心にも「定員オーバー」のブザーがあったら

心にも「定員オーバー」のブザーがあったら

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エレベーターに大勢の人が乗ると、突然ブザーが鳴ることがあります。

「ブーッ!」

定員オーバーです。

すると、誰かが一人降りる。

ブザーが止まる。

そして、何事もなかったようにエレベーターは動き始めます。

これって、よく考えると素晴らしい仕組みですよね?

無理に動こうとしない。

これ以上は乗れないと教えてくれる。

そして、少し荷物を減らせば、また動き出せる。

ところが、わたしたちの心には、このブザーがありません。

仕事のこと。

家族のこと。

人間関係のこと。

将来への不安。

過去の後悔。

次から次へと、いろいろなものが乗り込んできます。

もう満員なのに、

「もう少し頑張ろう」

「これくらい我慢しなくちゃ」

「みんなも大変なんだから」

そう言って、さらに荷物を積み込んでしまう。

もし心にも定員オーバーのブザーがあったら、きっと街中で鳴りっぱなしです(笑)

でも、考えてみてください。

エレベーターが定員オーバーになったとき、誰もエレベーターを責めませんよね?

「なんて根性のないエレベーターなんだ!」

「もっと頑張って上まで行け!」

そんなことを言う人はいません。

当たり前です。

乗りすぎたら、降ろせばいい。

それだけのことです。

なのに、どうして自分の心がいっぱいになったときだけ、自分を責めてしまうのでしょうか?

疲れているのは、弱いからではありません。

抱えているものが多すぎることだってあります。

気持ちに余裕がないとき、わたしたちは「もっと強くならなくちゃ」と考えがちです。

でも、本当に必要なのは、強くなることではなく、荷物を減らすことなのではないでしょうか?

誰かの期待に、全部応えなくてもいい。

頼まれたことを、全部引き受けなくてもいい。

今日できなかったことを、明日まで責め続けなくてもいい。

そして、もっと大切なことがあります。

それは、自分の荷物ではないものまで、背負わなくていいということです。

相手が不機嫌なのは、相手の問題。

誰かにどう思われるかは、その人の自由。

過去に起きた出来事は、今から変えることができません。

わたしたちは、変えられないものまで何とかしようとして、心の中をいっぱいにしてしまいます。

ここで、一つ試してみてほしいことがあります。

今、心の中にある悩みを思い浮かべてみてください。

そして、自分自身に聞いてみるんです。

「これは本当に、わたしが背負う荷物なの?」

そう問いかけるだけで、自分が何を抱えているのか整理しやすくなります。

もちろん、簡単に手放せない悩みもあります。

それでも、すべてを一人で背負う必要はありません。

休むこともできます。

誰かに相談することもできます。

今日は考えるのをやめて、好きなことを楽しんでもいいんです。

わたしが行っている波動調整などのヒーリングも、スピリチュアルな視点から自分自身を見つめ直し、心を整える時間として取り入れていただいています。

日々の忙しさの中で、自分のことを後回しにしている方には、そんな時間も大切にしていただきたいです。

さて、最初のエレベーターの話に戻ります。

定員オーバーになったエレベーターは、決して壊れているわけではありません。

ただ、乗りすぎているだけ。

少し荷物を降ろせば、また動き始めます。

人の心も、それと似ているところがあります。

頑張っても頑張っても前に進めないとき。

何をしても気持ちが晴れないとき。

そんなときは、自分にもっと頑張れと言う前に、抱えているものを見直してみてください。

人生を軽くする方法は、何かを増やすことではなく、何かを降ろすことなのかもしれません。

今日、あなたの心のエレベーターから、一つだけ荷物を降ろすとしたら。

何を降ろしますか?


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