トラベル・フォトブログ『みおのブーダンでのお話』#025

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石畳の途中で「ここ、座れそう」と見つけたのは、家の脇に張り出した低い石段だった。

ほんの少し休むだけ。
そう思って、リュックは背負ったままにした。
いったん下ろすと、また背負い直すのがちょっと面倒だから。

腰を下ろして頬を手に預けると、肩紐がふっと緩み、背中の重さが石段へ逃げていく。
白壁の凹凸や足元の草を眺めるうち、「少し」は思ったより長くなった。

立ち上がっても、荷物の中身は何ひとつ減っていない。
それなのに、歩き出した肩はさっきより軽かった。

休憩の長さは、時計だけでは測れないのかもしれません。


咲久良みお・ブータン紀行・ウラ村中心部の石畳と伝統家屋1-032_99.96.png


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