12歳ごろのメタ認知と、ギフテッド児の成長

12歳ごろのメタ認知と、ギフテッド児の成長

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コラム

「自分を外から見る力」が育つと、子どもは変わり始める

12歳ごろになると、子どもは少しずつ自分を外側から見る力を育てていきます。

これをメタ認知と呼びます。

メタ認知とは、自分の考え方、行動、感情、得意不得意を客観的に見つめる力です。

「今、自分は焦っている」

「このやり方だとうまくいかない」

「自分はこういう場面で怒りやすい」

「次は別の方法を試してみよう」

このように、自分を少し離れた場所から見る力です。

ギフテッドや2Eの子にとって、この力はとても重要です。

なぜなら、才能を生かすためには、ただ能力が高いだけでは足りないからです。

自分は何が得意なのか。

どんな場面でつまずくのか。

どうすれば力を出せるのか。

どんな助けが必要なのか。

これを自分で少しずつ理解する必要があります。

ただし、12歳ごろの子どもにいきなり完璧な自己分析を求める必要はありません。

保護者や大人が一緒に言葉にしてあげることが大切です。

「あなたは考えるのは得意だけど、書き出すところで疲れやすいね」

「急に予定が変わると不安になりやすいね」

「好きなことにはすごく集中できるね」

「でも、興味のない課題は始めるまでが大変だね」

このように、その子の特徴を責めずに整理します。

注意したいのは、メタ認知を自己否定にしないことです。

「自分はダメだ」

「自分は普通じゃない」

「どうせできない」

こうならないように、得意と苦手を両方見る必要があります。

私は、ギフテッドの子にとってメタ認知は、自分を責めるためではなく、自分を使いこなすための力だと考えています。

自分の特性を知ることは、弱さを認めることではありません。

生きやすくなるための地図を持つことです。

12歳ごろから、その地図を少しずつ一緒に作っていく。

それが、思春期のギフテッド児を支える大切な関わりです。
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