「前はできてたはず」が一番の落とし穴だった件

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IT・テクノロジー
問い合わせフォームのテストをしていたときの話。

外部サービス経由で確認メールが届くはずなのに、いつまで経っても自宅の受信箱に来ない。最初は「まあそのうち届くだろう」くらいに軽く見ていた。でも5分待っても10分待っても来ない。さすがにおかしいと思って調べ始めた。

まず疑ったのは迷惑メールフォルダ。これはよくある話なので真っ先にチェックしたけど、そこにもない。じゃあフィルタの設定がおかしいのかと思って、受信ルールを一個ずつ見直す。でもこれも特に問題は見当たらない。正直このあたりで「あれ、これ結構根が深いやつかもしれない」と嫌な予感がしてきた。

外部サービス側のログも確認したけど、送信自体はちゃんと「成功」になっている。つまり向こうは送った、でもこっちには届いていない。じゃあどこで消えてるんだ、と。

ここでようやく、メールアカウントの転送設定を見に行った。正直「ここは昔ちゃんと設定したし大丈夫だろう」と思いながら、半分くらいは確認作業というより儀式のつもりだった。

開いてみたら、転送先の欄が見事に空欄だった。

一瞬「え」と声が出た。設定した記憶すらないのに、空欄になっているということは、たぶん最初から設定していなかったということだ。別のメールで同じような確認をした記憶とごっちゃになって、勝手に「もう設定済み」だと思い込んでいたらしい。

一番遠回りだったのは、実はこの「前にやったはず」という思い込みだった。フィルタだのログだの、複雑そうなところから先に疑ってしまって、一番単純で地味な項目を後回しにしていた。

振り返ると、トラブルが起きたとき人はつい「きっと原因も複雑だろう」と構えてしまう気がする。でも実際は、見た目が地味すぎて「ここは大丈夫だろう」と素通りしてしまった場所に答えがあることのほうが多い。仕事でも似たようなことはよくあって、難しそうな工程を丁寧に見直す一方で、一番最初のチェック項目だけ「毎回やってるから平気」と飛ばしてしまう。その油断が後から地味に効いてくる。

次に何かが「届かない」「動かない」と感じたら、複雑な仕組みを疑う前に、一番単純で当たり前すぎる設定項目から見直そうと決めた。たぶんそれが一番の近道だと思う。

こういう地味な設定漏れの見落としは、業務システムの通知周りでも意外とよく起きるので、仕組みごと作り直したいという相談もたまにいただきます。

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