(再) 経営改善のレシピ2 『プロローグ 経営全般②』

(再) 経営改善のレシピ2 『プロローグ 経営全般②』

記事
ビジネス・マーケティング
利益を増やすには、どうしたらいいでしょう。
利益を増やす仕組みは、損益分岐点売上高(売上と原価+経費が同じになる
売上高/詳細は、創業寺子屋付録① 参照)の算式の中に答えがあります。
損益分岐点売上高の算式
図11.jpg

この式から分かるように、利益を増やすには、
① 売上を増やす
② 原価率を下げる
③ 固定費を減らす
のいずれか、またはその組み合わせによります。

さらに、それぞれの項目をブレイクダウンすると、
① 売上を増加するには、
 〇 単価を上げる
 〇 数量を伸ばす
 〇 新商品を投入する

② 売上原価を削減するには、
 〇 単位当たりの製造費用を下げる

③ 経費を削減するには、
(ア) 人件費
 〇 給料を下げる
 〇 従業員を減らす
(イ) 人件費以外の経費
 〇 売上に貢献していない経費の把握、削減
となり、さらにご自身の事業内容、体力で取り組み可能な
「具体的方策」を考え、実行していくことが必要になります。

経営改善をする場合に、一番手っ取り早いのは「人件費の削減」
だと言われます。
ただ、私が学んだ「日本生産性本部」でも、「中小企業大学校」でも、
『人件費削減は、基本やらないほうがよい。』と教わりました。
理由は、「従業員の士気の低下」「社内の雰囲気の悪化」を
招く恐れがあるから。
費用削減の優先順位は「交際費」「車両費」「役員保険料」
「不動産賃借料」等が先。

それでも更に費用削減が必要で「人件費削減」に手を付けざるを
えない場合は、『役員報酬を先に削減』する。
従業員人件費は極力下げない。
どうしても下げなければならない場合には、役員報酬の削減率や額も
従業員に伝え、「役員もそこまで報酬を削っているならしかたない。」
と従業員に思わせることも、モラール維持のためには必要なケースも
あるそうです。

また、利益を上げる方策として、「④ 固定費の変動費化(注)」を
おっしゃる先生もいらっしゃいます。
(注)固定費の変動費化~方法①外注や業務請負に作業を依頼し、
人件費を外注費とする。 ②人件費のうちベースアップを抑制し、
賞与を増やす(業績連動)。 ③パートや派遣の利用(仕事量連動)。
同じ金額の人件費でも、上の「損益分岐点売上高」の式に
当てはめていただくとわかりますが、『変動費』に算入したほうが、
利益は増えます。

事業の内容、状況は、1企業1企業違うので、具体的方策も変わります。
また、方策により、効果の大きさ、効果が出るまでの期間も変わります。
ご自身の事業内容、状況に合わせ、また、短期、中期、長期の方策を
組み合わせて、経営改善に取り組んでいただけるよう、
できるだけたくさんの「改善策」を情報出来ればと考えております。
ぜひ、ご活用ください。
                        以上、富太郎でした。

* 内容は、過去に投稿させていただいたものの、再掲示です。

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