手数料をケチった結果、逆に信用を失いかけた話

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実績もまだ少ない頃、ランサーズの成約手数料を見て「これ、地味に痛いな」と思った時期がある。

案件が決まるたびに何%か引かれる。単価が低い案件ほど、その手数料の割合が重く感じる。当時の自分は「この手数料さえ払わなければ、もっと利益が残るのに」という気持ちが強くて、プロフィールに貼っていた個人サイトや他プラットフォームへのリンクを、思い切って全部消したことがある。

狙いは単純で、クライアントに直接メッセージで連絡してもらって、プラットフォーム経由じゃない形でやり取りできれば手数料を回避できるんじゃないか、という浅い考えだった。今思うとちょっと恥ずかしいんだけど、当時は真剣にそう考えていた。

結果どうなったかというと、リンクを消したことで何が起きたって、別に手数料を回避できたわけでも、案件が増えたわけでもなかった。むしろプロフィールを見た人からすると、情報が減って「この人、実績あるのかな」「他でどんな仕事してる人なんだろう」という不安要素が増えただけだった気がする。リンクって、自分にとっては手数料の入り口に見えていたけど、相手からすれば「この人を信用していいかどうか」の判断材料そのものだったんだよな、と後から気づいた。

手数料を惜しむあまり、自分から信頼の材料を減らしてしまっていた。これは今振り返ると本末転倒で、目先のコストを削ることに気を取られて、もっと大事な「選ばれる理由」を自分で消していたんだと思う。

これって多分、副業やフリーランスに限った話じゃない。目の前の小さいコストが気になりすぎて、その先にある信頼とか機会を削ってしまうことって、仕事でも生活でも意外とよくある。手数料や中間コストって、ゼロにしようとするより「それを払ってでも得られるものは何か」で考えた方が、結局は近道だったりする。

今はリンクも普通に貼っているし、手数料は必要経費として割り切っている。あの頃の自分に言えるなら、「その数百円を惜しむより、信用される材料を残しておけ」と伝えたい。

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