自分が休む日に、毎週の集計を別の人へお願いしたい。
やっていることは説明できる。
でも、順序立てて引き継ぎ書を書くとなると、手が止まる。
そんなときは、まず箇条書きのメモをAIに渡し、手順の下書きに整理する方法があります。
今回は「毎週の問い合わせ件数を数える仕事」を例にします。
架空のメモを、この記事の作成時にAIで整理した例です。実際の職場での運用確認は含みません。
まずは、普段やっていることを書く
最初から文章を整える必要はありません。
使うファイル、数え方、終わり方を、思いつく順に書き出します。
今回のメモはこちら。
> ・毎週月曜に、前週の問い合わせ件数を集計する。
> ・共有フォルダの「問い合わせ一覧.xlsx」を開く。
> ・受付日が前週の月曜〜日曜の行を数える。
> ・対応済み、未対応のどちらも数える。
> ・同じ人から複数の問い合わせがあっても、1行を1件とする。
> ・件数を「週次報告.xlsx」に転記したら完了。
> ・数が合わないときは担当者Aに聞く。
実際の業務情報を使う場合は、所属先のルールとAIサービスへの入力可否を確認してください。個人情報や機密情報を含むメモは、そのまま貼らず、まずは下のような架空例で試せます。
「手順書にして」に、条件を添える
文章を入力できるAIに、次の指示とメモを貼り付けます。
> 以下の作業メモを、初めて担当する人向けの引き継ぎ手順に整理してください。
>
> ・「作業するタイミング」「使うもの」「番号付きの手順」「確認が必要なこと」に分ける。
> ・対象期間、数え方、例外を省略しない。
> ・メモにない情報は推測で補わず、「要確認」として最後に列挙する。
> ・特に、ファイルの場所、転記先、例外時の判断が具体的か確認する。
> ・手順が確定していない箇所は、そのことが分かるようにする。
>
> 【作業メモ】
> ここにメモを貼り付ける
ポイントは、分からない部分まで完成させようとしないこと。
どこが未確定かも、出力してもらいます。
AIで整理すると、こうなる
以下は、上の指示とメモに沿ってAIが整理した出力例です。
利用するAIや実行時によって、表現や指摘は変わります。
【作業するタイミング】
毎週月曜日。月曜が休業日の場合の扱いは要確認。
【使うもの】
「問い合わせ一覧.xlsx」(共有フォルダ内)と「週次報告.xlsx」。それぞれの具体的な保存場所は要確認。
【手順】
1. 「問い合わせ一覧.xlsx」を開く。
2. 受付日が前週の月曜日〜日曜日に該当する行を確認する。
3. 対応状況にかかわらず、対象の行を1行1件として数える。同じ人の複数行も、それぞれ数える。
4. 件数を「週次報告.xlsx」に転記する。転記するシートとセルは要確認。転記が完了したら作業終了。
【確認が必要なこと】
- 共有フォルダの具体的な場所。
- 転記先のシート名・セル。
- 「数が合わない」とは、何と何を比較した状態か。
- 担当者Aへの連絡方法。
- 月曜が休業日の場合の実施日。
※件数の不一致があった場合は担当者Aに確認する。ただし、不一致の判定方法は未確定。
出てきた「要確認」が、引き継ぎ前に埋めたいところ
今回のメモには、数え方は書いてありました。
一方、どのセルへ転記するかは書いてありません。
「数が合わない」も、本人には通じても、初めて担当する人には比較先が分からない表現です。
ここをAIが勝手に決めると、文章は整っていても、実際のやり方とは違う手順になります。
出力を受け取ったら、元のメモと照らし合わせる。
数え方が落ちていないか、書いていない決まりが足されていないかを見る。
そのうえで「要確認」を埋め、引き継ぐ相手にファイルを開くところから試してもらいます。
全部を一から書こうとせず、まずメモを手順に並べてもらう。
そこで見つかった不足を、実際の仕事に合わせて補う。
引き継ぎ書を書く手が止まっているなら、まずは一つの作業だけ、この順番で試してみてください。
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