デザインが売上に直結する時代
記事デザイン・イラスト
こんにちは。SAPOTEです。
今回は過去に『お店のLOGO』を変えたら『売り上げが伸びた』という話をします。
◆カフェに来るお客が求めるもの◆
以前、カフェを経営しているオーナーからお店のＬＯＧＯを新しくしたいと依頼を受けました。
事前に既存のＬＯＧＯを見せて頂きましたが、正直パッとしないデザインでした(泣)
カフェに定番である「コーヒーカップ」をモチーフにした、どこにでもあるようなシンプルなデザインでした。
店名のフォントに関しても、丸みを帯びた可愛らしいものでしたが、ＬＯＧＯとマッチしてなかったのです(汗)
そこで、ちょっと考えてみてほしいのですが、
そもそも新規でカフェに来るお客がお店に求めていることって何でしょうか？
いくつか思いあたる重要なポイントを挙げていきます。
1：メニューの豊富さ
2：料理のおいしさ
3：料理の盛り付け
4：店内の雰囲気
5：お店の外観
6：Wi-Fiの有無
7：値段
といった感じでしょうか。
では、お店に入るかどうか決めるのはどの段階でしょうか。
「人は見た目が９割」という本がございますが、それはお店にも当てはまると思っています。
つまり、初めて訪れるお客は「お店の外観」で入るかどうか選んでいるわけです。
そこでNGなお店の外観をいくつか挙げてみます。
1：看板が汚れている
2：店の植栽が伸び放題
3：窓ガラスが汚れている
4：中の雰囲気が見えない
5：店の前にゴミが落ちている
6：電飾が球切れを起こしている
といった感じでしょうか。
実際にこんなお店があったら入りたいでしょうか？
私だったら、いくら味がよくても敬遠してしまいます。
◆看板(LOGO)がダサい店には入りたくない◆
冒頭にお話ししたカフェオーナーのお店は、実は上記のNG例はどれも当てはまっておりませんでした。清掃も行き届いており、お店の外観はきれいでした。
そこでオーナーはお店の看板(LOGO)に目を付けたのです。
相談を受けた際も、オーナー自身お店のLOGOには以前から満足していないとおっしゃっていました。
既存のデザインを確認した私もLOGOのリニューアルには賛成しました。
カフェに来るお客の中には、カフェに「おしゃれ感」を求める人は少なからずいます。つまり、お店の看板(LOGO)がダサいと、お店への期待値が上がらないのです。そのため、新規のお客は素通りしてしまう現象が起きます。
◆なぜデザインが売り上げに直結するのか◆
ここまで読んで頂いた方はおわかりだと思いますが、
売り上げはお店の看板で決まると言っても過言ではありません。
看板がおしゃれなお店は、お客は足を止め期待値が高まります。
『このお店に入ったらどんな幸せが待っているのだろう』
といった具合です。
お店の売り上げをあげるには、
まず来店して頂かないと話になりませんからね。
そのことから、LOGOをリニューアルすることで、
少なからず新規のお客を増やす自信はありました。
◆３カ月で結果がでた◆
オーナーはLOGOのリニューアルに伴い、
お店の名前も変更したいとおっしゃりました。
従来から、こちらのカフェは「地球環境を意識したオーガニック野菜」を売りにした料理を提供しておりました。
そこで、お店の名前を『earth cafe』と命名し、そこからデザインを構築していきました。
出来上がったデザインがこちらです。
アースカラーのドットで可愛らしいハートを表現しました。
文字の「earth」部分の「e」をカップに見立てました。
そして、このLOGOを使用して約３か月間、
来客数、売上の変動に注目をしました。
その結果、来客数、売上ともに以前の『2割増し』になったのです。
この結果にオーナーも大変喜んでおられたのを覚えています。
◆まとめ◆
良いものを提供すれば売れる時代は終わりました。
現代は良いものであふれかえっています。
その中でいかに付加価値を提供できるお店が生き残る時代です。
今回のカフェの例では、お客は「おしゃれなカフェに訪れる私」という価値を
以前に比べて感じて頂けたのだと思います。
私がしたことは、LOGOのリニューアルという、ほんの些細なことだったかと思います。ですが世間が、潜在的に心地よいと思う感覚は時代とともに変化しているのは確かです。
時代に合わせたファッションのように、
思い切って変化するのも、良いかもしれませんね☆
ではでは
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