【四柱推命相性占い】相性診断が重要な理由

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占い
一般的に結婚前後に占い師のところに訪ねて行って、一度は相性診断を受ける場合が多い。

⌜何も考えずに一種の通過儀礼として見る人がいるだろうし...⌟

⌜なんか相性診断を受けてみないといけない気がして、見る人もいるだろうし···⌟

⌜子供たちの好奇心のように純粋に面白半分で相性を見る人がいる⌟だろう。

しかし、この相性というのはそんなに軽く考えることではないと思う。


相談した例を挙げると、

40代前半の女性の方が相性診断を受けに来られたことがあった。
結婚初期には分からなかったが、一緒に暮らしてみると一日一日が息詰まり、自分の価値観と全く合わない性向のためにつらいというのだった。

それで、

⌜果たして今の結婚生活を続けるべきなのか⌟、
⌜それとも離婚せざるを得ない状況になるのか⌟を相談しに来られた方だった。

女性の命式を見ると、透干された傷官格の命式だった。
四柱推命の命式で格というのはその人の価値観なのに···。

傷官格というのは変化を好み、流行に敏感で楽しい人生を追い求める方だ。
それに、陽日干の身強で、自分が言いたいことはすべて言わなければ気がすまない方だ。

一方、夫の命式を見ると、透干された正官格の命式だった。

互いの価値観だけで見れば、相剋の関係で会ったのだ。
正官格というのは、型にはまった固定観念が強く、個人の利益に敏感だという意味だが···。

しかも、陰日干の身弱であるため、残念なことがあっても表現することができず、心の中に秘めて生きている方だ。

真面目な方だが、女性の方のライフスタイルとは全く合わない方である。
今後の運の流れを見ると、女性の方の年運では官運が入ってきて、傷官見官が成立した。

これ以上結婚生活を続けることが事実上無意味な運の流れなのだ。


また、男性の年運を見ると、やはり官星運である。

原局內に官星が強いのに、再び官星運が入ってくると、財星の洩気が激しい。
必然的に妻が夫の期待に対応できないため、妻が離れることになる。

よかったと言えばいいのか、それとも何と言えばいいのか曖昧だが···
まだ子供はいないので、離婚するのに何の困難もない。

離婚が正解だと思ったが、ストレートには言わず、遠回しに言った。
「ご本人が気の向くまま決めてください」と。。。

その女性も私の意図に気づき、固い顔で「ありがとうございます」と答えて相談を終了した。

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相談時間の間ずっと心が複雑だった。

これは夫でも、妻でも、誰の過ちでもない。
その時の愛の結果が不幸に帰着するのだ。

人が勘違いしていることの一つが、時間が経てばその人の全てが分かると思う。

そして、それを理解できると思う。
しかし、それはそんなに簡単なことではない。

そのように相手の内面を全く知らずに結婚すると、

『結婚前はそうじゃなかったのに、結婚してみたら人が変わった』

『愛が冷めた』

こんな言葉が出るのだ。

しかし、変わったことはない。
ただ、相手の素顔をまともに知らない状態で結婚し、後に相手の素顔が把握されただけである。


相性というのは。
相性診断を受けてみて、その結果がよくなければ無条件別れろというのではない。

お互いに合わせられる部分を予め把握して合わせようと努力するのだ。
そうするうちに、どうしてもお互いのギャップを縮めることができない部分は果敢に諦めるために見るのが相性だ。

しかも、男女共に恋に落ちると客観的な判断が下されない。

誰のアドバイスにも耳を貸そうとしない。

⌜その人はそんな人じゃない⌟
⌜どんな問題があっても克服できる⌟
⌜そんなことは起こらないだろう⌟など、

手のひらだけ見るのは、手の甲を見ることができないことがわからない。
だからこそ相性を見るのだ。

2019年8月時点に厚生労働省が発表した日本の離婚率は約38.3%、約4組に1組は離婚をするというデータがある。

4組に1組の離婚の数値が物語るように、今の離婚率は非常に高い。


過去の世代に比べて、今の世代がたくさん学び、選り好みをする世代だが
実に皮肉なことに離婚率がはるかに高くなったという不都合な真実!

結婚生活を問題なく維持するために様々な条件で結婚をするが、思いもよらない別の理由で別れるという昨今の現実!

しかも、相手に対する思いやりよりは自分の価値観を重視する傾向があるので、離婚率は相対的に高くなるしかないと思う。


今、この文をお読みになった皆さんも、相性というのを軽く見ないでほしい。
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