今回はお客様より下記キットの製作代行依頼をいただきました。
キット名:メガミデバイス 朱羅 弓兵
メーカー:コトブキヤ
依頼コース:仕上げコース(エアブラシ塗装、デカール貼り、つや消しトップコートあり)
美少女プラモデルが各メーカーから少しずつ出始めた時期に、メガミデバイスシリーズの知名度を一気に広げた人気キットです。
過去に他のお客様からこちらのキットのリカラーバージョンの製作代行をいただきまして、今回は実質2回目の製作となります。
今回は各パーツを切り出した後のパーティングライン消し、合わせ目消し、表面のヤスリ掛けまで完了しましたので、その作業報告をいたします。
①パーティングライン消し(PS樹脂パーツ、ABS樹脂パーツ)
メガミデバイスではフェイスパーツや一部パーツで「パーティングライン(金型の接合面の隙間によりできた細長い線状の切れ端部分)」があります。まずはそれらを目立たないようにヤスリで削ります。
フェイスパーツの輪郭部分にパーティングラインがあるので、この箇所を消していきます。
パーティングラインを消す際には、一般的なヤスリ掛け作業と同様に400番程度から600番、800番、1000番と目の細かい番手のヤスリを段階的に使っていきます。
今回は400番~800番までは下写真のあて木付きのヤスリを使います。そして、最後に1000番の紙やすりで水研ぎをしていきます。
手前から、400番、600番、800番のヤスリです。
タンポ印刷された部分が削れないように気を付けながら、パーティングラインの箇所をヤスリで削っていきます。
②パーティングライン消し(POMパーツ)
メガミデバイスでは、手首や手首関節のパーツにPOMという弾力があり強度が高い樹脂のパーツを使用しています。
メガミデバイスの各手首パーツにもパーティングライン(下写真)があるため、次はこれらの箇所のパーティングライン消しを行います。
ただし、POMパーツの場合はゴムのように弾性があるため、ヤスリでは削りにくいです。そこで、デザインナイフを使用して、刃を立ててパーティングラインを削っていきます。
※ピントがボケてしまいました。
パーティングラインを削り取ると下写真のようになり、パーティングラインが目立たなくなりました。
同じ要領で各POMパーツのパーティングラインを削り取っていきます。
③合わせ目消し
軽装モード時の腕部分や太ももパーツなどを接着剤で接合して、合わせ目を消して滑らかな表面に仕上げていきます。
太ももなどの地肌色のパーツでは下写真の肌色の瞬間接着剤を使用して、その他のパーツでは透明の瞬間接着剤、またはスチロール樹脂用接着剤で接合します。
接着剤で接合して乾燥させると下写真のようになります。接合箇所を覆うように接着剤を塗布した後にヤスリ掛けをすることで、接合箇所の凹みを無くして、違和感なく滑らかな表面に仕上げることができます。
固まった接着剤の箇所を400番~1000番までヤスリで削った状態が下写真になります。
うっすらと接着剤が残っていますが、指で触ってみると凹みが無くなり、滑らかな表面となっていることが分かります。
同じ要領で他のパーツの合わせ目消しも行っていきます。
④ヤスリ掛け完了
合わせ目消しまで終わったら、その他のパーツについても表面をヤスリ掛けをして、エアブラシ塗装の際に塗料が表面に定着しやすくします。
一通りのパーツをヤスリ掛けを終わった状態が下写真になります。
次回予告
次の作業工程はエアブラシによる下地塗装です。
単色で各パーツを塗るだけでも見栄えは良くなりますが、今回はおもちゃ感を抑えて、全体的に立体感のある雰囲気にするためにグラデーション調に影を付けていきたいと思います。
そのため、キットで指定されている配色の塗装前に下地となる暗めの色で下地を塗装していきます。
懐空工房ではプラモデルの製作代行を承っております。
ご要件に応じてお値段も調整させていただきますので、お気軽にご相談ください。