アフターコロナ 経営改善への道 7

アフターコロナ 経営改善への道 7

記事
コラム
「窮境原因」と「除去可能性」の検討です。社長!
認定支援機関の主な支援業務の内容・プロセスについて、ご説明しています。
前回までに「企業概要・事業概況」の調査・把握、「財務に関する概況把握」「SWOT分析」についてご説明しました。
今回は、『経営課題の把握』の次のステップとして、「窮境原因の把握と
除去可能性」について、ご説明します。

STEP 1  経営課題の把握
(1) 企業概要の把握
(2) 事業概況の把握
(3) 財務に関する概況把握 
(4) SWOT分析

(5) 窮境原因の把握と除去可能性
企業が窮境に陥った原因を特定し、当該原因が除去されている。 または、
施策によって除去される可能性があることを調査します。

経営改善に向けては、「実質債務超過」「過剰債務」等の『窮境状況』の
原因を特定し、これを除去することが必要になります。

窮境原因には、『内部環境』に起因するものと、
       『外部環境』に起因するものに大別されます。
『内部環境』に起因するものには、「売上至上主義」「多角化の失敗」「設備
投資の失敗」「経営管理の甘さ」「役員・従業員の不正」等があります。
『外部環境』に起因するものには、「得意先の海外移転」「円高によるコスト
競争力の低下」「代替品の台頭」「大口取引先の倒産」等があります。

これらは表面的な窮境原因であって、突き詰めれば、「経営判断の誤り」に
行きつきます。経営改善を実現するためには、窮境原因を除去する必要があり
ますが、小規模企業では、経営者を交代させることはまずできないことから、
経営者自身に「危機意識」を持ってもらい、経営改善に向けての「意識改革」
そして経営改善をやり切る「覚悟」が必要不可欠となります。

以下、業種別の「窮境原因と除去可能性」の例を挙げますので、参考にして
ください。
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ここまでの『経営課題(現状)の把握』を実施すると、企業の事業性、経営者の
経営資質等から、「事業の持続可能性」がある程度判断できます。
次回からは、(事業の持続可能性が認められることを前提に)
『経営改善計画策定』の段階に進めていきます。

なお、「事業持続可能性」が不明の場合には、認定支援機関は、3年間程度の
「暫定リスケ計画」を策定する方向性を取ります。
(キャッシュフローがマイナスで、「事業の持続可能性」が見込めない場合に
は、『廃業・清算』の可能性を検討します。)

                         以上、富太郎でした。

参考資料・文献
〇 中小機構 『中小企業経営改善計画策定支援研修』テキスト、資料
〇 『金融機関が行う 経営改善支援マニュアル』
    日本政策金融公庫中小事業本部企業支援部[著] (きんざい)


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