2020年版 11ベストオンラインラーニングプラットフォームのご紹介

米国を筆頭にeラーニング業界の成長は凄まじいようです。オンラインコースの制作がプラットフォムの数もそれに合わせて増加しています。

オンラインのインストラクター、トレイナー、エデュトレプレーナーの方々にはいいニュースですよね。でも、正しいLMSを選ぶことがさらに難しくなっていることも事実のようです。機能や拡張性、使いやすさ、価格、学習体験やサポート体制など、より深く考察する必要がでてきています。

そんなみなさんの選択を楽にできるよう、11の高い学習経験と講座制作を簡単にしてくれるオンラインラーニングプラットフォームをご紹介します。

#1 LearnWorlds

タイプ：独立型学習プラットフォーム

LearnWorlds(LW)はユニークで、インタラクティブでソーシャルな学習体験を提供できる、すべての機能を有したオンラインコース制作プラットフォームです。

あなたに必要と思われる全ての機能をひとつのプラットフォーム上に実現しており、オンラインコース制作を簡単に、かつ手の届く価格帯で提供しています。それに加え、LWはマーケティングツールやプロモーション機能などが豊富に用意されています。

良い点：

・スクールの開設とコース制作の簡易さ

・テクニカルスキルを必要としない

・コース編集機能が搭載されており、ビデオやebookの編集やインタラクションを追加することができる

・カスタマイズ可能なコーススキン(プレーヤー)

・コースのeコマース、マーケティングおよびアフィリエイト販売できる機能を完備

・豊富な学習ツール:フレキシブルなクイズと評価機能、試験、アサイメント、評価表、修了証の発行。また導入や終了規制設定も可能

・LP(ランディングページ)ウェブサイト制作機能が備わっており、ブログ機能、デザイン・表現もカスタマイズ可能

・オンラインコミュニティやディスカッション機能搭載

・SCORMとHTML5ファイルをサポート

・24時間のサポート体制

望ましくない点：

・売上ファンネルが搭載されていない

・ゲーミフィケーション機能(バッヂ発行)が限られている

・TinCanをサポートしていない

・通知機能がemailマーケティングツールのみで、ブロードキャスティング機能がない

・多くのオプションや機能があり、一見困惑しやすい

誰に向いているのか？

エデュトレプレーナー、個人インストラクター、教育者、中小企業、プロトレイナー、社内研修など

価格体：30日間の無料プランあり。コロナの影響で3ヶ月に延長も可能、問い合わせください！

・Starterプラン $29/月 (コース売上毎に$5の手数料が発生)

・Proトレイナープラン $99/月

・ラーニングセンタープラン $299/

*2020/2/18日現在

詳細はこちらを参照ください。

---

#2 Udemy

タイプ：オンラインコースマーケットプレース

Udemyはもっとも有名なオンラインコースマーケットプレイスのひとつ。この教育プラットフォームは4000万人を超える生徒と、5万人の講師がコースが参加している。

Udemyでは誰もが新しいスキルなどを習得できるコース制作を可能にしている。PDFや書類、パワーポイント、テキストデータ、ビデオコンテンツなどの配布もできる。

良い点：

・セットアップ費用(イニシャルコスト)が不要

・自己のペースで学べ、ビデオコースに特化している点

・テクニカルスキルが不要

・iOS/アンドロイドアプリがある

望ましくない点

・限られたインタラクション機能

・プラットフォーム上での競争が激しい (競合講師、コンテンツの多さ)

・独自のブランディングができない (ホワイトラベルなし）

・コースの価格決定権はUdemyが持ち、とても低価格で販売されてしまう

・所有権がなく、ブランディング不可。emailや利用者データなどは講師が知ることはできない

・サイト上での検索出現率などは講師自身のプロモーション次第。すでに有名なコース以外はプロモーション対象外。

誰に向いているのか？

先生、インストラクター、教育者、フリーランサー

価格帯：イニシャルコストはゼロ。ただ、コミッションが非常に高く、最高で75%徴収される

・オーガニックの生徒への売上の50%

・友達紹介での生徒の場合は75%

・自身のリンクなどで販売した場合は97%、udemyは3%を徴収

#3 スキルシェア

タイプ：オンラインコースマーケットプレイス

Skillshareはもうひとつのポピュラーなオンラインコースマーケットプレイスで、生徒数は400万人を超え、さまざまなジャンルの24,000レッスンが掲載されている。コースレッスンは20分から60分で構成されているものが多く、どれも短い尺で、クラス単位プロジェクトであり、ディスカッションフォーラムでのインタラクションを推奨されているものが多く見受けられる。

主なジャンルの構成として

1. クリエイティブアート：グラフィックデザインからファインアート、料理や音楽まで

2. テクノロジー系：データサイエンス、Webデザインやeコマースなど

3. ビジネス：ファイナンス、アカウンティング、プロジェクトマネジメントなど

4. ライフスタイル：教育、言語、ゲームや健康など

良い点：

・講師から生徒へ、または生徒同士でのディスカッションを通じたサポート体制

・サブスク型なので、定額で多くのコース閲覧が可能に

望ましくない点：

・コース構成ジャンルが上記の4つに限られている点

・修了証など、修了を証明する機能が全くない

誰に向いているのか？

クリエイティブ関連のインストラクターで副業を目指す方。インストラクターは紹介プログラムやSkillshareのロイヤルティシステムを通じで売上を確保できる。

価格帯：

参加するのは無料。ただ特定のクラスガイドラインに準じて行う必要あり。

#4 Coursera

タイプ：オンラインコースマーケットプレイス

Courseraは2千3百万人のユーザー数で、世界中で質の高いオンライントレイニングコースを提供している。世界規模の大学やビジネスとパートナー提携しつつ、有名大学などの有料コースで修了証の授受も可能となっている。

Courseraは個人向けコース、特別コース、単位取得プログラムなどオンデマンドビデオレクチャーや、ホームワーク、仲間の評価アサイメントやコミュニティディスカッションを通じて提供している。

良い点：

・さまざまな学習オプションや活動を提供している

・いろいろなタイプや単位の修了証を生徒に付与

・インストラクターとのインタラクションや、質の高い教育ツールを提供

望ましくない点：

・パートナーの機関にしかコース開設を許可していない

・他のプラットフォームに比べ、コース制作のオプションが限られている

誰に向いているのか？

パートナー提携している大学や機関のインストラクターや教授向け

価格帯：

個人ではなく、トップレベルの大学教育機関とのみ提携

#5 Thinkfic

タイプ: 独立型ラーニングプラットフォーム

Thinkficは独立型のコースプラットフォームでオンラインコース販売をサポート。Thinkficでは、簡単に使えるインターフェースを通じ、複数のマルチメディアを活用してコース制作をサポート。

良い点：

・LPページ制作ツール搭載

・マーケティングツールも搭載されている

・ポピュラーなソフトとの連携機能

・クラウド型プラットフォームで独自のドメインとの接続可能

・ホワイトラベルオプションあり

・24時間のサポート体制

望ましくない点：

・ウェブサイトデザインの幅が限定的

・ちょっと入り組んだコースの設計は難しい

・SROMやTinCan、AICC対応なし

・SNS機能がない

・教えることよりも販売することに主眼がある

誰に向いているのか？

個人事業主、中小企業、SMEやオンライントレーナー

価格帯：

無料で参加できるが、機能は限定的。30日間無料で利用可能。サブスクには

・無料プラン $0/月 限定的な機能

・Basicプラン $49/月

・プロプラン $99/月

・プレミアムプラン $499/月

#6 Open-edX

タイプ：ハイブリッド/オープンソース

Open-edXはオープンソースのコンテンツマネジメントシステムで、とても大きなオンラインコースプロバイダーのMOOCを提供。edXはもともとハーバード大学とMIT大学の科学者のチームにより、地球上で大学レベルのオンライン教育を提供することを目的として創設された。

Open-edXは8,000以上のコースを提供し、さまざまな教育ジャンルで大学や有名企業との高等教育コンテンツを提供している。特に科学に特化しており、エンジニアリング、コンピューターサイエンス、データサイエンス、数学、人類学、ビジネスやマネジメントコースを提供。

良い点：

・無料でオープンソース

・iOSとアンドロイドアプリを提供

・インタラクティブで生徒が参加しやすいオンラインコース構成

望ましくない点：

・コース開設にはテクニカルスキルやwebデザインやデベロッパーが必要

・ディスカッションフォーラムの機能が型落ちしており、若干使いづらい

・サーバーやメインテナンスは自社で行う必要あり

誰に向いているのか？

プラットフォームやサーバーのメンテナンスや開設・維持が可能なビジネス

価格帯：無料で参加可能。だが、ウェブ開発やサーバーホスティング、Open-edXからの有料サポートなどが必要になる

さらに詳細の情報はこちらから

#7 WizIQ

タイプ：スタンドアローンラーニングプラットフォーム

WixIQはクラウドベースのラーニングプラットフォームでリアルタイムもしくはセルフペースでコースの提供が独自ドメインにて可能。ライブやオンデマンドウェビナーを提供しており、ライブでのトレイニングやコーチング、クラスルームのようなスタイルで講座提供を求めるひとには人気が高い。

良い点：

・eラーニングレポートと分析機能

・バーチャル教室での教育機会を提供

・iOSとアンドロイドアプリ対応

・テストやアセスメント機能を持つコース編集

・eコマース機能

・ホワイトラベルオプションあり

望ましくない点：

・SCORMやTinCanのサポートなし

・ゲーミフィケーション機能なし

・サポートの対応が遅い(オンラインのレビューより)

誰に向いているのか？

社員の方、個人講師、トレイナー、同僚、大学、家庭教師、テスト制作会社など

価格帯：14日間無料。その後の価格帯は部屋の大きさや、参加すに応じて変化

・バーチャル教室(プロフェッショナル&エンタープライズ、参加毎課金モデル)

・LMS(エリート＆無制限プラン)

#8 Teachable

タイプ：スタンドアローンラーニングプラットフォーム

Teachableはオンライン教育プラットフォームで毎日コンテンツを提供する講師向けです。Teachable簡単でシンプルなアップロード機能を持ち、生徒さんとのコミュニケーションを効果的に実施できます。

良い点：

・クイズ機能つきの簡単でシンプルなコース編集機能

・LP制作とブログ機能あり

・eコマース機能搭載

・アフィリエイト、マーケティング、販売ツール搭載

・emailマーケティングツール

・アプリ対応もあり

望ましくない点：

・学修/教育やアセスメント機能が限定的

・SCORMやTinCanサポートなし

・LPやブランディングの観点でのカスタマイズが限定的

・SNSやコミュニティ機能がない

・カスタマーサポートがあまり対応よくない

・限定的なホワイトラベルオプション。サインインやemail機能はホワイトラベル対応なし

誰に向いているのか？

新しいコース開設を目指す人、個人事業主、コーチやクリエイティブ関連の方

価格帯：限定的な無料プランがあり、

・無料プラン $0/月 (生徒10名まで)

・Basicプラン $39/月 (加えて5%の手数料が発生)

・Professionalプラン $99/月

・Businessプラン $499/月

#9 Kajabi

タイプ：スタンドアローンラーニングプラットフォーム

Kajabiはオンライン講座を含むデジタル商品の販売を可能にするオールインオンのプラットフォーム。Kajabiはコンバージョンの高い販売ページに特化しており、LPやウェビナー及び広告キャンペーンなどを可能にしている。

良い点：

・emailとマーケティングツール搭載

・ポピュラーなソフトとの連携機能

・販売パイプライン/ファンネル構築機能あり

・美しいテーマ/テンプレ提供

・LP制作機能あり

望ましくない点：

・セットアップがちょっと難しい場合がある

・価格帯が高め

・ウェブサイトデザインの幅が限定的

・学習機能よりも商品の販売に重きをおいている

誰に向いているのか？

技術形ではないコース制作者、デジタル事業者、小規模ビジネス、フリーランサー、クリエーター、個人講師。

価格帯：14日間の無料プラン(クレジットカード必要)。その後のプランはサブスクで

・Basicプラン $149/月

・Growthプラン $199/月

・Proプラン $399/月

#10 LearnDash

タイプ：wordpressプラグイン

LearnDashはwordpressのプラグインで、wordpressでつくられたウェブサイトをオンラインコースプラットフォームにeラーニング機能を付加して変換できる。セットアップに関しては、他のプラットフォームと比べ、テクニカルやウェブサイト構築の知識が必要。

LearnDashの優れた機能として、クイズや宿題の結果を平均点など含め、成績表として提供できる機能があげられる。他の注目に値する機能としては、コース活動や特定の行動を実施した場合にポイントを付与できるものなどがあげられる。

良い点：

・とても豊富なゲーミフィケーション機能(バッヂ、レベルわけ、ポイント付与など）

・ドラッグ＆ドロップによるコース制作機能

・SCORM対応

・eコマース機能搭載

・ドリップフィード機能あり *ドリップフィードは所定の順序でコースを受けさせる機能

・wordpressのプラグインとしての機能が豊富

・生徒の進捗を把握できる成績表機能つき

望ましくない点

・サーバーホスティングやメインテナンス費がプランに含まれない

・それなりに綺麗なサイトを構築するにはwebやデベロッパーが必要な点

・オールインワンソリューションではなく、他のプラグイン機能が必要な点

誰に向いているのか？

フリーランサー、大学、教育機関、NPOやトレイニング機関、wordpress関連会社やwordpressを利用しているひとでLMSを使ってオンラインコースを構築したいひと

価格帯：3つのサブスクプランがある。そのプランの違いはサイトライセンスの数量で異なる

・Basic $199/年 (1ライセンス)

・Plusパッケージ $299/年 (10ライセンスまで）

・Proパッケージ $369/年 (25ライセンスまで）

#11 Podia

タイプ：スタンドアローンラーニングプラットフォーム

Podiaはオンライン講座を制作し、販売することに加え、メンバーシップやその他デジタル商材を簡単に販売できるオンライン教育プラットフォーム。Podiaにはオンラインストアやスクール、ウェブサイトを構築するのに豊富なツールとライブラリーを提供している。

良い点：

・無制限のコース受講可能

・カスタマイズ可能な販売ページオプションあり

・プラットフォームないでのアフィリエイト機能提供

・独自のメンバーシップサブスクモデル販売が可能

望ましくない点：

・コミュニティ機能が付随していない

・評価機能、アセスメント・アサイメント、修了証などの学習支援ツールがない

・展開可能性が低く、比較的小さいビデオベースのラーニングとダウンロードがメイン

・ホワイトラベルオプションなし

誰に向いているのか？

コンテンツクリエーター、アーティストで彼らの作品は知識をシンプルなラーニング形式で販売したいひと向け

価格帯：14日間無料プラン。サブスクモデルは

・Mover $39/月

・Shaker $79/月

オンラインラーニングプラットフォームをお探しですか？

ベストな選択は、いまのあなたが望む機能や予算にあったプラットフォームを選択することです。非常に多くの選択肢があり、異なる機能やノウハウや経験値、スキルなどに応じて選択することが重要だと思います。

ほとんどのLMSでは無料期間を提供しているので、いくつからのプラットフォームをお試しになることをお勧めします。

もし機能やお好みにそうのであればLearnWorldで無料1ヶ月のトライアルを始めてみませんか。