少し間が空きました。今回は、編曲について書いてみます。実は私への依頼のほとんどが、作曲ではなく編曲です。ちょっとした作曲(動画のBGMなど)ならば、AIの方が気軽なのかもしれません。が、編曲だとAIはまだまだ使い辛いということなのでしょうか。
私の楽器経験は、ピアノ、フルートです。オカリナも、ある程度吹く程度であればできます。そしてフルートについては、私の師匠が主宰するアンサンブルグループに所属していまして、私の担当はアルトフルートでした。
アルトフルートという楽器をご存知でしょうか。フルートよりも少し大きく、フルートよりも音域が四度低い楽器です。アンサンブルでは、主役を張ることは多くなく、縁の下の力持ちのような存在です。弦楽アンサンブルでいう、ヴィオラのようなものと言えばいいでしょうか。
私のフルートの師匠は、もちろん音大出のフルート講師ですが、アンサンブルで使う曲を作る仕事は、なぜか私に回ってきました。光栄なことではあるものの、責任重大です。
その時の編曲で私が心がけていたのは、「旋律同士の絡み合いを大事にする」ことでした。私は、ピアノでは少し室内楽の経験もあります。室内楽は、例えばピアノ四重奏であっても、ピアノが完全に主役という訳ではなく、各楽器が役割を交代しながら進むのが魅力です。
そのような経験から、フルートやピアノのアンサンブルでも、あるパートがただの伴奏にならないように注意して編曲しています。特に「異なる旋律同士が絡み合う」という響きに、非常に面白さを感じていますので、フルートでもオカリナでも、そのような編曲をすることが多くなっています。
市販のフルートやオカリナのアンサンブルでは、演奏の面白さにいまいち欠けるという方は、一度私にご相談ください。「演奏して面白い」編曲になるよう、心がけているつもりです。
私の、フルートアンサンブル編曲動画を一つご紹介です。ただしこの編曲は、アルトフルートやバスフルートは、完全に伴奏扱いで、ちょっと当時の私の技術不足が露呈している感があります。実際に編曲を依頼されると、「このパートは初心者向けで」などという注文がつくことが多く、なかなか思うようにならないところもあるのですが。
あくまで私がどんな感じの編曲をするかの参考資料程度になさってください。曲は、イギリス民謡の「ピクニック」です。編成は、ピッコロ、フルート4、アルトフルート、バスフルート、コントラバスフルートです。
なおこの時私の楽器は故障していて、私は演奏者側にはいません。