最難関!本心を言わない天邪鬼、恐れ回避型愛着スタイル【復縁/彼氏/彼女】

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最難関だなぁと思うと一周回ってかわいい画像を選択したくなるものです。

私が恐らく最も詳しいであろう愛着スタイル、それが恐れ回避型愛着スタイルです。詳しいけど非常に難しいのでブログに書く事を避けて来ました(え、回避?)
書いても役に立つ事書けるかな…と。

人間の中でも3~5%しかいないと言われている恐れ回避型愛着スタイルですが(出典元不明)、私のご相談者様は難しいお相手の方が多いのでその3~5%の相談を一手に引き受けている気がしてなりません笑
そしてご相談者様ご自身が恐れ回避型愛着スタイルのケースもあったりします。

少しでもお役に立てるように今日はケースも含めて書いていきたいと思います。

①愛着スタイルのおさらい

過去ブログに愛着スタイルについては色々と書いてきています。
基本的な事は全て上記に記載済みですし、愛着関連のブログは全てここから飛ぶことが出来るようになっています。
(今日のブログも後ほど追記予定)
※おかげさまでこのブログだけPV数が桁違いなのです。
上記に、そもそも『愛着スタイルとは何か?』が書いてあります。

好きな人やパートナー、自分の子どもや親、親友など自分が『愛着』を持った相手に対する接し方、コミュニケーションの取り方は4種類に分かれますよ、という話しです。

これまでのブログで登場してきたのは

安定型愛着スタイル
好きな人とのコミュニケーションを安定して継続する事が出来るタイプです。人間の50%はこの安定型だと言われています。

不安型愛着スタイル
好きな人とのコミュニケーションのベースが“不安”で出来ているので、常に連絡を取りたい、毎日会いたい、相手が何をしているのか知りたい、という欲求が強いタイプです。

回避型愛着スタイル
上記、不安型愛着スタイルの真逆の行動を取る人です。
人との絆が強くなる事を避け、急に連絡が取れなくなったり会う頻度が少ないなど接点を持とうとしないタイプです。

こちらの3種類です。
詳しい事はブログをご覧頂くとして、今日はここに出てきていない“恐れ回避型愛着スタイル”についてお話しするという事でございます。

②恐れ・回避型愛着スタイルの基本


恐れ回避型愛着スタイルというのは、①で記載した“不安型愛着スタイル”と“回避型愛着スタイル”という相反する愛着を“両方とも強く”持っている人の事です。
この時点で非常に複雑である事は理解出来ると思います。

先述のブログにそれぞれの愛着スタイル形成に関わる養育者の応答性について書きましたが、恐れ回避型愛着スタイルになりやすい応答性では、赤ちゃんが要求している事とズレた事を養育者がしている場合に影響する様です。
例えば、お腹が減っているから泣いているのにおむつを交換されて終わった、などが該当します。

とはいえどなたも1歳半までの記憶なんてほぼ無いでしょうし、養育者の方も覚えていないケースの方が多いと思います。
そして個人的に、恐れ回避型愛着スタイルをお持ちの方は乳児期よりもその後の経験が影響している人が多いと感じています。
私の少ないデータのn数なので何ともいえませんがお話しを聞いていると物心ついた後に難しい経験をしている方が軒並み恐れ回避型愛着スタイルを持っている印象です。

その事が関係しているかは不明ですが、お話しをお聞きしたり個人分析などを行っていると、恐れ回避型愛着スタイルの方は少なからずトラウマ型の愛着を持っている事も多いと思っています。
それ以外にも気になる共通点が多いので、やはりある程度の年齢以降の経験が大きく関係しているのではないかと思っています。(あくまでも私見です)

【特徴】
・とにかく天邪鬼
・全愛着スタイルの中で最も繊細、故に傷つきやすい
・しかし、それが表情や言葉など表に出ない

天邪鬼…あまのじゃくとは、ひねくれた性格という意味のこと。人の意見に反対したり人からの称賛を喜ばなかったり、などの態度をとる人のことである。漢字では天邪鬼と書き、故意に間違った答えや自分の本心とは違う言葉を言ったりすることから、対義語は素直となる。英語では orneriness、または cussednessとなり、他には perverse person、twisted person、contrary personとも表現される。

非常に傷つきやすくて繊細なので、「え?これで?」と思う事で傷ついてしまいます。相手には自覚出来ない内容である事も多いです。
そして傷ついた後は“回避”も持っている事もあり、音信不通になりやすいという傾向があります。
自分が傷ついた原因に近づきたくない、という心理なのでしょう…。

相手にも自覚出来ない内容で勝手に傷つく、と申し上げましたが、つまりその傷つく出来事が『思い込み』『勘違い』であっても起こってしまいます。

しかし傷ついている事が表情や言葉に出る事はほぼ無いので、相手からすると非常に冷たい人に思えてしまう事でしょう。
恋愛相手であれば「本当は私の事を好きじゃないのかも?」と思ってしまうと予測出来ます。

回避型の人の連絡を絶つ、という行動や、不安型の人の試し行動と区別がつきにくいと思いますが、お話しをお聞きする事である程度は判断が可能です。
(とはいえ私は医師ではないので何かを断言する事などは出来ません)

不安型の数値と回避型の数値が“同じくらい強い”と申し上げましたが、それぞれの傾向の強さでも言動が大きく異なると思っています。

③ケース


モニターAさん(30歳:相談時)
彼氏Bさん(27歳:相談時)

お2人は比較的近所に住んでいたため、お付き合いし始めてからも週に1~2回は会っていました。
非常に仲が良く喧嘩する事も殆ど無かったそうです。
交際が順調だった当時、AさんはBさんに対して特に不審に思う点や疑問に思う事も無かったそうです。
あまり口数は多くないそうですが、愛情表現もしてくれるし、会えば優しくしてくれるし、LINEの頻度は日に2-3往復程度だったそうですが不満もなく過ごしていたそうです。

月日は流れ、ある時ほんの些細な出来事から関係性が急変します。

デートの予定だった当日、待ち合わせ時間になってもBさんと連絡が取れなかったそうです。
何かあったのかな?と思いつつ近くのカフェで時間を潰しながら少し時間を過ごしていると、Bさんから連絡がありその後すぐ来てくれたそうです。
BさんはAさんが待っているカフェに到着すると『ごめん、昨日会社の人と飲みに行っててちょっとだけ二日酔いになっちゃってた』と、会社の人との飲み会の話しをし始めたそうです。
あまり細かい事を気にしないAさんはいつもなら気にせず笑って済ますのですが、その時は何故か(翌日私とデートなのにそんな飲み方してたのか)と思ってしまい、『大人なんだし飲み方考えないとね』と言ってしまったそうです。
Bさんも『うん、ごめん。』と謝ってくれたそうなのですが、二日酔いを引きずっているBさんはその日元気がなく、それに釣られた上に二日酔いにモヤモヤしてしまっていたAさんも終始低いテンションで過ごしたそうです。

その数時間後2人ともそんな低いテンションの中入った店でなんとなくAさんは欲しいものを物色していると、いつの間にかBさんがいなくなっていたそうです。
いない事に気づいたAさんは連絡を入れてみますが全く音沙汰がありません。
焦って何度もLINEを入れたり電話をかけたりしましたが、全く無反応。
そのまま近くのベンチに座って途方に暮れたそうですが、どうする事も出来ないのでその時は帰宅したそうです。

そして帰宅後再び連絡を取ろうとしますが、全く繋がらず。
(もしかして…)と思いつつ、(そんなわけない)と思いながらおそるおそる確認するとLINEがブロックされていたそうです。

二日酔いの件は最初に話しが終っていて、彼も「ごめん」と言ってくれたのに、何が理由でブロックされているのかAさんも分からなかったそうです。
知らない間に何か酷い事を言ってしまったのだろうか?と思ったそうですが、そもそも2人ともテンションが低い状態なのでそんなに会話もしていなかったそうで、失言しているとは思えないとの事。

そうしてなすすべがないと思った時に私の事を知って相談を依頼してくれたわけです。

結論を言うと、この2人はきちんと復縁していて今も(ブログ執筆時点)ちゃんとお付き合いしています。定期的に危なっかしいですが。

一連のエピソードや彼の基本情報、個別分析の為のヒアリングをさせて頂いた私は、まず『とにかく押してみよう』とアドバイスしました。
一般的にLINEブロックは=拒絶なのでブロックしてきている相手に押す行動を取るのは厳禁だと思います。が、この2人の場合は別だと判断しました。
彼が恐れ回避型愛着スタイルである可能性が著しく高いと感じたからです。
もちろん押す事にはリスクが伴うのでそれをお伝えした上で行動してもらっています(なんせトリッキーな一般的ではない話しなので)

LINEはブロックされていますが、彼は近所なのでまず彼の家に行ってもらい、会う事が出来たらとにかく自分が彼を必要としている事や愛情を伝え続けて欲しい、と話しました。
(これ状況が状況だったら警察に通報されるリスクもあるので、その点は慎重に相談しています)

そして実際にAさんは彼の家の前で仕事終わりの彼を待っていました。
Aさんを見つけた彼はかなり驚いていたそうですが、Aさんが何を言っても無視したまま家に入っていってしまったそうです。
そしてその後ショートメッセージで『話す事はないので帰ってください』と連絡が来ています。
それに対しても『あなたの事が大切なのでもう1回会って話して欲しい』という旨を返信してもらい続けました。

翌日以降もショートメッセージで『会いたいです』など、愛情を伝える行動を取ってもらいましたが、彼からは『無理です』などの返事が来ていました。
しかしこのやり取りを聞いた時私は、これならいけるぞと思ったので「Aさんが嫌じゃなければもう1回家まで行ってください」とアドバイスしました。
何故これならいけるぞ、と思ったか?
“ちゃんと返信が来ているから”です。

そしてもう1度家の前で待っていてもらった結果、帰宅した彼は『別にどうしても話したいって言うなら良いけど』と部屋に入れてくれたそうです。
その結果無事復縁✧✧✧
(めちゃくちゃ省略してますが、話し始めて最初から彼はそんなに怒った雰囲気ではなかったそうです。なので愛情を伝え続けてもらったら戻れたというわけです。)

意味が分からないと思いますが、本当にあった怖くない話しです。
復縁するとなった時彼は拍子抜けする程嬉しそうだったと聞いています。
(ていうかこれそもそも別れてるのか?という疑問もありつつ)

その後は彼が天邪鬼を開花させてしまった様で繊細な彼を気遣わないといけないシーンもある様なのですが、元々Aさんが非常に柔軟で懐が広いタイプなので安定する事が出来ています。
つまり二日酔いの時に引っかかってしまったAさんは、あの時だけ非常に珍しい事をしたって事なんですよね。たまたま。人間って不思議です。

④まとめ


ケースの話しを読んでくださると分かると思いますが、恐れ回避型愛着スタイルの人とお付き合いするのは他のタイプの方とお付き合いするよりも大変です。繊細でいつの間にか傷つくので、そのポイントを知っていないといけません。

結局Bさんは何に傷ついてLINEブロックまでしてその場を去ったのか?
これは秘密情報としておきましょう笑

その為、お付き合いする人、復縁したい人はかなりの覚悟と愛情が必要です。
普通に接していたら恐らく頻繁に喧嘩→別れ、を繰り返す事になるので家族や友達からも反対されやすいお相手となってしまうのです。

今私と一緒に恐れ回避型愛着スタイルであるご自身を変えようと頑張っている人もいらっしゃいます(愛着スタイルは頑張れば変えられます
自分自身もしくはお相手の天邪鬼に困っている人がいたら是非ご相談ください♪
お付き合いしている相手でも、パートナーでも、復縁したい相手でもOKです。

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