占い例文：LGBT編② 職場の一回り上の同性を好きになってしまった

こんばんは、タロット占い師の凪音です。

今回も例文として、匿名質問サイトに掲載されていた質問を占っていきます。

Ｆさん（仮名）

私は20代後半のレズビアンです。

 同じ職場の40代の女性（Kさん）を好きになってしまいました。

 その人はお子さまがいて、旦那様とは既に別れているそうです。 私はこの春、今勤めている職場の契約期間が満了、その女性は契約が続く、という状況です。

 このバレンタインに、思い切って告白してみようかと思っています。

 最初は自分よりも一回り以上年上の、お子さまがいる＠人に告白だなんてとんでもない、と思っていました。

 ですが一緒に働く期間が長くなっていく内に、どんどん好きになっていって、職場が離れてしまうのが非常に寂しくて。気軽に話が出来なくなっちゃうのかと、もしかしたら他の人と深い仲になってしまうのではないかと思うと辛くて悔しくて。

 メールするのはいつも私からだし（でも返事は絶対返してくれるんです）

 お休みの日に遊びに行ったこともないし（仕事終わり等ご飯に行った事はありますが）

 でもレズビアンだとカミングアウトしたら普通に受け入れてくれて、

 寒いからと手を握っても最初は戸惑っていたように見えましたが、最近は慣れてきたのか普通に握り返してくれるし、

 抱きついたことがあるのですが、ほんの一瞬でしたが、背中をぽんぽんと軽く撫でてくれたり。

 相手が合わせてくれているだけで、錯覚しちゃいけないと自分に何度も言い聞かせてきました。

 その人の足枷になりたくない、幸せになってほしい、笑っててほしい。

 再婚したいって思える人が現れるまででも良いから付き合ってほしい。

 日に日にそんな思いが膨らんできました。

 私の接し方や態度がその人と他の人達に比べて全然違うから、バレバレなんじゃないかとヒヤヒヤしています。

 でも相手の笑顔も、他の人に向けるものよりも柔らかいというか優しいというか、違うように感じます（その度に勘違いするなと言い聞かせています笑）

 少しでも希望はあるのでしょうか、それともやはり無謀なのでしょうか。

【鑑定】

人生で初めて、一回り以上年が離れた女性を好きになり、動揺すると同時に、今が一番心を動かされている、すなわち情熱的に恋をされているのではないでしょうか。

今までにない体験に、まるで思春期のような初々しい気持ちを思い出すかのように、あなたの人生には花が咲いて見えます。

そこに現実として訪れる、契約解除という”タイムリミット”。とても寂しく、お辛いこととお察しします。

それにもめげず、もっと一緒にいたい、何とか想いを伝えたいと告白を決断しようとしているあなたの勇気に、尊敬をいたします。

ここまで聞いていてあなたから感じるのは、”オレンジ”のオーラ。

社交的で人懐っこく、人の温もりに触れることが一番のエネルギー充電方法。暖かなムードを作り出し、相手を自分のペースにしてしまえる才能があります。

そのため、コミュニケーションに関することであれば意識せずともイニシアチブを取って、相手に癒やしを与えながらも気づかぬうちにコントロールしていることも。

その反面、”別れ”や”孤独”というワードにめっぽう弱く、人との繋がりが薄くなると寂しさのあまり心身ともに調子を崩してしまうことが。

Fさんは現在、好きな人と離れ離れになってしまうかもしれないという不安、契約解除の時期が迫ってきている焦燥から、強みを発揮できていないように感じます。

告白して少しでも希望はあるのかということですが、手放しで100％大丈夫という状態ではなさそうです。

不安と焦燥を取り除いてFさん本来の魅力でアタックできれば希望は見えそうです。どうするのか、どのようなメンタリティでいくのか。

その方法についてタロットに聞いてみましょう。

今回はワンオラクル（一枚引き）で占いました。

結果【5：司祭】

法の番人として最高司祭の座に君臨している男性。現実的な考えを持ち、常識や道徳・社会性などを基に、慈悲深い助言を民に授けます。私は”日本人的なカード”と呼んでいます。保守的でルールの遵守を第一に考え、皆が同じ考えになれば、平等に幸せが訪れる…司祭は、そう信じて民を導く座に就いたのです。

多様性が認められ始めている昨今ですが、得てして日本は”ルール”に縛られた考え方が抜けておらず、”普通至上主義”がまだまだ大多数なように感じます。Fさんの想い人（以下、Aさん）は40代の子持ち女性ということですが、まさにその洗礼を受けてきた世代ですので、”他と違うこと”に対する拒否感はあるかと思います。

さて、このカードには”慈悲深さ”というテーマもございます。Fさんが握った手を握り返してくれた。抱きついた時に背中をポンポンしてくれた。この行動は「慈悲深さゆえ」なのかもしれません。

慈悲深さって、とっても女性らしい象徴なんですね。FさんがLGBTと知っていて、おそらく好意にも気づいていると想うんです。その上で、突き放すことはない。優しくしてあげたい。

告白して確率を上げる方法ですが、Fさんがフェニミンな髪型やメイクをしている場合、髪を切ってボーイッシュにし、形だけでも男性性を補ってあげて下さい。

「女性同士」となるとどうしても今まで経験が無いことでしょうから、Fさんと想い人の女性を「男女」という形に近づけることで、形式上だけでも”ルール”を守ってあげる。

慈悲深いことは女性的だということ。Aさんはそれを以ってあなたに関わろうとしていること。そこであなたが”男性役”となり、イニシアチブを取ってAさんを引っ張っていく。他人を自分のテリトリーに入れて引っ張っていくのは”オレンジ”のオーラを持つ人が最も得意とするところです。

この鑑定が、お相手と一緒になるための一助になれば幸いです。