がやむを得ず

とはいえ身体拘束されていたら

施設側が身体拘束に至る前に、それに代わるケアをしっかりと

模索してくれたのかをまず確認しましょう(=゚ω゚)ノ

具体的には、家族から施設のケースワーカーや介護スタッフの責任者に相談し

身体拘束に代わる方法の有無、あるならばそれを行った場合の

リスクについて話し合っていきましょう!

とはいえ、高齢者の尊厳と安全とを100%両立させるのは

実際の介護現場では困難を極めます

家族から権利ばかりを主張したり、施設へのクレームを入れて

是正を要求するだけでは問題は解決しません

人手が少ないなか、事故のリスクを可能な限り排除しなければいけない

施設側の事情にも配慮したうえで、一緒に解決策を見出すが

大切なのではないでしょうか(´・ω・)


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