マンガ家を長く続けるには…

マンガ家を長く続けるには…

告知
マンガ
10月に、デビュー20年以上活躍されている女性マンガ家さんたちと一緒に、トークライブを都内(豊洲)で開催することになりました!

私も今年でちょうど30周年なので、よい節目であります。
夏休みには、お子様向けに学童でマンガ教室も開催予定で、いろいろもう人様に、技術や啓蒙を還元していく立場になったのだなあと感慨深い限りです。

いつも感じていることの一つに、「デビューは誰でもできる」というのがあります。新しい斬新なテーマや、迫力(気迫)、情熱とタイミングさえ合えば、どこかしらでデビューできるというのが私の持論です。

ただ、その後も5年、10年と「作家でい続けること」のほうがその100倍くらい難しいというのが実態です。
例えば、デビュー1年前~デビュー3年目くらいまでは、会社(配信会社含め)が新人を押してくれるいわば特別優遇措置がとられているので、いきなりポールポジションからのスタートが約束されます。
音楽のレコード会社との契約なども、3年ほどで更新されているようです。

その3年ほども、勢いと若さで何とかなったりしますね。
そのまま人気が出てコミックスの売り上げも上場、看板作家の道をひた走っていければ理想的!!そうありたいし、自分もその道をたどれると信じていました。でも、1~2割の新人しかそうなりません。
残りの8~9割はどうなるかというと・・・

3年の間に実績や人気を残せないと、扱いは下がっていきます。その扱いが下がってきたという事実で、だいたいの新人さんは自己価値が下がりメンタルが傷つけられ、「あたしはやっぱり駄目なんだ」とリタイヤしていきます。

そこで必要なのは、その都度(3年に一度くらい)自分をもっとも必要としてくれる媒体を鞍替えしていくことです。自己価値を自分の中で下げがちなんですが、下げないでなんとか保っていく。
1か所で「いらない作家」認定されたからと言って、「マンガ家として不要」なわけではないのです。
自分の人生とは、「自分を信じて、自分を励ますこと」でしか成り立たないのです。哲学的ですが、「他人がどうにかしてくれる」というのは一部の恵まれた人にしか起こらず、あとは自分が自分のベストパートナーになり、励ましていくことが大事です。

誰も自分を信じてくれなくて、応援してくれなかったとしても、自分のご機嫌を取り、中身を充実させていく。ちょっと何言ってるかわからない人もいるかもですが、腐っていかないようにフレッシュでいること、それができるメンタルの強さが必要です。

わかりやすく「絵柄が~」「題材が~」という聞き触りのいいことはあえてここでは言わないことにします。
絵柄や題材、テーマは時代でものすごく求められるものが変化するからです。
5年後、10年後を見据え、はやりモノ激しく変化しますが、自分を信じて励ますという生き方は、身に着けると一生モノの宝物になります。

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