『怒り』の奥の、またその奥に隠れているもの

『怒り』の奥の、またその奥に隠れているもの

記事
コラム
『アンガーマネージメント』
『怒り』がわいたとき、どのように行動すると良いかについて、前回投稿しました。

『怒り』自体は自然と湧いてくるもの。

それを、その感情のままに行動するのではなく、いくつかの手段で、相手を傷つけない行動をとる方法についてみなさんに簡単にご紹介させていただきました。

ご紹介した方法が、みなさんのお役に立てればと思います。

それにしても、なぜ『怒り』が湧くのでしょうか?
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怒りが湧かなければ、人とのコミュニケーションはスムーズに保たれるはずです。

前回も触れましたが、誰もが正当と感じる事に関しては『怒り』を持つことによって、多くの人に有益な状態に変わっていくことが出来ます。

なので、その『怒り』は必要なものといえるでしょう。

ですが、ほんの些細な事にも『怒り』を感じて感情的になるは話は違ってきます。


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普段から些細な事でも『怒り』が湧く方、イライラしやすい方、そんな方には何か共通点があのではないでしょうか?

些細な事にも『怒り』を感じやすい人は大きく分けると2つのタイプがあるようです。

1. 競争心が強く、せっかちで余裕がない。思い通りにならないとイライラしやすい、わがまま、他人をコントロールしようとする。

2. 自己主張せず従順で、他人への気配りが過剰。真面目で几帳面、自分の感情、特に不安や怒りを抑圧して表に出さない。他人にコントロールされやすい。

このどちらのタイプにも、共通点が見られます。

それは、


『怒り』を露わにした後、周囲の人とどのような状態になっても、自分から謝るケースが殆ど見られない事。


話を聞くと、「自分は悪くない」と言うのです。

半面、自身のコミュニケーションの能力を疎み、極度に孤独感を抱えている傾向が強いのです。

つまり、自分は悪くない、相手が悪いと思っていても、人とは仲良くなりたいと本心では思っているのです。

だったら、もう少し穏便になって、周りの人に優しく接すればいいのにと思われる方も多いですよね?

ただ、彼らにはもう一つの共通点があるのです。


『過去に自分の意志が相手に伝わらず、本人にとって不本意な決断をしなければならない経験を持ち、その事について強いトラウマがある』


特に幼少期から思春期にかけてそのような経験がある方にその傾向が強く見られます。

その背景には家庭や教育環境が大きく影響しているのがわかります。

・幼いころからご両親の言いなりにだった

・両親や家族と離れて暮らして孤独感を感じていた

・学校でのいじめなどが問題で、家族に心配かけまいといつも我慢していた

など、幼いころから自分の本心を最も身近な人に打ち明けられず、または打ち明けても頭ごなしに否定されたために、寂しさや悲しさ、悔しさなどを内に閉じ込めて過ごしていた方が殆どです。


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幼少期にそういった経験をすると、大人になっても自分に自信が持てなくなる傾向にあります。

「この人は、自分の心をわかってくれるだろうか?どうせ今までと同じく、わかってなんか貰えないだろう。」

そんな言葉が何度も心の中に現れ、再び感情を閉じ込めてしまいます。

そのため普段から強がって、時には高圧的な態度で相手を変えようとしたり、時間が過ぎる事によって、相手が変わる、または環境が変わる、もしくは人が去るのを待つようになるのではないでしょうか?

ただ、人を変える事はとても難しい事です。

ましてや、一人の為に周りみんなが変わるという事は、とうてい誰も賛同してくれないでしょう。


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人は孤独に生きていくことはできない生き物です。

集団でいても、孤独を感じた時、無性に虚しくなるでしょう。

この世に自分を理解する人はいないんだと、心の中で無意識に周囲を責めるでしょう。

その『責め』も内に抱えたまま、何かをきっかけにしてその気持ちを爆発させ、『怒り』を周囲にばらまいて、あなたの気持ちを押し付けていませんか?

そんなことはないとおっしゃる方もいらっしゃっるでしょう。
自分の『怒り』には正当性があると。

ですが、その時に目の前にいた人の表情を思い出してみてください。

あなたの怒りに戸惑い、怯え、悲しそうな顔をしていないでしょうか?

その表情は、幼いころのあなたのものにそっくりではありませんか?


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『怒り』の奥にある感情の更にその奥にある『孤独』

その『孤独』を誰かに理解された時、あなたの『怒り』を作り上げる感情の変化も緩やかになるのではないでしょうか?

『怒り』をばらまいて周りを変えようとせず、あなた自身が行動して『孤独』を解き放ってみませんか?

どうやって?そう思われるでしょう。

打ち明けてみるんです、素直に。

あなたが孤独と感じることを。

誰かに気持ちを共有してもらうのです。

友だちでも家族でも、知人でも恋人でも。それが難しかったら、カウンセラーでも精神科医でも、占い師でもいいです。

あなたの言葉を否定せずに話を聞いてくれる人に、気持ちを共有してもらいましょう。


和らいだ心には『怒り』なんか生まれてこないはずです。


その『打ち明ける』なんて行動はあなたにとって怖いことかもしれませんね。

ですが、試してみてください。

今まで変えられなかった何かが変わりますよ。

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