トラベル・フォトブログ『みおのブーダンでのお話』#024

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展望地で左手を額にかざすと、景色の上に小さな軒ができた。

さっきまで一面の緑に見えていた斜面から、畑の境、白壁、細い道が順番に浮かんでくる。
教えてもらったウラ・マンギ・ラカンも、その中に見つけた。
村を歩いていたときは大きかった屋根が、ここでは指と指の隙間に収まってしまう。

手を少しずらすと、今度は別の家が視界に入った。
全部を一度に眺めていたときより、一軒ずつ見つけるほうが、村を近く感じられるのが不思議だった。

大きな景色ほど、手のひらの下から少しずつ覚えていくものなのかもしれません。


咲久良みお・ブータン紀行・ウラ谷展望地1-029_1ほぼ実写ウラ・マンギ・ラカン(Ura Mang Gi Lhakhang)_99.17.png


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