「自分より話が上手な人がいる」
「もっとすごい実績を出している人がいる」
そう考えるほど、自分の強みが分からなくなってしまう。就活や転職の自己PRを考えるとき、そんなことはありませんか。
私は大学生の就活支援に10年間携わり、約800名の就活対策を個別にサポートしてきました。強みを探す対話で大切にしているのは、人との順位を決めることよりも、その人が繰り返している行動を見つけることです。
気づくと、いつもやっていること。
頼まれていなくても、自然と気にかけていること。
その「自分にとっては普通」の中に、強みの手がかりがあります。
強みを探すとき、比較から少し離れてみる
「誰よりもできることを探そう」とすると、強みを話すハードルは高くなります。
でも、面接で自分の良さを伝えるために、全員の中で一番だと証明する必要はありません。
例えば、チームの話し合いで、まだ発言していない人が気になる。アルバイトでは、次の担当者が困らないように準備する。仕事を頼まれると、締切だけでなく相手が何に使うのかを確かめる。
それぞれの行動から、「誰を気にかけ、何を大切にして動く人なのか」が見えてきます。
あなたの「つい、やってしまうこと」は何ですか?
次の例は、実在の相談者の事例ではなく、振り返り方を示すためのものです。
・話がかみ合わないと、言葉の意味や前提を確認する。
・初めて参加する人がいると、困っていないか声をかける。
・分からないことがあると、納得できるまで調べる。
・作業が終わると、次も迷わないように手順を残す。
本人は「それくらい普通では?」と思うかもしれません。
けれど、全員が同じところに目を向け、同じ行動を選ぶわけではありません。無意識に繰り返している選び方に、あなたらしさが表れることがあります。
ただし、習慣なら何でもそのまま強みになる、と決めつけることもしません。「何のためにしているのか」「どんな場面で役立ったのか」まで確かめます。
「いつでも発揮できる」は、毎回完璧という意味ではない
私は強みを考えるとき、別の場面でも繰り返し発揮できるかを大切にしています。
一度きりの成功だけでなく、ゼミでもアルバイトでも、職場が変わっても、似た考え方や工夫が表れていないか。そこをたどると、これからの仕事でも活かせそうな行動が見えてきます。
もちろん、苦手な環境や疲れている日もあります。「いつでも」は、どんな状況でも必ず成果を出せる、という意味ではありません。
自分が力を発揮しやすい条件も含めて分かっていると、強みを具体的に説明しやすくなります。
別々の経験にある「共通点」を探す
例えば、サークルで新しく入った人に声をかけていた。アルバイトでも、新人が迷いそうな作業を先に説明していた。
この2つには、「慣れていない人の立場を考えて、先回りして伝える」という共通点があるかもしれません。
そこで、さらに聞きます。
・どんな様子を見て、声をかけようと思った?
・相手が分かるように、どんな伝え方をした?
・その結果、実際に確認できた変化はあった?
同じ「気配り」という言葉でも、具体的な行動まで掘り下げれば、その人らしい説明になります。結果が分からないときは、成功したことにせず、分かっている事実を伝えましょう。
今日できる、強みを見つける3つの問い
①頼まれなくても、つい気にしていることは何ですか?
②学校・アルバイト・仕事など、別の場所でも似た行動をしていませんか?
③その行動は、誰のどんな困りごとに役立ちましたか?
「優しい」「責任感がある」で終わらず、「だから、普段こう動いている」まで書いてみてください。
立派な言葉に変えることを急ぐ必要はありません。まずは、自分の行動を集めるところからで大丈夫です。
取り繕わない自己PRを、一緒につくる
自分では当たり前すぎて、習慣に気づけないこともあります。そんなときは、誰かに具体的に質問してもらうと、見落としていた共通点が見つかることがあります。
私が得意なのは、ご本人の中にある良さを引き出し、その人の言葉で表現することです。
経験を盛って話すのではなく、「確かに、自分はこうしてきた」と思える事実を整理する。その土台があると、面接でも自分の経験として話しやすくなります。
ココナラでは、強みの整理と模擬面接を60分で行っています。自己PRが未完成の方も、実践練習を中心に進めたい方もご相談ください。
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※支援10年・個別約800名は大学生への支援実績です。文中の例は説明用のもので、内定・選考通過を保証するものではありません。