はじめに:キャリアに迷うあなたへ
「安定した企業に就職して、安定した収入を得る」。それは多くの人が目指す理想のキャリアパスかもしれません。しかし、そんな理想的な環境にいても、何かが違うと感じることはありませんか?日々の仕事がつらく、自分に合わないと感じながらも、周囲の期待や世間の常識に縛られて、本当の自分を見失っている…。そんな経験をしている方は少なくないでしょう。
この記事では、大手企業でのキャリアに悩み、周囲の反対を押し切って会社を辞め、自分らしい働き方を手に入れた自身の体験をもとに、自分らしい生き方を見つけるためのヒントをお伝えします。
大手企業でのキャリアの現実
大手企業に勤めることは、一般的には「成功」の象徴とされています。高い給料、社会的地位、安定した将来。しかし、実際にその環境で働くと、「この仕事は自分に合っているのだろうか?」という疑問が頭をよぎることがあります。高評価を受けている会社であっても、仕事内容や企業文化が自分の価値観と合わない場合、日々のストレスは蓄積し、やがて心身に影響を与えます。「すべてうまくいっているはずなのに、毎日が辛い…」と、自分でも気づかないうちに心と身体が不調になっていきます。
周囲の声に縛られる日々
多くの人は、家族や友人、世間の意見を重要視しがちです。「辞めたい」と感じても、「こんなに良い会社を辞めるなんて」「キャリアを捨てるのはもったいない」といった声に耳を傾け、決断を先延ばしにしてしまいます。それだけではなく、時には周囲の価値観を「自分の価値観である」と思い込んでしまい、自分の心の声を無視しつづけていることにすら気づけないことがあります。
勇気を出して、周囲の反対を乗り越える
「もうこれ以上、自分を偽り続けることはできない」。そう感じた時、勇気を出して自分の本音に従う決断が必要です。ある日、ついに決断を下し、周囲や家族の反対を押し切って、会社を辞めることにしました。安定した収入や社会的地位を捨てることは簡単ではありません。しかし、それを乗り越えた先には、新たな自分との出会いが待っていました。
会社員としての生活に息苦しさを感じていた私が、唯一「ここなら息ができる」と思えた場所が、海外でした。長期休暇のたびに遠く離れた海外を訪れ、自分の前に敷かれたレールから降り、肩書きのない旅行者として過ごすことで、初めてありのままの自分になることができました。
会社を辞めたものの、今後の人生で何をして生きていきたいのか定まっていなかった私は、1年間離職して、世界中の行きたかった場所全てを訪れることにしました。
世界一周の旅で見つけた本当の自分
世界一周の旅のテーマは、以下の3つでした。
・自分の心が本当に動くことだけをすること。
・旅先での出会いを通して、理想のライフスタイルを見つけること。
・トラウマやコンプレックスを癒して、ありのままの自分を愛すること。
今まで縛られていた、「こうあるべき」を全て取っ払って、1年間、本当に好きなことだけをする時間を作りました。
海、湖、山、孤島、南極大陸、満天の星空などの大自然と、古代文明。今まで節約して貯めてきたお金を全て体験に投資して、心ゆくまで「自分の心がワクワクすること」を楽しみ尽くしました。
すると、今まで人生に疲れ切っていて、活気を失っていた心が、「私の人生、最高!自分のこと、大好き!」と輝き始めました。友人にも、「前よりすっきりして、すごくいい表情になったね」と褒めてもらえました。
また、心から幸福を感じた瞬間、自分の存在を丸ごと受け入れることができました。ペルーとボリビアの国境にあるチチカカ湖の「月の島」でのことでした。
海辺の宿から、無限に広がる星空を見た瞬間の、胸いっぱいにあふれる幸福感。
「私は自分の価値を証明するためじゃなくて、この綺麗な景色を見るためにお金を稼いでいたんだ」
と、人生の意味に気づきました。
今まで、「私は仕事を通して自分の価値を証明しなければならない」と焦り続けていた心が落ち着いて、「与えられた環境と得意なことを生かして、等身大のちっぽけな自分として生きてていいんだ」と確信しました。
この深い自己肯定感は、今まで私が日本でどんなに努力しても得られなかったものでした。
自分の価値観に気づくことの重要性
旅を通じて、自分の本当の価値観に気づくことができました。これまでの人生で、周囲の期待や社会の常識に縛られていた自分が、いかに本質的な部分を見失っていたかに気づいたのです。そして、自分が本当にやりたいこと、自分の得意なことに集中することが、何よりも大切だと悟りました。
旅先での出会いを通して、気づいたことがあります。それは、「人は40代で人生の答え合わせが始まる」ということ。
周囲を納得させることを優先して生きてきた人たちは、疲れた顔をしていて、愚痴が多い。体調不良を訴える人も多いです。他人を羨むものの、状況を変えようとする体力がなく、発言のなかに自己否定が垣間見えます。
逆に、自分が納得することを優先して生きてきた人たちは、いつも生き生きとしています。不満があれば自分ができる範囲で状況を変えようと努力するため、他人や環境に対して愚痴を言いません。「最後の決定は自分で下している」という自負があるので、「あの人がこうしろと言ったから」と他人を責めることもありません。
あなたは、どちらの歳の取り方をしたいですか?
自分らしいキャリアを見つけるために
旅から戻った後、その気づきをもとに、自分の得意を活かした分野で独立を果たしました。1年間、徹底して自分に向き合った結果、自分が本当にやりたいこと、本当はやりたくないことが明確になり、新しい道を切り開くことができたのです。
周囲の期待に応えることよりも、自分が心から満足できるキャリアを築くことに集中した結果、以下のような変化が起きました。
・毎日仕事の愚痴を言っていた→仕事の愚痴を言わなくなった。
・仕事が嫌で仕方なかった→仕事をすると自己肯定感が上がるようになった。
・他者に厳しく当たっていた→他者に寛容になり、人間関係が好転した。
・自分の夢に反対されることが多かった→自分の夢をサポートしてくれる人が周りに集まった。
・ストレスが原因の身体の不調が改善した。(肌荒れ、不眠、過食、腰痛など)
もちろん一時的に収入は下がりました。しかし、これが自分の人生だと、胸を張って生きることができるようになりました。
まとめ:自分に正直に生きるための一歩
キャリアに悩んでいる方へ、まずは自分の心の声に耳を傾けてください。周囲の声に惑わされず、自分が本当に何を望んでいるのかを見つけることが大切です。そして、その気持ちに正直に行動することで、必ず新しい道が開けてきます。
はじめの一歩を踏み出すには、とても大きな勇気が必要です。今まで当たり前に持っていたものを手放すことは不安です。しかし、この決断を先送りにし続けた結果に失うものを考えると、リカバリーしやすい若いうちにこの不安に打ち勝つ方が、ずっと失うものが少ないのです。
ライフコーチングでは、そんなあなたが自分らしいキャリアを見つけるためのサポートをしています。今の悩みを乗り越え、心から充実した人生を歩むために、自分の本心と向き合ってみませんか。きっと、後悔のない人生への一歩が踏み出せるはずです。