株主の権利の最後
議決権。
少数株主は、ほとんど無視する権利。
でも、大事なものです。
たとえ100株でも、単位株であれば株主総会のお誘いが来ます。
そこでもらえる物は、情報です。
今でこそネットで簡単に見ることができますが、
ネットがない時代は、株主にならないともらえない情報がありました。
それは財務諸表。
簿記の世界で有名な貸借対照表と損益計算書です。
しかも数年分(5年~10年分)の資料がもらえます。
これにより、配当金の値打ちと残余財産分配権の値打ちがより鮮明になります。
配当金と残余財産分配権は、決算発表の時に決まった数字で計算されます。
だから、1年間はずっと同じ値打ち。
となると、次の決算の数字が気になるところです。
だからと言って、本や機関投資家が発表している予想を信じるのはやめましょう。
なぜなら予想を反対から読んでみてください。
・・・・冗談は抜きとして、予想は必ずしも正確ではないからです。
決算が近づくと上方修正や下方修正が行われるのがいい例です。
決算書類で、決算発表の数字に嘘はありません。
あれば、大問題。会社が倒産するかもしれません。
でも、予想は、数字に嘘があってもいいのです。
確定したものでないからです。
だから、過去5年~10年分の数字は、十分信用できる数字です。
で、その読み方ですが、簿記に詳しい人は必要ないと思いますが、
そうでない方は、4つの数字を見てください。
売上
経常利益
資産
有利子負債
これらが前年よりどのように動いているかのグラフを書けば企業のことがよくわかります。
売上:給料
経常利益:毎月の残高
資産:通帳の残高
有利子負債:ローン
島津製作所の財務諸表は、3年間の資料ですが、
売上は、ダウン・アップ
経常利益は、ダウン・アップ
資産は、横這い・アップ
有利子負債は、大幅ダウン・ダウン
給料は、いったん下がったものの、少しの貯金できる金額を残し
貯金の金額を減らしていません。そればかりかローンの返済を大きくして残高を大幅に減らしています。
そして、昨年からは給料も貯金できる金額も増え、貯金残高が増えました。
ローンも順調に減っています。
このように生活は、豊かになっています。
これが、この会社の値打ちが3000円付近に対して、割高に買われている理由の一つです。