本当の自分の声に気づく~丁寧に見つめる~

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コラム
私の想像を超えたご報告をいただきました。

最初のきっかけは約1年前、信州への移住を検討をしているとのことで、
『移住と仕事.jp』
にご登録いただたことから始まりました。

現状の仕事へのモヤモヤ感があるという30歳代・Sさん。

憧れていた第一志望の会社に就職したものの希望職種に就けずに中堅社員になってしまった。
でも、自分なりの目標ややりがい、働き甲斐を見つけながら、全力で取り組んできた。
しっかりと結果を出してきたので、会社からの評価は良い。

一方で、入社時から希望していた職種への異動希望は出し続けているが実現せず、何となくあきらめ感、停滞感が出てきている。上司からは「あと数年我慢すれば、実現する可能性は高くなる」と言われている。
あと数年待てば本当に異動できるのだろうか?
ところで、あと数年を待つこと自体に価値はあるのだろうか? 
そこまでして挑戦したい職務なのか?
3年間をただ待つだけなら、新たな場所で、新たな仕事に挑戦するには、30歳代である今が最適なタイミングなのではないか? 

とのモヤモヤ感を抱えて
『移住と仕事.jp』
を訪ねてくれました。

大好きで何度も旅行で訪れている信州の地に移住して、全く新たな生活をスタートすることを想像するとワクワクしている自分もいる、とのことでしたので、地元企業や仕事、信州での生活に関する情報は提供させていただきしつつも(『移住と仕事.jp』自体は、地元企業とのマッチングを行う事業です)

「そもそも、これからの人生をどのように過ごしていきたいのだろうか?」
という本質を見つめ直すために、『ライフシフト.jp』に切り替えて対話を継続させていただきました。

セッションを通じて、Sさんは最終的に

・希望し、納得して就職した会社である。
・今の職務は第一希望ではないが、決して嫌な仕事でもなく、やりがいも持って取り組んでいる。
・これまでの仕事や成果に対してもきちんと評価されている。
・上司から言われた「あと数年」を待たずに移住・転職したら後悔するのではないかと思う。もし数年後に異動が実現しない場合には、納得して移住・転職できる。

という結論を出しました。

それから約1年が経とうとしていた今日、久しぶりにメールをいただきました。

そのメッセージは、

・『ライフシフト.jp』セッション終了後もずっと考え続けていた。
・学生の頃、海外で生活したい、働いてみたい、と希望していたことを思い出した。
・就職活動を通じて、志望企業、志望職種を設定したことが上書きしていたが、時間をかけて、自分を見つめ直しているうちに思い出した。
・海外での生活、仕事がないか探したところ、現職の経験が生きる仕事が海外で見つかり、退職願を出しました。
・これから始まる海外での新生活に向けて準備を行っている。
・『ライフシフト.jp』のおかげです。ありがとうございました。

との内容でした。

Sさんは、いつも真摯に、とても丁寧にご自分との対話を行っていたことを思い出します。

私とのセッション終了後にも、自分との対話を継続し、そしてセッションで出した結論とは異なる自分の本当の声、気持ちに気づいたのですね。

セッション直後に出した結論には、なんとなく納得できていなかった... 
念願の志望企業に就職できているという執着もあったのかもしれません。
何よりも「海外で生活してみたいと思っていた」というご自身が本当に求めていたことを思い出したこと。

ここに『自分を見つめ直す』ことの本当の価値がありました。

信州への移住促進を目指す『移住と仕事.jp』から、結果的に海外移住への展開は驚きの結末ではありますが、
『ライフシフト.jp』としては、本当に嬉しい報告をいただけました!

Sさんの海外での新たな挑戦とライフシフトを心から応援したいと思います。
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