決断の基準

決断の基準

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人生には悩み事がつきものです。
その中でも人生の岐路に関する悩みは、
一層深く悩み込むケースが往々にしてあります。
人生の岐路の悩み。
人生の選択の悩み。
人生の決断の悩み。
これらはまさに人生のターニングポイントによるものです。



学生で就職活動しているとしましょう。
就職を目指す方向は何処なのか。
就職先を選ぶ基準は何処なのか。

Aさんは私立文系の大学生。
4年生になり就職活動を始めました。
主な就職活動先は、大手企業。
Aさんは有名な会社、
大きな会社を志望しました。

しかし、Aさんは、
就職活動が如何に厳しいものか
身に染みる事となります。

応募した会社は悉く不採用。
いつまでたっても内定は取れず、
不採用続きで不安感、焦燥感が日に日に募ります

こうなれば有名な会社、大きな会社と
言っていられません。
今度は、打って変わって、
見境なく就職活動するようになりました。
就職活動の目標がとにもかくにも
内定を取る事になったのです。

結局、内定が取れたのは、
電器店の販売関係の1社。
迷うことなくその会社に入社しました。
選択肢がないのですから、
迷いようがありません。

就職活動という観点からは、
兎に角、1社から内定が取れ、
就職出来たのだから成果があったのかもしれません。

しかし、Aさんはもともと電気機器類に
何の興味もありません。
販売に関しても何の興味もありません。

入社して同期と知り合うようになりますが、
同期の中には家電のマニアのような人がいて
そのような人に圧倒されました。

そういう人は
電器店で仕事をしている様が
実に楽しそうです。

休みの日も
色々な電器店を巡っていると聞き、
最初は、バカじゃないかと思ったが、
次第に、脱帽するようになりました。

先輩たちから”家電オタク”といじられますが、
同時にそれは可愛がられている事になります。

Aさんはだんだん職場で
いる場所がなくなる感じがしてきました。
営業成績も伸びません。
わずか数ヶ月で辞表を出しました。



昔、私が営業マンだった頃のお話です。
担当区域のある会社に営業に行ったのですが、
毎回、玉砕されます。
この会社の窓口の人間は、
相当に偏屈で嫌味な人間。
毎回、けんもほろろに断られます。

前任の担当者もこの会社には
相当苦労して、引き継ぐ時、
その苦労話を聞かされました。

会社間で取引があるのだから、
同じ断るにしても、
もっと言い方があるだろうに・・・

職場に戻り、
その会社の愚痴を言っていると
同僚のBさんが私に近づいてきて
目を爛々と輝かせながらこう言いました。
「その会社俺が行っていい?」

「何で?」

B
「俺そういうの燃えるの」
「俺が行きたい!」

私はこの時、
Bには営業では勝てないと思いました。


今回から、
決断の基準について深く考察していきましょう。


つづく



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