【コラム】LINEいじめ・子どもが教えてくれた大人の未熟さ
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最近、
子ども同士のLINEトラブルや
SNSいじめが増えていると言われています。
グループから外される。
既読無視される。
自分だけ誘われない。
陰で悪口を言われる。
私たち大人から見れば、
「そんなことで?」
と思うかもしれません。
ですが実際には、
それで学校へ行けなくなる子もいます。
心を病んでしまう子もいます。
けれど私は思うのです。
本当にそれは子どもだけの問題なのでしょうか。
実は同じことを、
大人もやっているのではないでしょうか。
特に30代、40代の女性は
子どもを通じた人間関係の中で、
似たような経験をしている方が少なくありません。
例えばママ友グループ。
気づいたら自分だけ知らない集まりがある。
自分だけ誘われていないランチ会がある。
グループLINEでは普通なのに、
裏で別のグループが存在する。
子どもの試合や発表会で集まった時、
自分だけ妙な空気を感じる。
こうした経験をしたことがある方もいるのではないでしょうか_
もちろん大人ですから表向きは笑顔です。
露骨な無視などは少ないかもしれません。
ですが、
大人の世界は子どもより少しだけ巧妙です。
仲間外れも無視も、
表面上は分かりにくく行われます。
だから余計に苦しいのです。
子どもはまだ感情を隠せません。
嫌いなら嫌いな顔をします。
ですが大人は笑顔で距離を置きます。
笑顔でマウントを取ります。
笑顔で順位付けをします。
学歴。
仕事。
住んでいる場所。
夫の職業。
子どもの成績。
習い事。
スポーツのレギュラー争い。
知らないうちに比較され、
比べられ、競争させられていることもあります。
そして厄介なのは、
それが子どもを通じて行われることです。
子ども同士は仲が良いのに、
親同士の感情が邪魔をする。
逆に親同士は仲が良いのに、
子ども同士がトラブルになる。
どちらも珍しくありません_
だから私は、
子どものLINEいじめを考える時、
まず大人が自分自身を振り返る必要があると思うのです。
子どもは親の背中を見ています。
親が誰かを悪く言えば覚えます。
親が陰口を言えば覚えます。
親が仲間外れをすれば覚えます。
親がマウントを取れば覚えます。
そして子どもは、
それを人間関係の作り方として学んでいきます。
もちろん誰だって完璧ではありません。
私たちも傷つきます。
嫉妬もします。
腹も立ちます。
人間ですから当たり前です_
大切なのは、
そうした感情を持つことではなく、
その感情に振り回されないことです。
誰かと比べない。
自分の価値を他人の評価で決めない。
自分の子どもを他人の子どもと比較しない。
実はこれが一番難しいのかもしれません。
ですが、
子どものいじめを本気で減らしたいなら、
まず大人が安心できる人間関係を作ることが必要です。
誰かより上に立つことではなく、
誰かと競うことでもなく、
そのままの自分でいられる場所を作ること。
それが子どもたちへの
一番の教育になるのではないでしょうか。
LINEいじめは時代と共に形を変えています。
ですが本質は昔と変わりません。
人は誰でも仲間外れにされたくない。
認められたい。
大切にされたい。
その気持ちは子どもも大人も同じです。
だからこそ、
子どもたちに優しい世界を願うなら、
まず私たち大人自身が
優しい世界を作ることが大切なのだと思います。
JILL 拝